Hourglass

July 29, 2008
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鮮血を求め飛び交う蚊のように

清涼を求め木陰を探し歩く

まさに熱望が如く

まさに渇望が如く



太陽の光が照りつける

雲たちはそれを避けようと

入道雲を形成するのだ

太陽は神化される

しかし夏の太陽は殺人者なのだ



堂々と僕を貫くあの光はナイフなのだ

どんな形であれ太陽は夏の殺人者

僕はその犠牲者のうちの一人なのだ



半狂乱で旋回する蜜蜂のように

原色をチラつかせ水を欲す向日葵のように

鮮血を求め飛び交う蚊のように

誰もが本能をむき出しに

何かを求めようとする



すると蝉は追い討ちをかけるがごとく鳴き出す

ただそのために存在するが故の短命さ



木陰の木の幹に寄り掛かり目を閉じれば



一体何が故の僕の短命さ

ナイフで抉られた目は盲目で

急激に焼けた淋しい心はケシ炭だ



しかし目を開ければそこは先と同じ場所

ただ蚊に刺された腕だけがやけに痒いのだ








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Last updated  July 29, 2008 11:40:57 PM
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