PR

Freepage List

Calendar

Free Space

設定されていません。
Sep 24, 2007
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
憂鬱なブルーデー。生理の為、ブタはしばらく活動休止です。
ブタのうずうずしている気持ちを抑えるため、読書三昧で過ごしています。

来年の大河ドラマの原作、宮尾登美子著「天璋院篤姫」を読みました。
大奥で権威を振るった、篤姫の生涯の物語です。
薩摩藩の分家の姫として生まれ、本家の藩主の養女になり、十三代将軍家定の正室として江戸城へ送り込まれ、男勝りの性質と天分で大奥を采配し、統べる立場になった彼女。
その類稀な出世を羨む人は多いだろうけれど、篤姫は決して幸せな一生ではなかったようです。

病弱な将軍家定はまだ30代とはいえ、新妻を一度も抱く事もなく、形ばかりの短い結婚生活を過ごして逝去します。篤姫は純潔な体のまま出家し、天璋院と名を変え、徳川家の存続の為に大奥で生涯過ごしてゆくことになります。

どれだけ権勢を誇っても、煌びやかな贅を尽くした生活をしても、やはり、夫に一度も契ってもらえなかったのはどれだけ寂しかっただろうかと。天下の将軍家じゃなくて、どこかの小さな藩に嫁いで、夫に愛され、子どもを産み育てる一生に憧れたのは当然ではないかと思います。

次期将軍の正室を朝廷から迎えることになり、出生身分の低い彼女が、天皇の妹を嫁として接してゆかねばならない難しさ。姑と嫁とはいえ互いの身分の違いによる困惑。そして朝廷と徳川家の確執のはざまで女たちは争い、疲れ、分かり合えることのないまま長い時間が過ぎてゆきます。



女として満たされることのない欲を、贅沢で紛らわせて過ごさなくてはならない、その不憫さがよくわかる。

女は愛されてこそ幸せ。性愛もその一つ。言葉や金だけ与えられても満足じゃないと思う。

愛する男性に誰よりも愛されたいと願うのは、昔も今も同じです。

そして私もその一人。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 24, 2007 04:10:20 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: