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高校のとき、オラの友達はボート部入っていて、その日は、練習休みで、みんなで遊んでいて、「ヨシ、艇庫行ってボートこぐか」とボート部のIが言った。そこでいつもの悪友たちが、ボート部の艇庫に行って、船を出してこぐことに。
しかし、その日はかなり風が強く、いつも凪の芦崎湾も、かなり時化ていた。Yがシングルスカルを出してこぎ出した。最初は、艇庫近くをこいでいたが、そのうちにだんだん沖の方に出て行った。しかし、いくら待っても帰ってこない。心配した友達のKが双眼鏡で見ると、Yは必死にこいでいるのに、どんどんボートが流され、ついには芦崎の沖の方に流され始めた。
そこにいたみんなは、青くなった。その数年前にT高校のボート部が、ボートの練習中、T川から流されて、2人だか死亡するという事故が起きているからである。でも、この波にボートで行けば2重事故の可能性もある。
近くの漁師のとこにいき、双眼鏡でYのスカルが流されているところを見せて、救助をお願いした。そのとき漁師は「オメド、ワど漁師でこったら波の高い時化たときに船出さないのに馬鹿でないか!」と怒鳴られ、とにかく船を出してもらい、Yを漁船に乗せ、ボートを曳航してきた。
ところが、Yはそういう周りの空気を読めず、「(^∇^)アハハハハ!、ちょっと流されてまったじゃ」と言った。生死がかかっている状況のなかで「ちょっと」ではない状況だったのであるが、ツケラっとしていたYであった。