無色透明

無色透明

2006.06.01
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カテゴリ: 自然
今日の屋久島は、天気予報が外れて曇になっている。
予報では雨だった。

昨日の屋久島水晶について、いろいろコメントがあった。
そこで、少し水晶についてネットで調べてみた。

中国では、水が結晶したものと信じられて「水晶」という名が付いた。
欧州では、スイスの氷河に覆われた地域から発見されたので、氷が化石化したものと信じられて「クリスタル」という名前になった。
日本では、奈良時代には「水精」と呼ばれた。
水のエッセンスとして、魂を洗い清める石とされたようだ。
仏教では「玻璃(はり)」と呼ばれて珍重されたともある。


生成過程は科学的には確定していないが、人工水晶の成長プロセスから、高温・高圧で成長するらしいことがわかっている。
人工水晶の場合は、400度、1000気圧で製造する。
天然水晶は、高温・高圧の空洞の中で成長するようだ。
実際、水晶の生えているところを見ると、空洞になっている。
空洞に両側から生えている。
水晶を売っているお店に、アメジストの大きなカペラ(アメジスト・ドーム=晶洞)が置いてあるところがある。
(屋久島のお店にもある)
それがまさに空洞の中で成長した水晶の原型という感じ。

水晶は数千年から数億年の歳月をかけて成長する。
地表に出ているものは、既に成長は止まっている。
地底深くの高温・高圧で成長するのだ。

小さくても完成品なのだ。

ヒマラヤやアルプスでは、今も手堀で水晶が発掘されている。
3000m以上の高山なので、常に危険が付きまとう。
スイスには「水晶未亡人」という言葉さえあるくらいだ。
今回、屋久島の水晶を取ってみて、その危険度がほんの少しわかった気がする。

それをいろいろ加工するようだ。

鉄やアルミや金や銅など、日常生活に見られる金属は大規模に掘り出されている。
石油や天然ガスに至っては、海底のものまで掘り出している。
それは自然破壊なのだろうか。
それとも文明の発展に必要なものなのだろうか。

昔は、砂金や宝石類も、自然にあるものを拾う程度だった。
それが山や地底を手で掘るようになり、最近はダイナマイトで爆破するようにまでなった。
動物愛護のために毛皮を着ることを拒否する人の話はよく聞くけれども、自然保護のために宝石類を身につけることを拒否する人の話は聞いたことがない。
どこまでが自然保護で、どこからが自然破壊なのだろうか。

山と共に暮らす民は、山のものを根こそぎ持ってくるということはしない。
また来年、山のものが再生できるように、ある程度は残しておく。
魚もほどほどに捕っていれば、いつまでも食べられる。
しかし、ひとたび取り尽くせば種が絶えてしまう。

自宅の周りは野原が広がっている。
たくさんの花が咲いている。
多少のものを自宅に持ってきても、来年もまた同じように花は咲く。
実際、1mぐらいの木を掘り出して自宅に植え替える人も見かける。
神棚や仏壇に活ける花や葉を取っている人もいる。
しかし、地元の人が日常生活のために取る分には、それほど問題とはならない。

ところが、屋久島の山の方のラン系の花は乱獲されてしまったようだ。
それは高く売れるので、誰かが根こそぎ持っていってしまった。
象牙やサイの角が高く売れるために、殺されてしまうのと同じ状況。
高山植物も、地元の人が自宅に植えるために少し持ち出す分には何も問題はない。
ところが、観光客がこれをやり出すと、たちまち根絶やしになってしまう。
商業ベースになっても絶滅する。

自然破壊を厳密に言い出すと、道路一本造ることはできなくなる。
家を建てるために木を切ることもできず、畑として開墾することもできない。
しかし、人類の歴史は自然破壊の歴史とも言える。
自然を壊し都市を建設してきた。
もう一度、すべてを根本的に見直す必要があるのかもしれない。

どこまでは許されて、どこからは許されないのか。
自然が持つ循環や再生能力の範囲内であれば、自然からいただくことは許されるような気がする。
しかし、一旦破壊してしまえば二度と再生しないものについては、慎重に見極める必要があるだろう。

ホピの予言で有名なアメリカインディアンのホピ族の人たちは、原子力発電に使うウラン鉱を掘り出すために土地を追われた。
それもまた予言に書かれていたようだ。
ウランを掘り出すことによって土地のバランスが狂うらしい。
過度に鉱物を掘りまくることは、地球に何らかの影響があるようだ。

地上に露出しているもの、地上に落ちているものは、それほど問題とはならないだろう。
しかし、地球深くに眠っているものについては、慎重な検討が必要なのかもしれない。
地球の再生能力と循環力をよく見極める必要がある。
地球の生態系を乱さないように、地球と調和して生きる必要がある。

地球と共に生きる。
それがこれからの基本的な生き方となる。
しかし、まだまだ試行錯誤が続く。
人と人との調和。
人と動物との調和。
人と植物との調和。
人と鉱物との調和。
そして、人と地球との調和。
自分の肉体を安全に維持する段階から、地球と調和して生きる段階へ。
人類進化のプロセスは続く。

すべてのものとの調和。
それは公式があるのではなく、現実の中で手探りで発見していくしかない。
自然を破壊しないように、自然の恵みを大切に生かす。
その調和とバランス。
それは人生を生きることと何ら変わらない。
綱渡り!

人生は常に綱渡り。
常に微妙なバランスを取って生きることが求められる。
何も固定していない。
すべては生きている。
生きているから無常。
常に変化しているから、人生はサーフィン。
波乗りゲーム。

自然の波に乗れるだろうか。
地球の波に乗れるだろうか。
宇宙の波に乗れるだろうか。
そして、時代の波に乗れるだろうか。
今という時代の流れに・・・


『キラキラと 光る水晶 ながめれば 幾千万の 時の結晶』

『水の精 氷の化石 水晶は 魂浄め 玻璃(はり)と呼ばれた』

『再生や 循環できる 能力を 超えて自然を 収奪しない』

『固まらず 常に調和と バランスを 求め求めて 生きる毎日』

『固定した ものは一つも ありはせぬ 生きて動いて 波乗りゲーム』

『今という 時代の流れ 感じつつ 人や自然と 調和して生きる』

これが516日目の心境です。


* 二番目の和歌は、Bear Hug Stonesの玻璃さんへのプレゼントにしようかな。







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Last updated  2006.06.01 13:01:11
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■コメント

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水晶  
台北ちゃちゃ さん
屋久島で水晶が採掘できることを知り、より屋久島に興味高まっているこのごろです。

水晶については採掘してからは、もう成長することはないけれど、持ち主によってはクラックが発生したり、また水晶の透明度を増加するなど変化はあると台湾では聞いています。

またルチルの場合は、金の線が延びることがあるとか!水晶売りいわく・・・
早い人で購入して1週間で金の線が増えたという持ち主もいる云々。

特に太陽ルチルの場合、骨幹という黒い部分(ヘマタイト?)にはまだ爆発未完成のエネルギーがあるためヘマタイトから伸びるタイチン(太い金線)には伸びていく或いは太くなっていくらしいです。
まさにビッグバンですな・・・

日本でも台湾でも太陽ルチルが特に高価なのはそれ故なのですね。

前述クラックについて少し触れましたが、ヒマラヤ水晶のなかにはレインボーやクラックが発生しているものがありますが、まれに水晶のなかに山のような形をしているものがあります。
それが2重にも3重にもなっていたりするのですがよくみるとそれは6水柱。
中国では水晶の中の水晶”晶中晶”といい、コレクターする人がいます。
きれに5重にもなっているものもあり普通のヒマラヤ水晶よりも高価になっています。

水晶のなかの水晶・・・
本当は無垢透明の1つのポイント(個体)になるところを、何かの複雑な環境或いは気候の変化で覆われていき、透明無垢な水晶ポイントに封じられ未完成の淡い六水柱(雲のような山)が浮かぶようになったんだと水晶売りはいってました。


台北ちゃちゃでした (2006.06.01 14:47:56)

Re:516日目 - 自然との調和(06/01)  
藍&ai  さん
藍の宝石は、旦那さまから戴いた婚約指輪とお友だちから
もらった水晶のネックレスだけなんです。
あまり宝石には興味がないんですね。。

屋久島の自然が荒らされないことを願います。。
世界遺産になってから観光客がどっと押し寄せて。。(と言うか藍も行くつもりですが。。爆)

観光客がルールを守って行って欲しいですね。。
たとえ野に咲く花ひとつでも持ち帰らない。。と。
でも、これって常識だと思うけれどな~。。
Kimiさん。。島を守ってくださいね。。期待しています。
(2006.06.01 16:05:42)

ありがとうございます!  
玻 璃  さん


(と、もう勝手にプレゼントされている気分の私)


水晶に限らず鉱物は植物を育み動物を育むまさに大地そのもの。

私にとっては特に地球に今のこの時代に生まれて来たことの幸せを感じさせてくれるものです。

少しでも多くの方に鉱物の魅力とその力を感じてもらって使ってもらえればと想います。


やっぱり石が好き!(笑)

(2006.06.01 18:00:16)

わからないけれど  
sきせき さん
宝石を持ったことがないし(殿方にもてないだけ?もらったことないよ、花もないよ、苦笑)
ネックレスもないけど、本当にそのものが好きな方なら、わかって発掘?したり、土を耕したり、お花を切りるのだろうなあ。

私は、水晶持っても好きな方のように、日光にあてたりかわいがれないと思います。
珊瑚の化石も、必要な人に配って、私の手元に8個くらいのこって、いつも屋久島に返しにいきたいなと思う。
私には通じ合う1個で充分だなあって。それもいつまでかわからないけれど。エジプトの砂もとってくる必要がなかったって。
後悔しても遅いんだけれど。必要ないものまでとってきてしまったって。

取り出したもので、必要以上の損得勘定に換算しなければ、本当にそのものを愛する人だったら問題ないような・・。
そのものと繋がっていそうだし。仲良くパワーもいただけそうですし。
みんな一緒のものをこぞってとっていくときって、持っていなければ何かもったいないって思う、自我の気持ちが働いていて、自分が本当に、好きでないときがあるから。
みんな自分に正直な気持ちで生きていけば、今の動物の生態系みたいに、必要なものを楽しむだけ、地球の居る人すべてにありそうなのかなあ。

花を見たかったら、外にいけばいいんだしって思うけれど、(花じたいが好きでないけれど)でも、それは私の考えで、最近生け花とかものすごく感動したし
外にいけない人を癒すし、
宝石を身にまとう人もすごくステキです。
自分はしない、それだけなのかなあ。

人それぞれ心から楽しんでいれば、食料も、資源もまわっていけそうな気がするのは、知識のない私の考えか(笑)
ああ、でも見極めないとなのかな。難しいですね。
まずは自分に本当に必要かどうかもわからない私だから。
でも人が好きなものを楽しんでいるのを見るのは本当に幸せです。水晶生活楽しんでください。 (2006.06.01 21:42:21)

自然との関わり  
えっちゃん さん
本当に難しい。
自然のままに・・・がすばらしいといっても、
人は、人が生き易い環境を作る。
でないと、生活しにくいし、食料もコンスタントに手に入らない。

日本の自然のすばらしさは、ある程度人が整備した自然。
スッキリして、心地よい。

アフリカや、東南アジア、南アメリカなどのジャングルは、
濃厚すぎて人間が心地よいとは思い描けない。

世界遺産の屋久島にしろ、ブナ林の白神山地にしろ、
原始林などない。
屋久杉の古木は、たまたま残ってるだけで、
古くから屋根材として伐採してきた森。

白神山地のブナも、最近まで炭を焼いたり、薪にしたり、人々は森を利用してきた。
だから、完璧な古木は少なく、2次林になってるところがかなりある。
切った株から新芽が出てひとつの株からまた木が成長していく木で、森が形成されてる。

けれど、生活に使ってきた森が、
世界遺産になるくらい、自然とうまく関わってきた。
継続可能なように森と関わってきた。

もっと、自然の声に耳を澄ませ、
もっと、謙虚に関わる気持ちが大切なんですね。

それでも、美しいものに目が眩むんですよね。
クリアな水晶は、本当にうつくしい。

水の精、氷の化石、水の結晶・・・・

どの表現も美しいですね。
屋久島の水晶は、あの美しい屋久島のクリアな水が
結晶したものなのかな? (2006.06.02 01:30:51)

Re:水晶(06/01)  
光のkimi  さん
台北ちゃちゃさん

水晶も生きていますからね。
環境や持つ人に影響されて変化しますね。
邪気を吸い込むと、水晶が曇ったりします。
時々、浄化してあげると喜ぶよね。

水晶は自分の状態のバロメーターでもあるんだね。
大切にすれば、それだけのことはありますね。

(2006.06.02 17:21:52)

Re[1]:516日目 - 自然との調和(06/01)  
光のkimi  さん
藍&aiさん

世界遺産の屋久島は大切に守られていますよ。
観光客のマナーは悪くありません。
観光客が行くところは、きれいです。

屋久島を大切にしないのは地元の人ですね。
里の森にはゴミがいっぱい。
みんな地元の心ない人が捨てたものです。
それは今も続いています。
ネイティブも困ったものなんですよ。
新住民の方が島を大切にしています。

(2006.06.02 17:26:13)

Re:ありがとうございます!(06/01)  
光のkimi  さん
玻 璃さん

水晶はじめ石たちはきれいですよね。
凝縮されたエネルギーがすばらしい。
幾千万年の結晶ですからね。
動物や植物とは、また違った良さがありますね。
それぞれにすばらしい!

(2006.06.02 17:29:45)

Re:わからないけれど(06/01)  
光のkimi  さん
sきせきさん

欲張らなければいいのかもね。
みんなが楽しめば。
そのものを愛して楽しめば。
奪い合わなくて、愛でることかもね。

地球は豊かだものね。
その豊かさを感じられる人は幸せだね。
持つ・持たないの問題ではなくて、感じられる心なんだね。
楽しめる心。
愛でることのできる心が、真に豊かな心なんだね。

(2006.06.02 17:35:06)

Re:自然との関わり(06/01)  
光のkimi  さん
えっちゃんさん

これからの時代のテーマは、自然との共生。
いかに自然と調和して生きるか。
先人の知恵を生かしながら、新しいものをクリエイトしていく必要があるよね。

屋久島の水晶は、小さいけどピュアーですよ。
次回来島のお楽しみに!

(2006.06.02 17:38:31)

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難しいね?@ 人はなぜ生まれてくるのですか その答えを探すためでわ?
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風の彷徨者@ Re:そうだったのですか ぴあのさま そういう事情だったのですね…
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