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いわゆる元旦、元日と呼ばれるおめでたい日とされているが
親父の親父、つまりオレのおじいちゃんの命日でもあったりする。
じいちゃん享年74才、奇しくも未だ発見出来ぬ親父も74才である。
そんな日だから、じいちゃん力を貸して今日見つけさせてくれよぉ
しばらく前に親父の夢を見た。今度はは山の中で登場して、ここの下に
落されたんだよと指差していた。 そこは山の尾根のような所で、周りには
ススキがたくさん風になびいているところだった。
うーん。ススキなんて生えてたっけかなぁ?
早朝、大晦日から深夜バスに乗って八王子に来た弟を迎えに行く。
車の中で話をしていると弟が気になることを言い出した。
前回弟達3人と山に登った時に、とある二又に分かれた道の所で
(二又もすぐにまた合流するのだが)オレが発言した言葉によって気に
なっていたらしい。オレはそんな発言した事も忘れていたのだが
二又の所でちょっと違和感がある登山者に出会ッた時にオレが
「実はアイツが親父を襲った犯人で崖に突き落としたはいいが、ちゃんと
隠れているかどうか確認しにきてるんじゃないの?」 と
オレは特に深い意味も無く発言したのだが弟は気になってソイツの顔を
見たらしい。が、その時はそのまま景信山に向かって歩いていった。
景信山でお昼を食べ再び来た道を戻り陣馬山に向かって歩き出した。
しばらくして先ほどの二又の道にさしかかった時に、弟がさっき顔を見た
アイツがいたと言うのだ。うちらは二又の道になると行きは左側、帰りは
右側を通行したのだが、ソイツはこちらを避けるように常に反対側だったと。
弟はアレ?と思ったらしいのだが口には出さず、そのまま下山して翌日
金沢に帰ったのだが、気になっていたらしくしばらく考えていたらしい。
平日の登山である。道中すれ違う人もそんなに多くない。多くても20人は
いかないだろう。それなのに一度出会って約2時間後にまた同じ場所で
会う事があるのだろうか?と。
しかも2度ともオレらとはすれ違わないように二又の他方を歩いて・・・・
まるで、二又入り口で獲物を物色しててターゲット以外が来た場合は
すれ違わない道を選んでいるように。特長を覚えられないように・・・・
ターゲット=くみ易い一人歩きの老人。
それでターゲットを襲ってカメラなど奪って突き落としたのではないかと・・・
ずっと待ち伏せしていないと同じ場所で会うのは不自然すぎると・・・
ふむ。
確かにオレはそんな発言をしていた事を思い出したが、実際にそんな事が?
今の所クレジットカードが使われた形跡が無い以上強盗の可能性があるのか?
組み合って、奪う前に崖に落としてしまったって事もあるか?
とはいえ今回は夢でみたススキと弟がいう二又地点を重点的に捜索する事に。
陣馬高原下バス停から、唯一探していない奈良子峠に向かって登って行く。
あまり人は通っていないらしく道は荒れている。しかもかなりキツメの傾斜が続く
さらに道表面の土は乾いてサラサラなのだが、すぐ下はアイスバーンのように
カチカチに凍っていて所々そのアイスバーンが顔を覗かせている。
何とか1時間ほど登って奈良子峠着。ここからは尾根伝いなので楽な道だ。
景信山に向かってススキと二又分岐に注意しながら歩いていく。
ススキには全然出合わない・・・ススキなんて生えてるのか?
二又分岐はいくつかはっきりとここだ!という確信には至っていない。
景信山に近づくに従ってススキを見かけるようになって来た。なぜか未だに鮮明に
覚えている夢の風景と同じ場所には合致した所はないがススキを発見した場所は
注意深く探す。が見つからない・・・
13時30分 景信山到着。
なんと景信山の少し手前からはススキがたくさん生えていたのだ。
夢の風景とは全然違ってはいるが・・・取り合えず探す、探す、見つからない
時間の関係ですべては見れなかったが、オニギリを食べてしばし休息後
元来た道を戻り始める。
いくつかの二又分岐の後、弟がここだ!この分かれ道だと言った。
分岐はさっき通らなかった右側を選んで歩く。道の脇は崖といった感じではなく
何とか歩いて下りれるような傾斜になっていた。見渡しながら歩いていくと
道から外れた傾斜の10mぐらい下の所に5~6mぐらいの枯れ木が何本か
積み重なっていて、そこから鳥が数羽飛び立った。
何かあるのか?枯れ木の下側は上からは見えない。もしかして?
滑り落ちないように斜面を慎重に下りていく・・・・枯れ木までたどり着いて
下側を見てみると、何だろうこの不自然さ。周りは枯葉などが落ちていて
土の色も濃い茶色となっているのだが、幅60cm、長さ180cmぐらいだけ
土の色がまるで違っているのだ。
ちょうど大人一人が埋められてでもいるように・・少し盛り上がっている・・・
道からは全然見えない、気付かない、下りてみて初めてわかる場所に・・・
恐る恐る落ちている枝や、ステッキで掘ろうと試みるが土の下が凍っていて
全然掘る事ができない。しばらく試したがやはり硬くて全然だめだ。
下山の事を考えるとこれ以上時間を費やせないので、やむなくガムテープで
目印を残して下山する。
次回はスコップも持ってきて掘ってみるようだ。
下山しながら話し合ったが、もしかして強盗ではなくダンス、カラオケがらみの
老人の妬み、嫉妬、怨恨によるものの可能性もあるのではないかと・・・・
親父は母をほったらかしだったが外面は気前が良くおばちゃんにモテていたと
言ってた人もいたし、実際に浮気していた事実もある事だし。
妬む人がいたとしても不思議ではない。22日に電話してきた人が、もしかして
山に行ったんじゃなくて誰かに呼び出されて3人ぐらいに連れ去られたんじゃないの?
犯罪の匂いがするんだよなぁとやけに具体的に言っていた。その事を母に話すと、
その人はそんなに親しい人ではなかったと聞いた。
もしかして家族がしょっちゅう山に登っているのを聞いて、ビラが何枚も貼られて
いるのを見て、注意を他に向けさせようとしているのではあるまいか?
早急にもう一度その場所に行って掘ってみなければならない。
しかし、以前伯父さんと、母と3人で登った時に雪がドンドン積もる中、オレが
1時間強も帰って来ないことがあってから、万が一があったら母が狂ってしまうから
一人で山に行くな!行かせるな!と厳命されているので一人では行けない。
また、無いとは思うが掘ってみて何か出てきたら怖いので一人では心細い・・
次の機会を待つしかない・・