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一月三日 ワシが誕生したと言い伝えられている日であります。
すでに弟二人は帰ってしまっている。
一人では山に登るな!
という事で母親に「明日気になる場所を一緒に堀りに行くぞ」と
言っておいたのだが、万が一遺体でも出てきたらと心細かったのか
お隣さんに電話して一緒に行ってもらおうと言い出した。
大丈夫だし多分何も出ないからと言ったのだが、電話したらしい
明日9時に一緒に行ってくれるという話が決まったようだ。
一月四日
前日の話では9時出発という事だったので8時ぐらいはまだ部屋で
くつろいでいたのだが、何やら母親がバタバタしている雰囲気・・・
何といつの間にかお隣さんだけでなくそのお隣さんも行ってくれると
言う事になってるらしい、んですぐに出発みたいな話になっている。
なんてこった。のんびりしてる場合じゃない。あわてて支度する。
で8時半に車二台で出発という事になった。
今日は母親が一緒のため直登ルートではなく時間はかかるが
車で和田峠まで行ってから登る予定だ。
途中、和田峠より先路面凍結のため通行止めとの電光掲示板が出てた
和田峠も標高が高いから上のほうは多少路面凍結が考えられる。
こんな事もあろうかと年末にスタッドレスタイヤに交換してて良かった
案の定、和田峠が近づくにつれて路面凍結がありソロソロと登って行く、
それでもカーブでは車が滑ってお尻を振る。スタッドレスといえど
アイスバーンは要注意だ。ほどなく和田峠に到着。
駐車場には二日に降った雪が未だに残っていた。
母親の体力を考慮して傾斜が緩い方から登っていく。本日は
目的があの怪しい所を掘るのが目的なので寄り道もせず目指す
気温1℃、あちこちに雪が残っている。しばらく歩いて明王峠着
朝は曇りだったが今は快晴となっており、明王から雪を被った富士山が
はっきりと見えてとてもキレイだ。さらに進み堂所山を過ぎ分岐点
目印のテープを見つけ左に進む、問題の地点にもテープを貼ってあったのだが
見逃して通り過ぎてしまった・・・あれっ?と思い今来た道を戻って探す
あった。あった。ここだ。皆を呼んで問題の場所へ・・・
気温-1℃、周辺には雪が残っている。お隣さんが持ってきてくれた
小さなクワのようなもので掘ろうとするが土が凍っていて掘れない・・
しょうがないので周りを少し掘ってそこらへんに落ちていた直径10cmぐらいの
木を使ってテコの要領で凍った所を割る。割れたはいいが、今度はそれを
取り除けない・・何とか取り除いたが凍った土は厚さが8cmほどもあった。
そして掘る、掘る、掘る、土はとても柔らかい。
しかし、何も出てこなかった。木の根っこなども残っていることからみて
誰かが掘ったような形跡もないようだった。
落胆と妙な安堵が入り混じる。
何も出ては来なかったがせっかくなので景信山まで道脇を探しながら
行く事にする。12月8日お隣さんが登ってくれた時に、下山するグループが
途中で何か生臭い匂いがしていたと聞いていたからだ。
場所は景信山周辺のどこかとしかわからない。
ただ気温が低い事もあり1週間程度で腐敗するかは???だったのだが・・
景信山に到着。周辺と小仏峠に下りる道と、直接バス停に下りる道の途中まで
探してみたが、落ちるようなところはない。何も発見できない。
手がかりは無くなってしまった。振り出しに戻ってしまった。
これからどう探せばいいのだろう・・・・・