影男の屋根裏部屋

影男の屋根裏部屋

停滞期



まず、マイコンについては早くも晩年期に至った感がありました。
期待のソフトが中々発売されない。この時既に様々な上位機種が登場しており、上位機種のみ
発売なんてこともしょっちゅうで、悔しい思いをしたものです。(ディーヴァ、ブラスティー等)

そんな我がマイコン事情を尻目に、ファミコンはますますその勢いを強めていきます。

ファミコンディスクシステム の登場により、マイコン並の大容量データを記録でき、
しかも書き換え等コストパフォーマンスにも優れ、何よりユーザーの絶対数が違いすぎました。

対するマイコンユーザーはといえば私含めて数名。戦う前から既に負けていますw

戦は数ではない!とか、モビルスーツの性能の差が・・・などとうそぶいていても、
所詮はマイノリティ。多勢に無勢。
「お前らが喜々としてやっているそのゲームは、俺達が2年も前に遊んだものにすぎない」
これを世間一般では負け犬の遠吠えといいますw
我々は孤立し、その居場所を失いました。

やり切れないフラストレーションのはけ口は、ゲームセンターに見出しました。

ここなら一回50円で皆平等です。

「アフターバーナー2」「ハングオン」に代表されるセガの大型筐体は、決して家の中では
味わえない興奮でした。
ここで腕を磨き、ファミコン野郎を叩きのめす。かつて「ギャラクシアン」「ゼビウス」等で
血道をあげていたゲーセン魂が再び再燃し、ささやかな充足感を得たものでした。

もう一方の変化は、進路問題でした。

大学進学を希望していたのも、さしたる目的があったわけでなく、
いい加減な気持ちで、更には勉強らしい勉強もしていなかった私は、
推薦、一般入試で10連敗という偉業を成し遂げ、浪人生活を余儀なくされたのです。

勿論ゲームどころではありませんし、何よりマイコン自体が時代遅れの状況で、
ゲームに対する情熱もほとんど失いつつありました。

高校卒業後、小学校に就学以来初めて、社会的に何者でもない自分がいました。

そして漠然とした未来に対する不安。

私が為さねばならないことに選択肢はありませんでした・・・。

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