かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2021年09月03日
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カテゴリ: バイク旅
8月5日
昨夜は部屋の鍵が故障しており、どうやっても鍵がかからなかった。



初日のゲリラ豪雨といい、まったく飽きさせないでくれる。

そんななかでもここ数ヶ月続く不眠症は続く。
この日も朝4時に目が覚める。
どうせこのまま横になっていても眠れることはないので、すこし外出しよう。

行き先は宿の近くにある「マルトマ食堂」
ここは朝5時から営業している港の食堂だ。

私が着く頃にはすでに2組待っていた。





朝5時なのにだ。
さすがは行列ができる有名店。








その方達はみなホッキカレーを注文。
私はホッキの甘さを感じたかったため生ホッキ丼をお願いした。




このホッキの歯応えと甘み。





これはうまい。
同じ膳で運ばれてきた味噌汁も蟹の身がふんだんに入っており、とてもいい味だ。





行列ができるのも頷ける。

北海道初日朝ごはんからこれとはなんと幸せなことなのだろう。
幸先良い旅のスタートだ。





再び宿に戻り出発準備を整える。
今日の目的地は富良野だ。

下道をたどりながら富良野方面へ。





途中夕張に立ち寄る。
まずは夕張メロン熊目立つ農協の直売所へ。





今回の旅のお供として、夕張メロン熊を連れてきてたのだ。

まずはここで夕張メロン第一号を食す。





お次はその夕張メロン熊の故郷、夕張観光センターを目指す。





ここは2010北海道ツーリングで立ち寄り、メロン熊を迎えた場所なのだ。





事前に聞いてはいたが、いまはすっかり廃墟となっていた。





こうして段々と昔の記憶の中だけの存在になってしまう。
寂しいが仕方のないことだ。





特に北の大地ではそれを顕著に感じる。
それはきっとこの土地が同じことを繰り返してきたからなのであろう。

しかし変わらぬ場所もあるわけで、行きつけの農産物直売所のビッグモローさんに立ち寄り、夕張メロンを買い込み発送。
私もご相伴にあずかりカットメロンをいただく。





夕張ではここのメロンが一番美味しいと個人的には考えている。
そしてサービスがいい。
ここの店は以前旅先で知り合った方から教えていただいた店なのだ。
縁というものは本当にありがたく、これからも大切にしていきたい。

メロンの甘味ですっかり旅に気持ちが切り替わった。
このまま富良野を目指そう。

2年前に弟の運転で走った道を辿る。

その道も新たなダムができ、11年前走った道はダム湖に沈んでいた。









そして到着した富良野。
前より少し栄えている気がするが、活気はない。
コロナ禍はこの街にも暗い影を落としていた。

私は富良野に来ると必ずフラノデリスに立ち寄る。









北海度を訪れた時はもちろんのこと、人生の節目でお世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えるときもここの甘味を贈る。
それほどまでのここの品は素晴らしく、いつも幸せな気分にさせてくれるのだ。

2年前と同じカフェ限定メニューのトーストをいただく。









ドゥーブルフロマージュのプチも添えて。





変わらぬ味に懐かしさと嬉しさを感じ、やはり富良野が好きなんだと再確認できた。





そんな富良野の名物と言ったらやはりラベンダーだ。
今年のラベンダーは例年より早咲きらしく、ほとんど残っていないそう。
そんな中微かな期待を込めて到着した彩香の丘。

ここのラベンダー越しに眺める十勝連峰の光景は素晴らしい。

そんな懐かしの光景を訪れたのだが・・・。





なんてことだ。ここも思い出の中だけの存在となってしまった。

閉園してしまったのは去年の前半の話。





つまり私が訪れてから半年もしないうちに閉じてしまったのだ。













あのとき笑顔で話をしてくれたあの人はどうしているのだろうか。





また寂しさを蝉時雨とともに感じる夏の午後であった。







「あの宿は最高だ」そんな口コミを頼りに選んだ宿は「旅の途中」
ガレージがあるのが決め手だった。
宿に到着すると本当にジェットコースターの道の目の前。
こんなところに宿があったとは。





11年前はとほ宿でも高いと感じ泊まらなかったのだ。
しかし最近それは価値観の相違であって、決して高いものではないことに気付かされた。
なにより金額に伴い客層も良くなる。
しかし不思議なことにこの金額がさらに上がると途端に客層が悪くなるから不思議だ。

そんな思いを抱えながら宿に入り宿主のトシさんに挨拶する。
トシさんと旅仲間のこけさんとは10年以上前からの付き合いだそうで、自然と打ち解けることができた。
これも縁の力なのだろう。

私はそのままバイクのメンテナンスに取り掛かる。





メンテナンス中次々と到着する旅人たち。
みなそれぞれの旅のスタイルを確立しており、人間としての器の大きさも感じる。

私もいずれあの仲間入りができるよう更なる自己研鑽に努めなければ。

バイクのメンテナンスも終わり、真っ黒になった手と汗だくになった体をシャワーで流す。

この日の富良野は北海道とは思えぬほど暑く、私も初めての経験であった。

幸いなことにこの宿の談話室にはクーラーがあり涼むことができた。
そして夕食を共にして、それぞれ語らう。





コロナ禍なので、マスクは着用したままであるが、自然と表情が読みやすく打ち解けていく。

こうして富良野1日目の夜は更けていくのであった。







5日目に続く。


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最終更新日  2022年12月13日 11時31分18秒
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