INFINITY

INFINITY

3.別人という証拠



違う、違うんだ。コイツはアルじゃない、コイツはアルじゃない。
自己暗示。闘い。

全体的に色素の薄い彼。
薄い金髪は軽めの印象でさらさら揺れる。肌は白くて紫外線には
弱いだろうと思う。そして一見がっしりした体系のようで実はとても
細い。サスペンダーが無いとパンツはずり落ちてしまうし、Yシャツから
覗く手首は細くてけっこう余裕がある。指も白く長くて、蝋人形のようだ。
病弱な彼はとても綺麗な石工の様だ。
その中でも一番好きな箇所は目。そのアーリア人の誇り、金髪碧眼の目。
彼の目はとても綺麗な蒼をしている。透き通っていて、吸い込まれそうな湖みたいで。

それは空のように広く果てしないようで、海の様に大らかで柔らかくもあった。
穏やかな性格の彼を強調するような優しい瞳。
長いまつげはその綺麗で元々大きな瞳を由り一層引き立てる。
オレの目がいつも行く箇所である。

それは、オレが懸命に探した、決定的に違う部分。

蒼い目。対に金の目。
アルの目は輝く金色をしていて、真っ直ぐで甘くて優しい瞳だった。
前にビンに詰めたハチミツの様に透き通っていて綺麗だといったら
それは兄さんも一緒でしょといわれた事があった。

この世界の人とオレが、決定的に違う部分。

父親譲りのその珍しい瞳の色。偶にその事に苛立つ事もあったけど
弟に対して持ったその印象と、言われた言葉でそれは誇らしい物へと変わっていった。


「エドワードさんの瞳、とても綺麗です。珍しい金の色。ハチミツみたいに甘くて優しい」

ありがとう。
これはオレの誇りだから。愛すべきアルと同じ色だから。そしてこの世界に溶け込めないオレの色だから。

「お前の瞳は蒼くて綺麗な、海みたいだ。空みたいだ」

彼は嬉しそうに頬を紅潮させありがとうと云った。オレを飲み込むその闇に似た蒼を褒めたオレに。

アルと違う蒼だから。アルではないお前を探そうとしている愚かな俺にそんなに明るく 笑い掛けないで欲しい。
今この時点で見つけられたのは、瞳の色しかないんだよ。

それ以外はまだ、アルに見えるんだ。


*****************
暗いーなんで甘いの好きなのにこんな壊れそうな関係の物が出来てしまうのだろう(泣

でもシリアスもかけて、設定無視でおちゃらけもかけて、一粒で何度も美味しいw
今度はもっと甘い話を!ちなみにアルとハイデたんで同じ部分をみつける事は
私には不可能じャー。いつか描こうかそんな話。(見ないって誰も


ステキお題はこちらから→ 鋼の錬金術師的お題



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: