INFINITY

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14.愛していたのは・・・



 眠る横顔に、そっと想いを告げてみた。普段云いたくても云えていない気持ちを。
貴方は変わらず美しく気高い人だ。人を寄せ付けない雰囲気なのに何故か
誰からも愛されてしまう様な、そんな、愛しい人。
いつか会えなくなると知りながら愛した切ない人。
ぼくをちっとも見てくれなんかしない酷い人。
いつも一途でな真っ直ぐな人。
そしてぼくが愛した、一生の人。
好きだ好きだ好きだ好きだ。この想い、貴方に吐けたらどんなに良いだろう。
どんなに楽になれるだろう。どこまで壊れて逝けるんだろう。
胸が爆ぜそうに篤く締め付けられた。思わずうめき声を出しそうになったので慌てて
シャツを握り締めた。今、ここで音を立てればエドワードさんが起きてしまう。
涙がぽろぽろ溢れてきた。自分が長くない事を実感するイタミ。
苦しくって苦しくって、起きないで、と思う気持ちと、起きて、と思う気持ちが交錯する。
お願い、夢を見せて。
錯覚させて。
貴方はぼくを愛している。そしてぼくも愛していて、ぼくらは両想い。
ぼくは元気で貴方も元気。戦争のない世界でぼくらは生きる。
分かってる。
そんなんじゃ誰だか分からない。
そうやって嘘つかない、つくくらいなら云わないエドワードさんだから、
ぼくはここまで惹かれて、嵌まって、追い込まれているのだから。
そんなとこも好きだ。
優しいのに、酷くて。親切なのに意地悪で。泣きたいのに笑ってて。
ぼくはそんなエドワードさんを愛してる。
でもエドワードさんはいつだってぼくじゃない。
愛していたのはぼくを通して見る遠くの「アル」。
涙も乾くほど、その事実を突きつけられ…思い知らせたくて蒼い目を見開いて
見せるけど、いつだっていつだって君が見ているのは「アル」だけだ。
でも、それでも加速していく想いがぼくの中を走り抜ける。
確かめるようにエドワードさんの手に触れた。まだ寝てる。
重いよ。エドワードさん。
解放して。ぼくを、はなして。

*********************
なんかまとまってない話だなぁ。(いつも
愛していたのは…に続くのはリヒが上げるエドへの好点と
ぼくじゃなくって「アル」なんだってコトと。
なんか、病状酷いと変にボルテージ上がるじゃないですか。
だから途中で夢見ちゃう(現実逃避?)しちゃうんですよリヒ。
はなしてと云いつつ自分から眠るエドに手を重ねるリヒの矛盾。
そこが狙い目。そして大粒の涙が2人の手を濡らしちゃったりなんかします。


ステキお題はこちらから→ 鋼の錬金術師的お題


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