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2003.11.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「シクロ」から5年を経てのトラン・アン・ユンの監督作。

三姉妹が集まる母の命日、
亡き母の秘密が浮かび上がる。
幸せにみえる三姉妹もそれぞれ事情を抱え、
少しずつ、静かに動きだしていた。

映画全体で感じられるしっとりとした湿度、
冷たさを感じる淡色と鮮やかな原色の使い分け方、
その異常なまでの映像美は前作と変わっていない。


それもひんやりとした空気の中での湿度。
ベトナムは寒い土地なのか?と思えてしまう程、
私にはひんやり、しっとり感じた。
感情を爆発させたりなどしない、
静かな登場人物達のせいもあるのだろう。
トラン・アン・ユンは小津安二郎を敬愛しているらしい。
なるほど、小津映画を現代風に、そしてアート色を強めると、
こんな雰囲気の映画になる気がする。

三女の勘違いには少し笑った。
そう、「シクロ」との違いはこの笑い。
緊張感はあるし、「秘密」が題材だけれど、

前作「シクロ」程の、息がつまりそうな緊張が無いのだ。

皆、秘密を持ちながら静かに、暮していくのだ。
あくまで美しく。





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Last updated  2003.11.25 18:00:21
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