かめさんの百名山日記

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2018.09.28
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今日2018年9月28日




今回は台風21号の接近もあり登頂ルートを迷いに迷いました。ルートは、次の3ルート。
第一案:新穂高温泉駐車場から右俣林道を歩き、白出沢登山口より、重太郎橋、新穂高山荘(泊)を経由して奥穂高岳ピストン
第二案:上高地から前穂高登山道、重太郎新道を使い紀美子平、吊尾根を登り奥穂高岳登頂後、新穂高山荘(泊)、ザイデングラードを下り、涸沢から横尾、上高地へ下山
第三案:上高地から横尾、涸沢、ザイデングラード、新穂高山荘(泊)し、奥穂高岳登頂ピストン
バスやタクシーなど公共の交通機関を使いたくないので、第一候補は第一案ですが、どうも2日目の天気が怪しく、もし大雨になって白出沢重太郎橋が渡河できないと上高地に下山し、沢渡までバスで移動、そこからはタクシーで新穂高温泉駐車場に戻らねばなりません。タクシーはおおよそ1万2千円ぐらいかかるようです。これは極めてリスキーなプランです。結局、登頂ルートは、第二案である沢渡駐車場からバスで上高地に行き、北アルプス三大急登と言われる岳沢ルートで奥穂高岳登頂、穂高岳山荘に小屋泊、翌日、ザイテングラードを下り、涸沢から横尾を抜けて上高地に下山しました。

9月27日午後10時過ぎに沢渡第3駐車場に到着、この駐車場は、上高地へのシャトルバス乗り場に一番近い駐車場となります。ハイシーズンですが、ウィークなので8割ほど。一番良い場所に駐車する事が出来ました。バスの始発は、午前5時40分なので車中泊で午前4時に起床、軽く朝食を取り出発準備、午前5時にバスキップ売り場に向かいます。キップ売り場には、すでに8名ほどが並んでいました。キップ売り場は5時20分にオープン、往復2050円を支払い、バスに乗車、予定より5分早く午前5時35分に沢渡バスセンターを出発しました。


釜トンネルを抜けると、ガスっていて小雨状態、また雨男炸裂かとテンションが下がります。午前6時5分、上高地バスセンターに到着です。この上高地を訪れるのは、約50年前に亡くなった父に車で連れて来てもらった以来です。幸いにもガスも晴れて来て河童橋からは、穂高連峰が美しい姿を見せてくれました。





午前6時20分、河童橋からスタート、梓川から朝靄の穂高連峰は目を見張る美しさです。10分ほどで前穂高岳登山道の登山口に到着です。









第一の目標は岳沢小屋ですが、途中15分程度の間隔で、10→1と標高と小屋までナンバリングがあるので、ペース配分に役立ちます。











午前8時27分、岳沢小屋に到着です。気温はかなり低く、ベンチには霜が下り、周辺の土手には、霜柱が立っていて、もう初冬の雰囲気です。ここからいよいよ重太郎新道に取り付きます。この重太郎新道は、三大急登と呼ばれる合戦尾根よりも遥かにキツイと言われていて、何を基準に?と首を傾げたくなります。



















途中、クサリ、ハシゴを使いながら高度を上げて行きます。眼下には岳沢小屋の赤い屋根が小さく見え、少し目線を上げると焼岳がくっきり。カモシカの立場の午前9時40分に到着。ここから見上げると、天狗岩や間ノ岳、西穂高岳方面の岩稜が青空の中を堂々とした山体をさらしています。午前11時13分、岳沢のパノラマに到着、眼下には、ひと筋の桂川と大正池、そして大正池を作った焼岳が飛び込んできます。雷鳥広場に午前11時20分到着、岩稜帯を登るとほどなく午前11時47分、前穂高岳と奥穂高岳への分岐点である紀美子平に到着です。



前穂高岳へは、往復で50分ですが、今回は、奥穂高岳に登頂する事が目的な為、前穂高岳はパス、そのまま奥穂高岳を目指します。南稜の頭手前では、焼岳から噴煙が上がっているのが目視できました。またこの吊る尾根の東側に広がる紅葉の涸沢カールと涸沢ヒュッテとテン場が米粒のように小さく見えました。その先もクサリが続く岩稜を登ると目指す頂上付近がガスって来ました。アカンせっかくの頂上から楽しみにしていた絶景が見られないのでは?と、テンションが急激に下がってきます。






























午後1時50分南稜の頭に到着。完全にガスってしまいました。登る事約10分、あの映画「岳」で見た頂上がガスの中にうっすらと見えて来ました。午後2時、河童橋から登る事、7時間40分。ようやく奥穂高岳の山頂(標高3190m)に日本百名山第90座目として立つ事が出来ました。正面には北穂高岳、さらにその先に槍が雲間から瞬間的に見る事が出来ました。NHKの撮影クルーも11月4日の放映番組で槍の撮影に来ていました。













目を西に向けるとジャンダルム(標高3163m)が黒々とした岩稜を次々と渡っていく雲が川のように見え、美しさと人を寄せ付けない雰囲気が恐ろしささえも感じました。次回は、あのジャンダルム、そして西穂高岳へ縦走してみたいと思いました。







ずっと頂上にとどまりたい気持ちを抑えて、今日の宿泊泊地である穂高岳山荘を目指します。けっこうな下りで、穂高山荘の赤い屋根とその前にそびえる涸沢岳(3103m)の高低差が、素晴らしいコントラストになっていました。











午後3時5分、無事に穂高岳山荘に到着です。ふだんはテン泊ばかりで小屋泊はほとんどしない僕ですが、今回ばかりは日帰りするわけにもいかず、一泊夕食のみを付けて8800円を支払いチェククイン、部屋は立山の18番。今日は空いているので、布団一枚分のスペースをあてがわれましたが、混雑時は、布団1枚に二人との事、ソロの僕には耐えられないかもです。(笑)早速着替えをして800円のビールとバッジを購入、小屋の前のベンチで徐々に暮れてゆく穂高連峰や眼下の涸沢を眺めて至極のひと時を過ごしました。











夕食は、鮭にコロッケを主にした食事でしたが、けっこうボリュームもあり美味しかったです。部屋に戻ると、ちょうど夕日が沈むところで、これまた、静寂の中、心に残るとても美しい日の入りでした。



寝前に明日の天気を確認すると午前中は天気がもちそうとの事、午前5時出発を想定して、早々、布団に潜り込みました。ところが消灯が午後8時過ぎで部屋が明るい上に、先に寝てる人たちのイビキが気になり寝付くことができません。ようやく消灯になって暗闇になっても、イビキの大合唱は、僕を一睡もさせてくれず、辛くて長い夜を過ごしました。ようやくウツラウツラとした午前4時過ぎ、屋根を叩く雨音と風音に起こされました。天気予報に反し、天気の崩れが早まってしまったのです。朝は午前5時15分なので、皆が食事が終わって下山を開始して混雑する前に出発する事が、ザイテングラードのガレ場で時間をロスしない事だと、手早く出発準備をして午前5時過ぎに、穂高岳山荘を出発です。



みぞれ混じりの冷たい雨の降る中をザイデングラードのザレ場を慎重に下ります。ところによっては、みぞれが岩に積もっている場所もあります。午前5時40分過ぎにザイデングラード取り付きまで下山。やれやれですが、まだ涸沢ヒュッテは眼下に見えるものの、なかなか距離が縮まりません。





けと共に、周囲の穂高岳連峰の屏風を飾るナンテンなどの紅葉が鮮やかに見えて来ました。午前6時30分、小雨の中、涸沢小屋に到着です。涸沢のテン場は、天気も悪い事もあり、まばらであり、あのギッシリと所狭しと張られているポスターのような涸沢ではありませんでした。また驚いたのは、インバウンドの観光登山者が多い事でした。

















涸沢から横尾への登山道は、マナーの悪いツアー客も多く大渋滞、抜くに抜けずコースタイムをかなりロスしました。午前8時、大谷橋に到着、行動食を摂り小休止、横尾に午前8時50分に到着しました。







まで下山してヤレヤレと思ったのもつかの間、道標に河童橋まで11kmとあるではないですか!! えぇ、まだ11kmのあるの?? テンションが下がりまくりです。そんな事を言っていても距離が縮まるわけもなく、「遠い、飽きた」とブツブツ独り言を言いながら、午前11時20分、横尾から2時間20分で河童橋に到着、午前11時28分発のシャトルバスに乗車、お昼前に無事に沢渡駐車場に下山する事が出来ました。



回、初めての穂高と名の付く山域に踏み込んだわけですが、穂高のすばらしさを理解する事ができました。今度は、まったりと日にちをかけて縦走したいものだと思いました。

【コースタイム】
    登り:7時間40分(上高地 ~ 奥穂高岳)
    下り:6時間20分(穂高岳山荘 ~ 上高地)
【歩行距離】25.2km
【累積標高差】2,272m





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Last updated  2018.10.29 22:48:12 コメント(2) | コメントを書く


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