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2014.10.05
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カテゴリ: 大日本帝国興亡史
・1945年8月28日、皇居前広場にて特殊慰安施設協会(RAA)の設立宣誓文が読み上げられた。
 ・・・時あり命下りて、我らが職域を通じ、戦後処理の国家的緊急施設の一端として、進駐軍慰安の難事業を課せられる、命重くかつ大なり。・・・”昭和のお吉”幾千人かの人柱の上に、狂瀾を阻む防波堤を築き、民族の純潔を百年の彼方に護持培養するとともに、戦後社会秩序の根本に、見えざる地下の柱たらんとす・・・

・RAA本部の銀座表通りの門前の大きな立看板
 「女子事務員募集! 年齢18歳以上25歳まで。宿舎、被服、食糧全部当方支給。新日本女性に告ぐ! 戦後処理の国家的緊急施設の一端として、進駐軍慰安の大事業に参加する新日本女性の率先協力を望む」

○鏑木清一(RAA情報課長としてRAA開店準備段階から参加)への有馬将祠記者による取材
・鏑木清一の経歴
 慶応大学法学部卒、文芸春秋の編集者、陸軍宣撫班員(宣撫:占領地で、占領政策の目的・方法などを知らせて、人心を安定させること。/デジタル大辞泉の解説)

・鏑木清一の述懐(RAAの募集に関して)
 女の募集で最初に目をつけたのが、芸妓や娼婦などプロ女性でした。吉原の大竹広吉が古い名簿を探しだしてきて、郷里に帰っていた女たちを呼びもどしました(吉原遊郭は、3月9日の大空襲で焼野が原と化していた。吉原病院に50名ぐらい残っていただけだった)集まったのはこのほかに38名で、なかには40がらみの老女もいた。これがすぐ動員可能の”第一線部隊”となったが、どうしても足らぬので、一般募集することになったのです。

 職種には、接客婦とダンサーの2種類があることを説明したが、この説明がたいへんだった。”昭和のお吉”になるんだといっていた。亭主と一緒に応募にきてカンカンに怒って帰った女もあったが、衣食住つきの誘惑には勝てず、応募してきた女のうち、九分九厘が承知した。衣料は、東京都が責任をもって集めた。食糧は、なにしろ激しい肉体労働のことなので毎食白米を与え、スキヤキもたっぷり提供した。住のほうでも、接客する料亭の中に一室を与えるようにした。
 女の収入も悪くはなかった。ショート・タイムで30円、泊まりは百円。これをRAA側と女で折半していた。キャバレーは、一回踊るチケットが2円だった。私の給料は1800円だから当時としては悪くなかった・・・

・鏑木清一の述懐(RAAの接客)
 RAAの店の内部は、広い日本間をカーテンで支切り、大量に接客させたが、一人だけ気の毒な女が出た。それは品川の”見晴”という店にいた19歳の娘で、銀行に勤めていたそうだが、実家が戦災で焼けたために応募してきた。処女だったようだ。最初の客が黒人兵だった。よほど大きなショックを受けたらしく、最初の黒人兵の客を一人とっただけで、あとはなんといわれようとも部屋に篭り切ったまま、絶対に客をとろうとしなかった。翌日、行方不明になった。女を監督している取締主任たちが八方探したがわからなかった。駐在所から連絡が来た。その娘は京浜急行の電車に飛びこみ自殺をしていたのです。ほかの女に感づかれぬように苦労していたが、RAAが存在していた期間を通じ、自殺したのはこの娘が一人だけだった。ほかの女は、2,3人の客をとると慣れてしまった。私は女はこわいと思った

─「戦後秘史 6/大森実」の「池田勇人が引き受けたRAAへの政府融資」の項に於いて


〓勝手に独断と偏見〓

 「女はこわい」なら男は鬼畜。

 「池田勇人が引き受けたRAAへの政府融資」によると、
 「当時、関東地方に進駐してきた米兵数は12万人、米兵の個人消費ドルは1億5千万ドルといわれたが、米兵消費ドルの大部分が、この種の性処理慰安施設に吸い込まれていった・・・」

 1945年度の国家予算は約292億円、1ドル=15円とすると1億5千万ドルは22億5千万円、この協会は巨大利権。





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最終更新日  2014.10.05 07:51:32
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