私たち子どもの世話をよくするタイプのお父さんじゃなかったけど、
ナオちゃんが自慢の息子なんだってことは私にもわかってた
でも、それが当たり前のことだと思ってたから、
特別嫉妬したり、悲しくなったりすることはなくて、
お父さんにとって男の子は大事な存在なんだなって思ってた
だからかどうかはわからないけど、
お父さんていう存在は、
子供の頃の私にとっては、
あんまり頼りになるような存在じゃなかった
いるから寂しくないって感じにもならなかったし、
お迎えに来てくれる時も、
ホッとするような感じでもない、なんとなく気を使うようななんとも言えない関係
そういう関係の父親と子どもは割と多いんじゃないかと思う
でも私は、お母さんほどじゃないけど、
お父さんだって大好きだった
お父さんは自由な人で、
私とナオちゃんがいても、
いつもいつも、携帯電話に電話がかかってきて、
ほとんどゆっくり話せないし、
あんまり子どもの話を聞いたりはしない人だった
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