February 11, 2008
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カテゴリ: こども
それから2ヶ月後、
ついにその日はやって来ました。
塾の激励会には大勢の子供たち。
他の塾でもそれぞれに集合して最後の気合入れをしています。
こんなに大勢の子供たちが今まで必死で頑張ってきたのか、と
考えるだけでもうウルウルしてしまいます。
そして、試験会場に娘を送り出す時、
もう母は涙を隠すことさえ出来ないでいました。

4時間後、

恐くて何も聞けない私に、娘は「結構イイ感じ」と自信あり気です。
でも、これを真に受けるほど母は楽天家ではありません。
明日も明後日も続く受験。気を引き締めていかなくちゃ。


2日目。
この日は元第一志望だった女子校を受験します。
説明会や文化祭で何度も通い慣れた道、校舎。
でも、やっぱり受験となると空気が違います。
娘も緊張した面持ちで試験場に。
第二志望になったけど、でもずっと行きたかった学校。
合格を手にしたいという娘の気持ちが伝わってきます。

しかし、


「難しかった…でけへんかった…」

車に乗った途端、泣き始める娘。
私も主人もしばらく掛ける言葉が見つからず、
何とも言えない空気が車の中を流れていました。
第二志望だから、なんていう慰めは出来ません。



3日目。
昨日の事は忘れたかのような娘の様子にとりあえずホッと安心。
2日連続で4時半に起きてお弁当を作り、
娘の受験に付き添ってきた私の体力と精神力はもう限界寸前でした。
何よりも前日娘が泣いてしまうほど出来が悪かった試験の結果を
今日の試験後に見に行く事になっていて、それが私の気分を落ち込ませていました。

何て言って慰めたらいいのか…。
控室で私はそればかり考えていました。

試験が終わり、娘が出てきました。
1日目と同じ、笑顔でした。
良かった、出来たんだ。
…でも、この後の発表で娘がどうなるのか…。

第二志望校の合格発表に向かう途中、
私は無事に3日間闘いきった娘をとにかく褒め、
もう結果は神様に任せよう!と
とにかく明るく振る舞っていました。
隣りで頷く娘も、もう覚悟は出来ているようでした。

合格発表会場では、仕事で来れないはずの主人が私たちを待っていてくれました。
「仕事抜けてきた」
残念な結果を知らされる娘を心配して来てくれたんでしょう。
彼のその気持ちがすごく嬉しく、私の気持ちも落ち着きました。

そして…。
大きな紙を貼った板が運ばれてきて、私たちの前に掛けられました。
ワーッと大きな歓声が上がっています。
もう覚えてしまったその番号。
不思議なことに、目は一瞬にしてその番号に向けられていました。





…???
あった…?
えーっ!あるやん!あるやん!……!

あとは言葉にならず、私は主人に抱えられながらもう号泣(恥)
娘は静かにガッツポーズ。
何度も何度も前に行って自分の番号を確認していました。



次の日、
いよいよ第一志望校の発表。
でも、前日に合格をいただいていたからか、
最初は私も娘も気分的にかなりゆとりがあったように思います。
でも、いざ発表の時間が近づいてくると、
やはり昨日と同じ緊張の波が襲ってきました。

第一志望校はコースが2つに分かれていて
点数によって下のクラスに回し合格できるようなシステムになっているので、
娘は一応上のコースで受験しています。

もちろん発表は上のクラスから。
もし合格しているとしても、うちは回し合格だろうとは思いつつ、
…でも万が一って事も…と控えめに前に出てみる…。






あった!!

と娘。

えっ!うそっ!

と私。

確認する。何度も、何度も。

本当だ。
あった…。

またまた涙で娘の番号がボヤボヤになる。
あ、そうそう、パパにすぐに知らせなきゃ。
と思っていたら、もう娘は写メしていました。

しばらくして、主人から私にメールが。

「僕らの娘はホンマにすごい!
2年間お疲れ様でした。
これからも3人で頑張りましょう!」

これで、私の涙腺は破壊されてしまいました。


そして、3校目も無事に合格をいただき、
結局娘の受験は全勝という結果になりました。
これは全く、ラッキーとしか言いようがありません。

なぜなら、
出来が悪かったという第二志望校の国語の長文に
娘の嫌いな分野の作品が出題されていて、
国語の点数が予想以上に悪かったのに、
算数といつもは悪い社会で得点できたため、何とかギリギリで合格できたんです。

それと、
テストの出来が良いと娘が言っていた2校のうち1校で
国語の試験に私が罠を仕掛けた作者の一人、重松 清の作品が出題されていました。
実際に読んだ作品ではなくても同じ作者のものは作風が似ているため、
読み始めるとスーッと入り込めたようです。
もう1校の国語も、次に私が読ませようと思っていた
佐藤多佳子の「しゃべれども しゃべれども」が出題されていて、
これも娘の得意分野だったと思います。

今回受けた3校の入試はすべて一時間目が国語からでした。
その国語の出来が良いと、あとの科目は調子に乗れたようです。
うちの娘だけかもしれませんが、
自分が得意だと思う科目の出来によって
もしかしたら受験の結果は決まってくるのかも…。
この辺はやはり12歳。まだまだ小学生なんですね。

そのほんの12歳にとって、
中学受験はかなり厳しい試練だと今でも思っています。

でも、この経験で娘はきっとかけがえのないものを手にしたはず。
そして、私も、主人も。
親子3人でチャレンジする受験なんて、この先もう無いでしょう。
家族全員で考えて、悩んで、怒って、喜んで、頑張って、挑んで、そして、泣いた。

こんな経験、
させてくれた娘に、感謝です。



これから中学受験する子供たちとその親御さんたちへ、

きっと、きっと桜咲きますように!





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Last updated  February 11, 2008 05:43:13 PM
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Re:受験体験記 うちの場合 - 2(02/11)  
dream_master  さん
思い出しますわ・・・。
そんな息子もこの春に高校生ですわ(笑)。


(February 11, 2008 10:09:13 PM)

Re[1]:受験体験記 うちの場合 - 2(02/11)  
mayonnaise  さん
dream_masterさん

>思い出しますわ・・・。
>そんな息子もこの春に高校生ですわ(笑)。

御子息ももう高校生ですか~。
学校生活、楽しんでおられます?

うちの子がもし男の子なら
御子息の後輩にさせたかったなぁ~。
(February 12, 2008 10:03:07 PM)

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