日々のあぶく?

日々のあぶく?

November 10, 2007
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京都が舞台の奇妙奇天烈面白小説。

堅物の兄・矢一郎、蛙に化け井戸の中で暮らす次兄・矢二郎、気弱な弟・矢四郎、
人に化ける時は宝塚張りの美男子になる雷が嫌いの母、狸鍋になってしまった亡き父。
仲も悪けりゃ、長兄と次の偽右衛門(狸の総大将)を狙って対立する叔父・夷川早雲、
その息子の金閣・銀閣兄弟、姿を見せぬ元婚約者・海星。
忘年会には狸鍋を食すおそろしき会合・金曜倶楽部の面々。
先生でもあり、落ちぶれる前は大天狗の赤玉先生と、
彼の弟子であり、想い人であり、元人間(鈴木聡美)の天狗・弁天。


悲劇も喜劇も織り交ぜて、酒を交わして駆け引きを。
天狗は狸に説教を、狸は人間を化かしては、人間は天狗を恐れ敬う。
天狗は人間を拐かし、人間は狸を鍋にして、狸は天狗を罠にかける。
そうして日々は廻ってく―

弁天が「夜は短し歩けよ乙女」などの羽貫さんのようであり、
金曜倶楽部の寿老人は李白翁のようでもある。
京大教授の淀川先生やスズキ君など、京大の人も少しだけ登場。
狸鍋になるのを逃れた家族、よりを戻した(?)赤玉先生と弁天、
陰謀を暴かれ、失脚した早雲叔父、
大団円を迎えたかにみえる物語には続編があるようだ。





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Last updated  November 11, 2007 12:22:32 AM


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