かをのひとりごと

かをのひとりごと

あれ?ここはまだやってたんだ!
と、思った人が1人でもいれば、
ここもまだまだ需要があると思われ・・・
めざせ一ヶ月に1回更新(笑)
2014.03.06
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カテゴリ: 斜め45℃の小説
ぐえっ!!

キャ!!

それは突然の出来事だった。
夜寝ていたはずの僕は、
大きな何かが覆いかぶさるような、強い衝撃で目が覚めた

「なにやつ!!」

急いで電気をつけると
なにやら奇妙な格好の女の子が目の前にいた
どうやら、この子が僕の上に落ちてきた?ようだ



「ちっ違います!
私はコードネーム”いつか”で、
2313年の未来からやってきました
突然ですが、あなたタイムマシーンってご存知?」

「ま、まあ、名前くらいなら」

「実は24世紀には亜空間物質転送機(タイムマシーン)が発明され
実用化が始まろうとしているのですが
亜空間に生身の人間を転送するのはまだまだ危険が多いらしく
まずは各世界に擬似生命体(つまり私達)を送りこみ
それぞれの過去の世界に、無事にタイムとラベルできるかを調査する為に
私が送られたのです」


このバイオメタルに現在の状況を記録した後、
指定された場所へ埋めて、24世紀の未来で発掘してもらうんですよ」

???
突然やってきた”いつか”と名乗る少女は
まったく、わけのわからぬ事を言い出した



「仮に百歩譲って未来から来たのは認めるとしよう
でも・・・なんというか・・・擬似生命体と言う割には
見た目はどこから見ても人間の女の子そのものなんだが?」

「そもそも人間が安全に時空を行き来できるかを確認するために
私たちが試験的に飛ばされているのですよ。
そのため、身体はほぼ人間と同じ物質で出来ていまして
生身の人間が時空航行の際に不具合がないか、確認する意味合いも含まれています」

「じゃあキミがここ(現在)に来た理由って?」

「それは過去(現在)に来て、バイオメタルを埋めた後、自害するためにやってきました」

「自害?なんで死ぬ必要があるんだ?」

「未来のテクノロジーを過去に持込むのは
最悪、歴史を変えてしまうことも有りうる…
と、マスターが言ってました」

死ぬことに何の疑問も持たないのは
マスターと呼ぶ人物と、よほどの信頼関係があるのか?
あるいは感情自体、そもそも持ち合わせていないのか…

僕はこの子がとても不憫に思い
何とか助けたい衝動に駆られた。

「キミの言い分はわかった!
最後に1つだけ聞かせてほしい、
何故、僕の前に現れた?」

「それは・・・」



続け





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最終更新日  2014.03.06 13:09:07
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