瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内シーカヤック日記

August 27, 2005
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カテゴリ: カヤック
朝6時に、テントの中で目が覚めた。 この浜は、山を背にしているので朝は日が差さず、夏場は日陰で涼しい快適な目覚めが得られるのだ。 うーん、涼しい。 もう秋も近い。

0827

テントから這い出し、まずは裏山の展望台に散歩。 この展望台からは四国/来島海峡がよく見える。 第一次瀬戸内横断隊の時、悪天候でこの岡村島に一時避難した時も、この展望台に登って海況をチェックしたものだ。

日が登って間がない。 少し風はあるが、天気は最高だ。
浜に戻り、石段に座ってパンとコーヒーの朝食。 海からの風で涼しく、快適な朝食だった。

コーヒーを2杯飲み、テントに戻る。
マットの上に寝転がり、本を読む。 今回持って来た本は、『夜間飛行(サン=テグジュペリ』。
読み始めると止まらない。 南米と欧州を結ぶ航空郵便航路を開いたパイオニア達の話なのだが、これが面白いのだ。

飛ぶ事が好きでやりがいを感じているパイロット、それをサポートする通信士、危険な仕事をする夫を心配する妻。 そして多くの反対を押し切ってこの夜間飛行ルートを開拓した、パイロットや整備士たちに愛情を持ちながら、安全確保のために非情とも思える判断を下す支配人。
テントの中で、ついつい最後まで読んでしまった。 おかげさまで、ゆっくりとした朝を過ごす事ができた。


帰りは、大崎下島の南側を通るルート。 今日は少し向かい風が強く、少し白波も立っているが、ちょうど良いトレーニングになるだろう。

御手洗瀬戸を越え、斎島にバウを向けて向かい風の中を淡々と漕ぎ進んでいく。
手に馴染んだアークティックウインドは、これくらいの向かい風は物ともせず、順調に距離を稼いでいく。 パドリングソングは、ケツメイシの『そばにいて』。

沖友の町を越え、しばらく進むと風も治まって来た。 見上げると、秋の空だ。

0827-2

さまざまな形を描く雲が、空に浮かんでいる。 見ているだけでも飽きない。
風も空気も透明感を増し、季節は確実に夏から秋に向かっている事を肌で感じる。

大崎下島の南西端を離れると、豊島の南にある尾久比島(おくびしま)にバウを向けた。
上蒲刈島と豊島、尾久比島との間の瀬戸/海峡は、潮流が早く複雑なのだ。
今日は幸い小潮とはいえ、今から潮を速くなる時間。 今回は尾久比島の南を抜け、上げ潮を利用して二窓島、大子島経由で県民の浜に帰るルートを試してみる事にした。

尾久比島の東岸で、昼を過ぎた。 小さな浜に上陸し、昨日のうちに買っておいた檸檬クリーム入りのメロンパンとお茶の昼食。
その後は、海に浸かり体を水冷。 しばし休憩の後、再び出艇。


その後、二窓島、大子島の付近でも、潮目の白波がザブンザブンと元気に波打っていたが、潮流を利用したゆるやかなフェリーグライドで北西に漕ぎ登っていった。 このルートは正解だったようだ。
それにしても、小潮でこの潮目だ! やっぱり瀬戸内では、潮流を考慮しないとなかなかスムーズなツーリングが難しい海域も多い。

岡村島を出てから約3時間後、県民の浜に到着。 浜では、夏休み最後の週末を海水浴で過ごす人たちが、少ないながらも楽しんでいた。
荷物とフネをクルマに運んだ後は、自分自身も海に浸かって体を冷やした。 クラゲもおらず、ちょうど良い水温だ。 快適。

もう海水浴シーズンは終わったようだ。 これから再びシーカヤッカーのシーズンだね!!





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Last updated  August 28, 2005 07:30:09 AM
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