瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内シーカヤック日記

February 20, 2006
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カテゴリ: 日記
先々週末にパドル製作ワークショップでお世話になった、EL COYOTEの洲澤さんから、メッセージが届いた。


初めて参加したパドル製作ワークショップは楽しく、得るものも多かったけれど、さらに今度はスキンカヤックのワークショップも再開するそうです。 関心の有る方はぜひ!

*** (以下、メールからの転載)

桂枝雀のように

 数年前に急逝した名人落語家・桂枝雀。僕と枝雀との出会いは、かれこれ30年前にさかのぼる。30年前、僕は17才だった。ジーパンはリーバイス、枕元には「MADE IN USA」の本。自由はアメリカにあり、アメリカに生まれたかったと心底思いこんでいた時だ。
 そんなおり、とある先輩が「洲澤君、古典落語きかへんのか?おもろいで!いっぺん枝雀きいてみい。」と、「親子酒」や「青菜」のレコードを貸してくれた。
 枝雀の話芸は僕をわしづかみにしてしまった。古典は退屈なものであるという思い込みを払拭してくれた。古典自体は何も退屈なものではなく、古典を伝えようとする人物が?現代を見あやまり、退屈なだけだと教えられた気がした。


 僕は93年から伝統的なカヤックやパドルなどの製作をはじめた。1台目を作り終えた時、僕には明確なビジョンが生まれた。
 桂枝雀のようなカヤックビルダ-になろうと思ったのだ。カヤック職人を目指すには遅い年齢であったが、10年間は、作り方、道具、できればその心情までも忠実に復元し、時の奥深さを自分の内に宿そうと心掛けてきた。10年間は古典を学ぶ時間と考え取組んできた。
 まだまだ不十分とは思うが、僕の人生にも限りがある。
今は、僕の内に宿った、カヤックやパドルの長い時の風雪に耐えた叡智を、現代に受け入れられるかたちで伝えたいと思っている。
 そんな思いから、パドルワークショップを再開したわけだ。今後、スキンカヤックのワークショップも再開する。そう、桂枝雀のように・・・。





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Last updated  February 20, 2006 08:49:03 PM
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