瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内シーカヤック日記

November 12, 2006
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カテゴリ: 休日
今日は、妻と二人で倉橋島周遊ドライブ。 目的の一つは、音戸にある水産海洋技術センターの一般公開だ。
ちょうど、音戸フェスティバルというイベントが近くで行われており、少し離れた臨時駐車場にクルマを停め、歩いてセンターに向かう。

***

建物の入り口には、ヒラメの稚魚が水槽の中で泳いでいた。 透明でちいさなちいさな稚魚。 説明してくれた担当の職員の方に聞いてみると、一年で20~30センチ程度にまで成長するんだとか。 

場内をプラプラと歩いていると、ジャコ天を売っている。 揚げたて、熱々のジャコ天を即購入。
すぐ横には、『かきパン』 ???

売っていたお姉さんに、『これって、あの牡蠣が入っているんですか?』 『そうです、チャレンジしてみます?』
うーん、岩城島の『レモンアイス』に続いて、またまたチャレンジかあ。

『チャレンジしますよ!』

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牡蠣パンは、潮の香りがかすかに口に広がるが、もう一回買って食べたいか? と聞かれると、微妙ではある。

瀬戸内の景色を眺めながら散策し、顕微鏡でプランクトンを観察し、水槽でイカやサメ、アナゴ、エビなどに触り、見学を終了。

***

次は、桂ヶ浜温泉へ。
日曜日だというのに、比較的お客さんが少なく、ゆったりと風呂に浸かる事ができた。 露天風呂で体を温め、熱くなったら木の台の上に寝転がり、青空を眺めながら体を冷ます。 昨日は銭湯、今日は温泉で、体をリフレッシュできた。

風呂から出ると、飲み物を買って浜へ。 白砂青松の景色の中、妻と並んで座り、海面がキラキラと輝く美しい瀬戸内の景色を眺める。 ああ、やっぱり海はええなあ。

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***

近くに、これまで気にはなっていたのだが、入る機会のなかった『長門の造船歴史館』を訪れた。
ここは、復元された遣唐使船が展示してあるほか、古来、瀬戸内海有数の造船地として有名な、倉橋島の造船の歴史にまつわる展示物を見る事ができる。

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遣唐使船。 こんな船で中国まで風を頼りに旅をしていたのか。
パネルの説明によると、新羅との関係悪化により、朝鮮半島経由のルートから、奄美大島付近を通るルートに変わってからは、荒れ易い海を越えて行く事になり、遭難の比率が高くなり、4隻が一組となって旅をしたものの、約半数は行方不明になったのだとか。


***

また、北前船の航路が、船の構造や航海技術の発展によって、『地乗り』から『沖乗り』に変わった事。 そしてその影響で、『鹿島』や『家老渡』が栄えるようになった事が書かれていた。
これまでも、地乗りから沖乗りに変わった事は本で読んで知っていたのだが、先週の周防大島で受けた講義と照らし合わせてみると、また別の感慨がある。

船が主役だった交通が、車を主体とした交通インフラに変わった事で、島の人々の生活が大きく影響を受けてきた。
それと同じような事が、かつての船が主要交通機関であった時代にも起きていたということだ。


でもその家老渡も、車が主体の時代になってからは、再び静かな港町に戻っている。

香月さん曰く、瀬戸内では、島に人が住んだり、無人島になったり、栄えたり、廃ったりといった歴史が繰り返されてきたと言うが、まさにそういうことなのだろう。

***

周防大島を遠くに眺めながら、瀬戸内の島々の歴史に想いを馳せたひととき。
これまでの瀬戸内横断、そしてエクストリームNさんに出会って始まった日本海北上の旅。 その一つ一つのシーカヤックの旅が、先週末に周防大島で出会った毛利さん、香月さんにつながり、今日は周防大島の対岸の倉橋島で、瀬戸内の島々の歴史を考える自分が居る。

旅するシーカヤック。
今、そしてこれからの事を考えるために、過去、今までの事を知り、学ぶ。
そう、全てはこれからの瀬戸内海を、そして私自身、家族の、地域のこれからを考えるために、様々な景色を目に焼き付け、いろいろな人と出会い、話しを聞かせていただき、時代の変化を事を感じ、そして様々な事を考えてきたということなのだ。

これからどのような旅が、どのような出会いが、そしてどのような未来が待っているのか、あるいはどのような瀬戸内を目指して自分が役に立てるのか、楽しみだ。





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Last updated  November 12, 2006 06:27:53 PM
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