信州 日日是好日

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2023.12.18
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カテゴリ: 人生見直し本舗

心の治癒力  チベット仏教の叡智



トゥルク・トンドゥップ 著 長沢哲訳





すべての問題の根源は我執にさかのぼる





シャンティデ-ヴァ



「問題を解くことができるなら、心配する必要はどこにあろうか。



解くことができないなら、心配することになんの意味があろうか」





自分の不幸な体験を、他人のせいにすることなく受けいれ、そのことによって癒やされていた



自分の不幸を他人のせいにすれば、たしかに、一時的には味わうことになる



だが、結局のところ、苦しみと混乱は大きくなるばかりだろう



他人のせいにせず、状況を受けいれることこそ、真実の癒やしの始まる転回点である



そのときはじめて、心の治癒力が始動する





シャンティデ-ヴァ



「自分を傷つけずにはいられなかった者たちに



たとえ、慈悲の心を起こすことができなかったとしても、怒りを起こしてはならない



それは(無知と怒りの)煩悩によるものなのだから」





仏教の智慧の中で自分自身を訓練し、そして、みずからの人生の苦痛にみちた状況を癒やすコツを身につけていたからだ



そのことに気づいた私は治療に関する仏教の見解と修行を本にしてみようと思い立った





私の無知と混乱から生まれたものだ



チベット人にとっては、心によって肉体を癒やすことができる、というのはごくあたりまえのことなのである



心が身体のエネルギーを導く。



だから心が変われば身体も治癒する





じぶんのやることすべてに、より大きな満足を感じられるようになれば、ほかの恩恵は、自然流れ入ってくる





わたしたちは、どうして苦しみを味わうのか



幸福と苦悩の両方の体験を生み出しているのは心である



平和を見つけ出す能力も私たち自身の中にあるのである



自身の内なる真の本質に留まっているとき心は平和で悟った状態にある



このことが理解できればすでに智慧の道を歩み始めているといえる





仏教の哲学



世俗諦においては



日常生活のすべての場面



輪廻と仏教徒が呼ぶ



生死のつねに過ぎゆく無情なる地上の生活―において、世界は苦しみ、たえざる変化、蒙味の場所として体験される



それは、真実の本質の表面を、習慣になっている思考や煩悩がおおってしまっているからである



その根源は「我」への執着に根ざしているのである



仏教の「我」には、この意味における自我も含まれる



だがそれだけではない



私たちはなんであれ、対象や現象はそれ自体としては存在しないにもかかわらず、あたかも真実に存在している実体だと錯覚し、執着している。



すなわち、それに「我」があると考えているのである。



他人、テーブル、金銭、特定の思考・・・といった対象やや現象に実体すなわち「我」があると、あやまって信じ込んでいる



対象に執着することによって「主体」が「客体」をつかむという二元論の中で対象を体験することになる



さらに意識はものを分別し、差別し、分類し、ラベルを貼る



たとえば「わたし」は「これ」が好きだとか「わたし」は「これ」が好きではない、ということになるのである



「これ」はいいものであると考えれば、そこから執着が始まる



「これ」は悪いものだと考えれば、苦しみが始まる



じぶんがもっているものを失うのではないかと恐れ、あるいは、失った事によって落胆する



心が硬化するにつれ、興奮と痛みは増大する



これが輪廻のサイクルである



「世俗的な」意識、すなわち普通の意識は、あたかも確固たる具体的なものであるかのように我に執着している



しかし、「我」というのは幻想なのです



なぜなら、輪廻の中でものごとは、すべて一時的なものであり、変化していくものであり、



死滅していくものである





癒やしの道



悟りは一体性であり、我執を超え、二元論を超え、幸福と不幸、善と悪のカルマを超えている



究極の治癒は、心の真の本質を悟ることだ。



私たちの目標は、たんにマイナスからプラスへ、病から治癒へ向かうことである



さしあたって現在のところ、良い状態にあるのなら、いかにしてそれを保ち、楽しむかを学べばいい。



執着をゆるめれば、それだけで心は幸福になる



心の中で、究極の目的地を忘れないようにしたほうがいい。



我執をゆるめリラックスしたいと思うなら、あまり一生懸命になりすぎるのは良くない



進歩したら、どれほど小さくてもその一歩を喜ぶことが、とても大事だ。



そうすれば、その一歩は力強いものになる。



じぶんにできることを評価しなさい。



できないことについて思い悩むのはやめなさい





心の治癒力



病を診断し、原因を捨て、苦しみをなくす治療法を実践することによって苦しみをなくすことが達成される





四つの聖なる心理



四聖締



苦しみという真理(苦締)



なぜ苦しむのかという真理(集締)



その苦しみを終わらせることができるという真理(滅締)



そして自由へと導く道に関する真理(道締)



その道を進んでいくかどうかは本人の選択次第



日常生活の困難と戦いながら、自分の人生を改善する事はできる



その鍵になるのは心である



心を正しく導き、訓練することによって癒やしの体験をすることができる





ダンマパーダ



「心が現象を導く



心こそが、すべての行為の中心にあるものであり、また、それに先んじる存在である



残酷な心をもって語り、行為するならば、惨めな境遇がやってくるだろう



それはちょうど、馬の後に荷車がついてくるようなものだ



現象は心によって導かれる



心こそが、すべての行為の中心あるものであり、またそれに先んじる存在である



純粋な心をもって語り、また行為するならば、幸福がそれに続くだろう



それは、影が後から追いかけてくるようなものだ





新しいエレサレムの聖書



「悲しみに身を出してはならない。くよくよと自分を痛めつけるのはやめなさい



心の喜びは、誰にとっても大切な生命



喜びこそが、一日を長くもたせてくれる



気がかりがきえていくのにまかせ、じぶんの心を慰めなさい



悲しみを遠くに追い払いなさい



なぜなら、悲しみによって多くのものたちは破滅させられるのだから



悲しみは誰にとっても無意味なものだから



嫉妬と怒りは日々を短くしてしまう



そして、心配は早すぎる老いを招き寄せる



温かい心は健啖家を生む



食事を楽しませてくれる










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最終更新日  2023.12.18 20:45:30
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