ただいまをいうところ

ただいまをいうところ

PR

プロフィール

森野 風音

森野 風音

カレンダー

コメント新着

aki@ Re:ぎゅう詰め。(03/17) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.05.20
XML
カテゴリ:
満潮



1991年4月15日初版
講談社文庫


イギリスの海辺の街。
ある年齢の女性、マチルダ。自殺のためのピクニックをしていた時、「母親殺し」の青年ヒューに気づく。

成り行きで彼を助けることになり、死ぬために整頓した我が家に連れ帰る。

「心臓発作」で亡くなった、最愛の夫、トム。老い過ぎないうちに、2人で死ぬはずだったのに。

ヒューを助けたがために、トムの秘密がマチルダにもわかってくる、でも、それも受け入れるマチルダ。

3人のこどもたちより、ガンのガスを愛し、死ぬはずだったのに生きている時間を楽しむ。


でもヒューは・・


この本は、最初に読んだ時に涙して、ずっと大事に思っています。
マチルダは決してすごく魅力的ではないのだけれど、繊細で感情豊かで、共感できる。
ヒューの気持ちもよくわかる。
息子たち、隣人、そしてトムの死の鍵を握る、マチルダの少女時代からの知り合い、ジョン。

可哀想に、マチルダ、深い孤独。

胸に残る小説です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.05.20 11:30:00
コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: