愛を分かち合いたい♪

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長女「アスペルガー症候群」「ADHD」



【長女アスペルがー症候群+ADHD】

これは、当時(2002年)長女の通っていた中学校に提出した、長女に関する障害の特徴と希望である。

長女は2002年の中学一年生の1月に

「アスペルガー症候群+ADHD」と診断されたのです。



診断名{アスペルガー障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)} ! → 軽度発達障害

《長女のアスペルガー障害的特徴》

☆一方的な話し方
非常におしゃべりでその場の雰囲気や状況、相手の表情や合図などを判断できず自分の好きな話題だけを一方的に話すことがある。うまくいかないと怒り出したり攻撃的になりやすい。

☆こだわり
・勝ち負けに異常にこだわり、勝敗のかかる行事の前後はその事で頭がいっぱいになることが多い。何年たっても、勝った事への喜びを昨日のことのようにしゃべり出したりする。負けると、人や物のせいにしたりパニックになってしまうことがある。
・他人に対して間違いを許さないこだわりがあり、他人に注意を払えば払うほど自分への注意を怠ってしまうので「他人に厳しく自分に甘い」という評価を受けやすい。
・言葉の表面的な意味にこだわり、話の内容とは違うことで怒り出したりパニックになったりして、筋違いなことを言ったり相手の言葉が耳に入らなくなることがある。

☆言ってはいけない事を言ってしまうことがある
年齢相応の相手への思いやりを持った言葉を言うことができるが、思った事を相手がどう思うかなど考えず言ってしまう。

☆同時に二つ以上のことができにくい
相手の事を考えながら自分の意見を言う、歩きながらの会話や思考、ノートをとりながら先生の話を聞く、飲食しながらの呼吸、覚えながら書くなどができにくい。

☆コレクション
消しゴムのかす、塩の結晶、不動産の広告の間取り図の切り抜きなど。精神的に落ち着いている時は、ほとんど影をひそめている。

《長女のADHD的特徴》

☆不注意な行動が多く、けがや事故が多い
平成14年7月に転んで前歯4本と唇下をけが、平成15年1月と10月に通学途中に車と接触。普段もあちこちに頭や手足をぶつけている。大事に至らないよう予防的意味でリタリンを服用(朝、昼)。

☆忘れ物や落し物が多い
提出物や教科書などを忘れてしまうことが多々ある。
メモをとっておいても、メモした事を忘れてしまう。

☆自分の言動を忘れてしまう
少し前に言ったことを忘れてしまうことがあるので、誤解を受けやすい。
今までしていたことを何かに注意を向けてしまうと、中途半端のままで忘れてしまう。

《瞬間記憶力の問題》

知能指数は、言語性150、動作性140、全検査で145だが、瞬間記憶力の項目は70以下である。ADHDとの関連性も考えられるらしい。
本人も自覚しており、学習面では何度も暗唱したり書いて覚えたりと努力しているが、中々上手くいかない。生活面では、努力しずらい部分では多少の困難さを感じている。

《現在までの問題から解決》

小学生までは比較的おとなしい子だったが、中学入学後、大きな環境の変化と周囲の大人の接し方が悪かったため、二次的障害に陥った。周囲に攻撃的、暴力的になったり、異常なこだわりや反抗心、ベランダから飛び降りようとしたりなど、「反発性挑戦障害」「躁鬱状態」「セルフエスティームの低下」となった。

今年1月にアスペルガー障害と診断され、周囲の正しい理解と対応、協力を得ることができ、理解者の応援や教会学校に通うようになって自分の居場所ができたり、カウンセリングを受けたりして自身の障害を知る事で、できにくさや困難さが自分の性格や怠慢さによるものではない事を理解し、自尊心を取り戻し、2年生進級前後には心身ともに落ち着いている状態になった。

それとともに、アスペルガー障害による困難さも苦痛も多少減少したようである。
家庭でも怒鳴り散らしたり、泣きわめいたりするなどのパニック現象もほとんどなくなり、笑顔で過ごせるようになった。
今年3月からリタリンを服用することによって、注意欠陥による事故や怪我が非常に減少した。
精神状態が落ち着いてきたと同時に、爪噛みやコレクションなどの症状も落ち着き、自宅学習でも集中して学習する時間が長くなってきている。
友達ともコミニュケーションがとれるようになり、沢山の友達ができた。
中三の進級後も、新しい環境の変化にもすぐになれ、楽しく過ごしている。

《今後希望すること》

心身機能の障害が軽度なので、活動制限や参加制約が発見されにくく、困難さが認められず、単なる個人の努力不足と誤解され、周囲から理解されにくい事が多くある。予防的介入がなければ、セルフエスティーム(自己評価・自尊心)の低下を引き起こし、再度二次的障害に陥ることが予想される。決して「特別扱い」「えこひいき」ではなく、軽度発達障害児への予防的介入・援助を希望している。

※まだまだセルフエスティームが低いことから、注意や叱責の数より、よい所を誉めて自己評価が上がるような指導をして欲しい。

※二つ以上のことを同時にこなす事が不得手である為、考えながらの発言や何かしている時は聞いているようで聞いていないことがあったりするので、確認や助言などの配慮をして欲しい。

※指示は比喩やほのめかし等ではなく、具体的に伝えて欲しい。

※コミュニケーションの障害があることから、集団生活における本人の苦痛や困難さを理解して欲しい。本人が困難さを持っているようなら集団活動などを強制するのではなく、任意参加・自由選択できるように、もしくはその活動において何らかの介入・支援をして欲しい。

※記憶力の問題があるため英語の単語や漢字などの習得が難しい事(学習障害)、未提出物や忘れ物なども多い事、家族の協力や本人の努力にも限界があるので、教科担任のご理解と何らかの介入・支援が欲しい。

※学校や家庭での状態や小さな変化などを把握するため、定期的に担任との個人面談の時間を取っていただきたい。
トータルケア(家庭・学校・医療・福祉などそれぞれの支援の連帯)ができることを望んでいるので、双方が相談や報告、質問等いつでもできるようにして欲しい。

※相○中では現在、軽度発達障害児の支援についてどのように考えられているのかまた、どのような取り組みをしているのか等を知りたい。

※中学での最終目標
自分の障害と上手く付き合える方法を得とくし、自尊心を高め自分の得意とする分野に関われる進路を選べること。
普通科の高校以外にも視野を広げていきたい。


その他
* 発達障害児の親の会に入会
* 医療機関(司○クリニック)への定期的な受診とカウンセリング
* セミナーや勉強会に参加
* 社会生活ストーリーの実行
* 青少年相談センターの相談員とのカウンセリング(本人)
* 家庭教師(学習面、精神面)週1回!


LD・ADHDの理解と支援 さまざまなニーズをかかえた子どもの学びや生活をどう支援するのか。
新しい特別支援教育における、スクールカウンセラー等の専門家の役割と、子ども・学校・教師・家庭への支援の実際について丁寧に解説した。

うちの子、なんかちがう?
親、教師、保育士、医師、カウンセラー、40人が語るLD児の子育て。

LD・ADHD・高機能自閉症就学&学習支援 本書では、二次障害への考察を深め、学校教育展開のベースとなる就学指導と学習支援の在り方についてまとめました。この本は、従来の指導法をさらに工夫し、発想の転換を図り、柔軟な対応を可能にするため教師の意識改革を促し、新たな実践を展開するベースになると考えています。

アスペルガー症候群と高機能自閉症ー青年期の社会性のために アスペルガー症候群、高機能自閉症と呼ばれる人々はかつてほとんど知られることがなかったが、社会に出てから通常の人々とのコミュニケーションの困難から様々な問題を起こしたり、社会性が身につかずに社会人として生きにくい現状がある。そこで少年期からの社会性獲得のための実践的な支援を集めた。

アスペルガー症候群と感覚敏感性への対処法 感覚と感覚調整に困難のあるアスペルガー症候群や高機能自閉症の人たちがいかに人知れず苦労をしているか、それが行動のみならず感情や精神面にどのような影響を与えているかについて述べられている。後半は、アスペルガー症候群や高機能自閉症の人たちにみられる日常的なトラブルを、感覚と感覚調整の視点から解釈するとともに、具体的な指導法をわかりやすい表で示している。

高機能自閉症・アスペルガー症候群及びその周辺の子どもたち 高機能自閉症・アスペルガー症候群及びその周辺の子どもたち
理解のために(こんな子いるかな?/グレーゾーンの子どもたち/自閉的な障害には連続性がある ほか)/対応を考える―理論編(行動の改善には時間が必要/発想の転換を!/支援のポイント三段階 ほか)/対応を考える―実践編(その子を知ることから対応は生まれる/こんな様子が見られませんか?/集団で行動するときにトラブルを起こす ほか

君が教えてくれたこと
君が教えてくれたこと
ずっと「ふつう」になりたいと思って生きてきた繭子は、二十歳になって初めて自分が高機能自閉症であることを知る。元精神科医の慎一は、恋人の死を目の前で見て以来、涙を流せなくなった。ふたりは出会い、やがて相手の存在がかけがえのないものになっていく。彼女の一生懸命さと純粋さにふれて慎一は心の傷と向き合うことができ、彼に支えられて繭子は「ありのままの自分」の大切さに気づきはじめる。TBSテレビドラマのノベライズ。



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