K氏のひとりごと

K氏のひとりごと

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2010.11.14
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最近見た映画です。
日本では非公開で、衛星放送にて
放映されました。

・・会社役員を務める上流階級の
ジェームズは妻のアンと共に都会の
ロンドンを離れ、郊外へ引っ越した。
ジェームズは初老の紳士。アンは
アラフォーの美しい妻だった。


・・ある時
ジェームズ邸に勤める家政婦の夫が
何者かの車にひき逃げされ、命を
落としてしまう。

近隣に住むバツ一のイケメン中年男
ビルの車に引っかき傷を見つけた
ジェームズは、ビルを問いただす。

しかし、
事件当時その車を運転していたのは
実は奥さんのアンと判明する。

つまりビルとアンは男女の関係

していたときに、事故を起こして
しまったのだ。

ジェームズは驚愕し、しかし
身内のため事件を有耶無耶にしよう
とする。保身を図ろうとする夫に

ジェームズの厳格で口うるさい
性格に辟易としていたこともあって
家を飛び出てしまう。

アンはビルと暮らすように。彼女に
とってみれば女性として初めて
得られたやすらぎと幸福に満ちた
日々だった。

しかし、ジェームズは心から
長年連れ添った奥さんを愛しており
夫を不憫に思ったアンの心は揺れる。

いったん夫の元へ帰ったアンだったが
ビルが病魔に冒されていることを知り・・



・・「ラブサスペンス」という
よく分からないキャッチコピーに
つられて見てしまいました。

アンが自分の心に素直に?赴くままに
ビルの方へ行ったり、夫の元に戻ったり
行ったり来たりします。
自分勝手な女ですが、心情は理解できます。


・・30年も前に石野真子という
女性アイドルがいました。

当時は絶大な人気を誇っていましたが
電撃的に長渕剛と結婚します。
まだ彼女は20歳でした。

しかし、若さ故というか
アイドル歌手として甘やかされた
つけというか、僅か数年で結婚は
破綻します。

いったんは芸能界を引退していた
彼女でしたが、復帰。
その後、俳優と再婚するが
これも長くは続きませんでした。

・・あれほどの人気もすっかり
影を潜め、過去の人としての
印象もあった彼女をある日
ニュースで突然目にすることに。

それはある市会議員の葬儀の
場でした。病で若くして亡く
なったその男性には妻子があり
しかし彼女は正妻ととともに
臨終を見送った。

本来ならばそこに居ては
ならない立場。人の目もあった
ろうが、彼女は気丈に振舞い、
いささかの引け目も感じて
いないかのようでした。

かつてのお嬢ちゃん
アイドルから大きく変貌し
彼女に女性としての
成長を感じたことを覚えています。


・・本作品を見て彼女のことを
思い出しました。
アンが愛を通じて成長する姿に
似たものを感じました。

・・ラストで夫が情夫の元に去った
妻に対して
「それでも、おまえを愛している」
と告げるシーンがあります。

妻の裏切りに絶望し
それでも愛さずにはいられない
心情が痛いほどでした。

すごく泣けた。
大人の映画。愛の多様さを
丁寧に描いた素晴らしい作品。
愛が甘いばかりでないと
思い知らされます。

でももし自分がこれを
20年も前に見たのならこんな
感慨覚えることはなかった。

この作品に感動できる
自分は昔より少しましに
なれたのかも。





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最終更新日  2010.11.14 07:42:26


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