三三七拍子♪

三三七拍子♪

2022.05.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
​​前に消えた記事を思い出したので、忘れないうちに書きまする。

​​小学生低学年の頃、母と二人でアパートに住んでいました。
一人で留守番が多かったルッチニコフに
​​ ​​ ​​ ​​母がセキセイインコを買ってくれました。
​​動物は1対1だと、特によく懐きます。
​​
​​ ​​ ​​ ​​ ​​ ​​ ​​お約束通りのピーコと名付けて、よく可愛がりよく懐きました。
​​ ​​ ​​窓を開けていても逃げず、外には行くけどちゃんと部屋に戻って
​​ ​​ ​​ ​​ルッチニコフの肩にとまります。

ある日、いつも通りにピーコを放して遊んでいました。
いつも通り、開けた窓の所にピーコが飛んで行き、
また戻ろうとした矢先、下からヒュッと黒い影が現れたと思ったら、
ピーコの姿も消えてしまいました。

慌てて窓の下を見たら、猫が隣の塀の下に潜るのが見えました。
ルッチニコフはすぐに空き室になっている部屋に行きました。
さっきの塀がその部屋の塀だと分かっていたからです。
はたして、空き室には子猫が数匹いました。
多分、さっきのは子猫たちの母親でしょう。
土間があり、何か黄色い物が落ちていたので、
駆け寄って、その黄色い物を見てみました。

それは、ピーコの生々しい羽でした。
小学2年のルッチニコフは、静かな怒りに燃えました。
部屋に戻り、袋を手にするともう一度さっきの空き室に戻り、
子猫3匹を袋に入れ、管理人さんの部屋に突撃しました。
そのおばさんに袋をつきつけて、どうにかしてください、と言いました。
おばさんは、呆気に取られていましたが、
怒りに燃えたルッチニコフは後も見ずに帰りました。

それ以後、猫が大嫌いになりました。
怖かっただろう、痛かっただろう、そう思うとピーコが可哀そうで、
窓の下に何が来るかも想像できなかった自分にも怒りを覚えて、
しばらくは自分がどうしていたか覚えていません。

数年後、大人になったルッチニコフは別の所に引っ越していました。
ある日、母の知り合いがシャムネコをもらってくれと言ってきました。
ルッチニコフは猫が大嫌いでしたが、母は猫が大好きでした。
なので、知り合いの頼みは断れないとか何とか言って、
あろうことか、ルッチニコフに猫を取りに行ってくれと言い、
半分ムカムカしながら、ルッチニコフは知り合い宅に行きました。

毛むくじゃらが5匹、ミューミュー言ってました。
何でこんなモノを…と憎々し気に眺めていると、
母猫が子猫に危険を感じて怒り始めているから早く選んでと言われ、
手元から離れなかったヤツを「じゃあコレで」とか言って、
「これ」をもらって行きました。

こんなモノに名前なんかいらんわと思いました。
ミーミーとうるさいので毛布をかぶせましたが、
いつまでも鳴くので、仕方なくミルクをあげると鳴きやみました。
母はルッチニコフの様子も見つつ、見ぬふりもしつつ、
猫が来たことを嬉しがっていました。
なんで嬉しがっているのが分かったかと言うと、
機嫌の良い時に歌う鼻歌を歌っていたからです。
​鼻歌を歌ってる自分にも気がつかんほど嬉しいんかい​

ミルクを飲んだ後は当然オシッコをします。
トイレを教えていないので、もちろんその辺でします。
ルッチニコフはちょっと憎しみを込めて、そこに子猫の鼻を近づけて、
ここはダメ!分かった?ダメなの!と厳しく言いました。
すると、子猫はいっぺんでトイレを覚えてしまいました。
​分かったらええねん、と子猫に偉そうにマウントを取るルッチニコフww​

その翌日、子猫はルッチニコフの脇の下で目を覚ましました。
もう心細そうに鳴きませんでした。
ずっとルッチニコフに忠実についてきて従います。
​なんか……なんか…可愛いんちゃう…?ちくちょー…

悔しいけど可愛い…摩訶不思議な気持ちを経験したルッチニコフは、
以来、猫好きとなりました。

本当は、オオカミとペンギンとゾウガメを飼いたかったのですが、
アスファルトとビルと車でいっぱいの所に住んでいたら
そんな野生は絶対無理ポで、犬は秋田犬が既にいたので、
空いた隙間に、押し付けられた子猫がスポッと入った感じですかね。
​なんのこっちゃww​

名前は、母が勝手に「ボク」と呼び始めたので、
と言うか、ボクと呼ばれたら子猫が反応するので決りました。

それ以降、うちでは猫ばかり飼うようになりました。
母に謀られた気もしないではないですが、
まぁボクに罪はなく、あの野良猫の件はルッチニコフにも
落ち度がなかったとは言えないので、猫全般を敵に回すのはやめです。

結論。
生き物を飼うと、人の隙間が埋まります。
犬は、良い家族になります。
猫は、良い相棒になります。
鳥は、身体の一部になります。

​あくまでも、ルッチニコフ調べです。


​​
ところで質問なのですが、本文と一番下の「コメントを書く」行の間が
天と地ほども空いてるのをもっと短くできないのでしょうか。
色々試してみても、うまくいきません。
良い方法があったら、どなたか教えて頂けると嬉しいです。









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最終更新日  2022.06.01 20:50:27
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