三三七拍子♪

三三七拍子♪

2022.05.15
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​この前の雨のせいで、ちょっと寒くなってしまいましたね。
ユリやクチナシの蕾が縮こまっちゃって可哀そうったらないわ。

その前は順調に暖かくなっていました。
近所に池があるんですが、買い物に出ようとしていたら、
池の隅っこで何かが動いていました。
ん?
何だあれは…?

そーっと近づいてみると、なんと、ヌートリアがいるではありませんか。
池の表面には水草がびっしり浮いてるんですが、
ヌーが両手を広げてその水草を自分の口元に囲いこんで、
ムシャムシャ食べてるんですよ。

まあ、ずいぶん世慣れた食べ方ですこと。
しばらくそばで見てたんですが、私がいても怖がりもせず食事を続け、
やがてお腹いっぱいになったんでしょう、
池の隅っこの穴に入っていってしまいました。
中にヌーの家でもあるんでしょうか。

今まではそんなの見たこともなかったのですが。
外来種がその辺に湧いて出るはずもなく…
さては誰かが捨てた…な…。
っとにもー。

前から言ってたんですよね。
動物を売る時は売った店と買った人の届け出をして、
それを暗号化したものをその動物に付けないと、
いくらでも勝手な事をしでかして、動物を犠牲にする、と。
今その名前が出てこないんだけども。
ほら、牛の耳とかに付けたりするアレ。
それとか、最近はマイクロチップを体内に入れる(※)とか。
動物を捕まえた時に調べたら捨てた人を特定でき、罰則を科す、と。

うちの近くは畑がまだ残る地域で、そこにアライグマなんかが出ます。
誰かが捨てたってことです。
あの子らは強いので勝手に繁殖します。
それで、この前、どこかのおばあさんが罠をしかけて
アライグマ1匹をまんまと捕まえました。

見においでと言うので何かなと思って行ったら、
1メートル四方のカゴの中にアライグマが入っていたのです。
ばーさん、コレあんたが捕まえたのかい……
と思ってたら、ばーさんが憎々し気に
カゴの目からホウキを入れて、ラスカルを突いていました。

ババア、やめろ!
まあ、悔しい思いをしたんだろうと思って
ばーさんに何か言うのはやめましたが、ラスカルを見たら
結構な大きさで、罠でも仕掛けなかったら
このバーサンがやられるんじゃないかと思うぐらいでした。

犬も猫もヌートリアもワニも全部、飼ったら最後まで面倒みましょう。
好きで飼ったんだから、途中放棄はいけません。
当の動物も、捨てられた近所も、環境も、迷惑です。

でもなぁ、人間て、自分の子も捨てるんよなぁ…。
そりゃ動物ぐらい平気で捨てるか…。​

毎年うちにツバメが渡ってきます。
来たと思ったらすぐ巣を作り卵を産み、夫婦でせっせとエサをやり、
ヒナと親鳥の声とで毎日が賑やかで楽しい日々です。
7月も半ば頃には、物干し竿の両端に親鳥、
その間に子供達が勢ぞろいして巣立ちの日を迎えます。

何を伝えているのか、それはそれはシリアスで静かな時間、
子供全員が親の声なき声をじっと聞いているのです。
何と厳かな時間を持つんだろうと感動します。
やがて、その旅立ちの儀式が終わると、
片方の親がさっと飛びます。
見ると、屋根に上がって子供達を見守る態勢になっています。

それから、子供たちが1羽1羽あちこちに飛行練習。
1羽はキンモクセイの枝に、1羽は窓の桟に、1羽は屋根の下の方に。
それぞれ行きたいと思ってない所に行ったりして、
でも最後まで辛抱強く親鳥は手出しせずに見守ります。

そのうち、親鳥はどこかに飛んでいきます。
子供達もそれぞれに違う方向に飛び去ります。
少し時間を置いて、また親鳥が庭に戻ってきて、
残った子がいないか確認しに来ます。
誰もいなくなったのを見届けると、再びどこかに飛び去ります。
その潔い姿のカッコいいことったら!

このツバメの儀式を見て、最近の人間はこの野生に負けとるやないかと
思ったんです。
子育ての最中、ヤンキーのスズメたちにチャチャを入れられたり、
ヤンチャなヒヨが嫌がらせに来たり、
そりゃあ小さなツバメの夫婦は大変なんです。

だからと言って子育てを放棄しません。
力を合わせて一生懸命に戦い、子を守り、育てあげます。
子供達も、旅立ちの日に、
わー、もう堂々と酒飲めるで、大人やでーと
感謝も忘れて、一人で大きくなったような顔もせず、
親の言葉を受け止めて、ちゃんとやっていく姿勢を見せます。

そういうツバメの日々を見てるので、巣立ちの儀式を見ると、
​思わず感動して拍手を送るのです。
どうよ、ちゃんとやってる?ツバメに負けてない?
と、自分の背中の後ろに問いかけたくなるのです。

まぁ、私自身がツバメに負けてますけどww

​​
​​ ​​ ​​ ​​ ​​※ 動物の体内にチップを埋めるという考えは、人間にも応用できるので、大変危惧されている試みのようです。
軽々に不用意な発言をしてしまい、申し訳ありません。
文の流れの都合上、掲載したままにしますが、この部分は今は考えが変わっているとお察しください。





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最終更新日  2022.06.26 07:08:21
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