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前回のあらすじ手術の為、ニューヨークに独り戻り、暮らし始めたチュンサン休日に立ち寄った雪のセントラルパークでユジンとの思い出に浸り、切なく時を過ごす。いつの間にか夕暮れになりまぶしいほどのマンハッタンの夜景を眺めていると急に眩暈に襲われ倒れてしまった・・・・ チュンサンは、救急車で病院に運ばれた 翌朝、病院のベッドで気がついた彼に担当医は公園で倒れていたチュンサンを見つけた女性が救急車を呼び病院まで付き添ったことを伝えた。 病状は思わしくないことに変わりはなかったが、医学の進歩は目覚しく、しばらくの間、開発された新薬の投与で様子を見る事となった。夕方には退院の許可も下り、身支度をしようとして、自分の衣服がないことに気がついた。ナースコールで尋ねるとクリーニングが今出来上がってきたということだった。 チュンサンの衣服は雪でぬれて汚れていたのだった。 身支度を整え、担当医師の元へ向かったチュンサン。助けてくれた女性の連絡先も知りたかった。 担当医は、その女性の連絡先のメモをチュンサンに渡した。クリーニングの手配をしたのも彼女だということも付け加えて・・・・。 自宅に戻り、すぐその女性に電話をかけた。礼を述べ、立て替えてもらっているクリーニング代を渡すこともあったが、何より直接会って、礼を述べたかったので、その旨電話の相手の女性に伝えた。 女性は、今度の日曜日なら時間が取れるとの返事だった。 チュンサンは、ニューヨークでも設計の仕事は続けていた。体調に合わせての仕事だったが、新薬が身体にあったのか少し元気を取り戻していた。持ち前の才能とひらめきでさっそうと仕事をこなす。マルシアンの時のイ・ミニョン理事とその姿は何ら変わらなかった・・・。 そして、週末をむかえ、明日会う女性のことをふと考えた・・・・。どんなひとなんだろう・・・・。声の感じでは同じぐらいの年のようだなぁ・・・。気配りが出来る人だから、きっと素敵な人だろうな・・・・。ちょっぴり、チュンサンのこころは軽くなった・・・・。 だが、次の瞬間また胸をぎゅっとしめつけられてしまう。 「ユジン、ちゃんとご飯食べているだろうか・・・。独りで泣いていないだろうか・・・・・・。」そう考えながら、チュンサンのほほにも濡らす涙がこぼれていた・・・。「ユジン・・・・・」 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 12, 2009
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お互いの仕事を終えてから飲みに行く約束をした二人は、チュンサン行きつけのBARに出かけた・・・・。チェリンは昔の恋人同士のように腕を組んではしゃいでいた。 「大丈夫よ、もうカンチュンサンに迫ったりしないから・・・」と笑った。 いつもはJAZZナンバーの弾き語りのBARだが、その日はポピュラーソングのピアノの音色が店内に優しく流れていた。 「あれ?」いつもと違う感じの雰囲気にピアニストに目をやった。「ユジン・・?」 すかさずチェリンは、「なによ、私の前で、チョン・ユジンの名前を言うわけ?」と、むくれつつチュンサンの視線の先に目をやった。 チェリンは思わず、持っていたグラスを落としてしまった・・・・。「カン・チュンサン!いつからチョン・ユジンはピアノがうまくなったのよ!」まくしたてるチェリンには構わず、目を凝らす・・・・。 「あれ?もしかして桜さん?」そんな気がして、バーテンダーに聞いてみる。やはりそうだ。彼女は桜 みずきだった。偶然の再会に驚きながらもちょっとうれしかった。 桜 みずきの弾き語りが終わるとバーテンダーに一言チュンサンはなにかを告げた。やがて、桜 みずきがチュンサンたちのテーブルにやってきた。彼女も偶然の再会に驚きながら・・・・。 「こんばんは」彼女が声をかける。「あら、こんばんは。ピアノおじょうずねぇ」答えたのはチェリンだった。 「一杯いかがですか?」とチュンサンがすすめると桜みずきはアルコールが飲めないので、ジュースを頂きたいと言った。 「いつもこの店で弾いているのですか?」チュンサンが尋ねる 「いえ、今日はたまたま友人が風邪を引いたので、ピンチヒッターです。」と答える。「本当はこういうお店で弾いているのが先生に分かると叱られるんですけど・・・」 「先生・・・・?」そう言いかけたとき、 「カン・チュンサン!御寿司食べたくなったから御寿司やさんに連れて行って」 言い出すとどうしようもないと、ミニョンの時から知っていたので、桜みずきに挨拶をして店を出て、すし屋に向かった。 すっかりアルコールでいい機嫌になっているチェリンには二人はどういう関係か分からなかった。ただ、彼女の持っているある種の勘で、桜 みずきにいやな予感をいだいた。 オ・チェリンは翌朝パリに行くことになっていた。宿泊しているホテルまで送っていくと、チェリンが聞いた。 「カン・チュンサン。何故兄妹でもなかったのに別れたの?」「ユジンと別れる必要なんてなかったじゃない・・・。こうして貴方普通に暮らしているじゃない・・・・。」 チェリンの言葉が心にぐさっとささった。 新薬のおかげで眩暈も減り症状の進行もかなり遅くなってきている。もしかしたらこのままの状態でずっといられるかもしれない。 チュンサン自身もなぜ別れたのかわからなくなりつつあったのだ・・・。 「チェリン、みんな元気にやってるか?」チュンサンが尋ねる 「あ、そうそうヨングクとチンスク結婚するらしいわよ。お似合いよねあの二人・・・」「もしかしたら、ハネムーンのついでにカン・チュンサンを訪ねてくるかもよ」 「サンヒョク・・・あ、チュンサンの弟ね・・・。まあそれなりにやってるんじゃない?」 「ユジンを追いかけてパリには行ってないの?」チュンサンが聞いた。あの日放送局の屋上でユジンを託したからだ・・・・。 「サンヒョクは跡形もなく玉砕よ!ユジンはカンチュンサンだけなの・・・」 ひとしきり仲間の現況を聞いたチュンサンは、「じゃぁ、明日気をつけて。会いに来てくれてありがとう、チェリン。いい女になったね」そう言うと、チェリンとかるい抱擁をして別れた。 その時、チェリンのほおに一筋涙が流れたことをチュンサンは知らない。 それよりもユジンが独りで居ると聞いたことで頭の中も心の中も一杯になってしまっていた。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 13, 2009
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まとめて載せました創作冬ソナ by keema アニメ冬のソナタ プレリュードにのせて 第1話 ユジンに逢いたい 第2話 新薬投与 第3話 ユジン? 第4話 助けてくれた人 第5話 チェりンの訪問 第6話 夢の中のユジン・抜け殻のユジン 第7話 アニメ冬のソナタ パリ編プレリュードにのせて 第8話 桜 みずきとの再会(NY地震) 第9話 影の国のユジン 第10話 チェリンの友情 第11話 みずきとの接近 第12話 ユジンって誰? 第13話 キム次長来米 ・心の家 第14話 不可能な家・田之上教授 第15話 みずきへの看病 第16話 再び倒れる 第17話 ミニョン? 第18話 ユジンが見たもの 第19話 心の家の女性?チュンサンの動揺 第20話 教授のいかり 第21話 ユジンの悲しみ 第22話 みずきの涙 第23話 もう離さない 第24話 みずきの決心 第25話 緊急オペ 第26話 チュンサン!! 第27話 チュンサンからの贈り物 第28話 不可能な家へ 最終話 ずっと一緒・・・
February 20, 2009
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翌日、キム次長の結婚式に出席する為、二人はソウルに向かった。 キム次長とジョンアさんは、もうすっかり夫婦のように落ち着いているだろうと思っていた。けれど、さすがにとっても緊張していた。 その夜、キム次長の家に数人でお祝いに押しかけた・・・。サンヒョクとチェリンは仕事の都合でこられなかった。 楽しく時を過ごし、そのあと二人はチュンサンの別荘に向かった。 ふたりは、しばらくの間、公園のベンチに腰掛けていた。 空には、ポラリスが輝いている・・・・今日までいろんなことがあった。 何度も二人の赤い糸は切れそうになりかけた。けれど、二人の愛はいくつもの障害を乗り越えて今また、静かにポラリスを見つめている。 もう、何があっても離れない。そう固く誓った二人・・・ チュンサンは、かすかに残った視力で、何かできるかまだ模索していた。 ユジンには、チュンサンの焦りがわかっていた。いつかの教会で「愛している人がいます。その人とずっと一緒に暮らしたいんです。その人に似た子供の父親になりたいのです。愛する人と子供の暖かい手、丈夫な足になりたいのです」そう 祈っていたチュンサンを覚えている。ユジンは心の中でポラリスに願った。どうか、いつまでもチュンサンが私の傍にいてくれますように・・・ 「チュンサン、風邪引いたら大変だからもう、中にはいりましょう・・・」そう言って二人は家の中に入った。翌朝、食事を済ませた二人はユジンの運転で、南怡島に出かけた。 もう、チュンサンは颯爽と車を運転することはできない。その自分を受け入れるのにたくさんの時間がいるのだろうと思った。 初めて授業を抜け出したあの日・・・ 初めて手をつないだ・・・・この場所に来ると、初恋が二人を呼び覚ます初雪の日のデート 初めてのkiss 心を縛りつけたままで誰を愛せます?世界はこんなに暖かくて美しいのに、よく見てください。と、貴方は言った・・・ 初恋に呼ばれた気がした・・・ 初恋を取り戻そうと二人で訪れたあの日 過去の記憶より これから作る思い出を大切にしたいと思った・・・ ずっと黙ったまま歩いていたチュンサンが言った・・・。「また、君とこの場所にこれるとは思っていなかった・・・・」「ユジン、前みたいに僕が君を守りきる事はできないかもしれない。でも、二人で力を合わせていけばいいんだよね・・・・。いろいろ苦労かけるけど・・・よろしくね」「あれ?ユジン泣いてるの・・・?」 「チュンサン・・・・」「あなたの傍にいられるだけで、何でも乗り越えられるわ・・・」 「もう、泣かなくていいんだよ。ユジン・・・ずっと一緒だ。」 「チュンサン・・・・」 Conclusion 拙い文章を我慢して読み続けてくださったみなさん。ほんとうにありがとうございました。読んでくださった皆様も末永くお幸せに・・・・by keema ^^
February 19, 2009
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突然の結婚式も無事終わり、チュンサンとユジンはゆったりと時を過ごしていた。窓の外は一面のブドウ畑・・・・ チュンサンは、視力のせいで今までの仕事を続ける事は出来ない。 これから、自分が何が出来るのか何処までも続くブドウ畑を眺めながら、考え事をする事が多かった。 そんなチュンサンをちょっと心配げにみていたユジンは、「チュンサン、キム次長から結婚式の招待状がきてるわよ・・・」と、一通の手紙を持ってきた。「ちょうどいいわ、不可能な家の住人に、住み心地も聞いてこなくっちゃ・・・」不可能な家にはユジンの母と妹ヒジン夫婦が暮らしている。ボルドーに母も呼びたかったが、さすがにミヒと一つ屋根の下に暮らすのは、お互い気まずいだろうと思い、チュンサンの家には、ユジンの家族。ユジンの家にはチュンサンの家族が住んでいる。 幾日か過ぎたある日、二人は韓国に向けて出発した。韓国を離れて、3年もたっていないのに、ひどく時間が流れたような気がした。二人はひとまず、不可能な家に向かった。 チュンサンもユジンも実際に見るのは初めてだった。「カン・チュンサン!貴方の家は住む人に優しくないわねぇ。ここ、上がるの大変じゃない。それにここのフローリング、吹きさらしでお掃除が大変だわ・・・」 そう文句ばかり言うユジンに、チュンサンは、「ばかだなぁ、誰の模型を元にして作ったと思ってるの?」と、笑って見せた。 キム次長からのプレゼントの ジグソーパズルを直しながら、ユジンは負けずに、「その模型をベースに住みよい家に設計するのが貴方の腕の見せ所じゃないの・・・・。」と譲らない。 そんなやり取りが聞こえたのか、中からかわいい女の子が出てきた。 そして、いきなりチュンサンの足にしがみつき、「オンマ、私この人と絶対結婚する!」と言った。 いつかも、そんなことがあった。初めてチュンサンがユジンの家を訪ねたときに妹のヒジンがチュンサンに一目ぼれして、同じ事をしたのだった。「親子だねぇ・・・・」ユジンは、ヒジンをみてそういって笑った。ヒジンも「あ、チュンサン!」そういってチュンサンに抱きついてきた。 中にはいり、二人はユジンの母に挨拶をした。母もとってもうれしそうで、ユジンはうれしかった。 それから二人は家の周りもみて回った。そして、チュンサンの愛情が一杯詰まったテラスで、しばらく見詰め合った・・・。 「ユジン、先輩の結婚式が済んだら、二人の思い出の旅めぐりをしようか・・・」ユジンは黙って頷いていた。何故か、涙がこぼれた・・・・。 to be continue・・・・・・・・ by keemanext Conclusion
February 19, 2009
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ある日チュンサンに、母であるカン・ミヒから電話があった。ミヒのスタジオに来るようにとのことだった。ミヒは体調を崩してから、海外公演は控え、もっぱらスタジオで弟子にレッスンをしていた。チュンサンは夕方仕事を終えスタジオに向かった。ドアを開けるとピアノの音が聞こえてくる。その時だった・・・。 ニューヨーク全体が大きく揺れた。チュンサンもその場にしゃがみこむほどの大きな揺れだった。ほどなく揺れは治まったが、中のほうから「きゃあ~、先生っ!誰か、誰か・・・」と泣き叫ぶ声が聞こえた。チュンサンは急いで声のするほうへ走った。扉は開いていた・・・・。 目の前の光景が何を意味するか飲み込むまでに時間がかかった。レッスンルームのアップライト型ピアノが倒れている。母であるカン・ミヒの上半身だけが見えていた。 とにかく母を助けなければ・・・・。チュンサンは辺りを見回して、テコになりそうなものを探す・・・。その時目に飛び込んできたものは・・・・またしても、ユジンの顔だった・・。いや、正確に言うとユジンとそっくりな顔をしたあの 桜 みずきだった。 その事に驚いていられる暇はなかった。みずきと一緒に力をあわせてミヒをピアノの下からひっぱりだせた・・・。 ミヒはかろうじて、意識はあった。だがむろん下半身は動かない。どのぐらいの被害がニューヨークを襲ったかはまるでわからない。救急車に頼ることはできない。そう判断したチュンサンはミヒを背負い、病院へと向かった。みずきも一緒についてきた・・・。 幸いにも病院は近くにあり、被害もないようだった。すぐさまミヒの診察、そして手術が始まった。やがて時が経つにつれ病院は、戦場のようになってきた。 外にはたくさんのサイレンの音が聞こえる。 待合室のようなところにテレビがあったが、映し出された映像がいったい何処の地域なのかはまるでわからなかった。ただ、チュンサンはミヒの怪我の具合が心配だった。「あの~、缶コーヒーですけど・・・。」差し出したのは、みずきだった。 ようやく、さっきレッスンルームでみずきを見た時の驚きが戻ってきた。「桜さん、どうしてあそこに居たのですか?」 そう・・・・・・、桜が先日言いかけた「先生」というのが、カン・ミヒのことで、クラッシックピアノを学ぶ為にニューヨークに来ていること。今、ミヒの家に下宿していること。クラッシックの曲以外はしばらくは弾いてはいけないと言われている事等をチュンサンに話した。 そして、先生のひとり息子さんが、自分が助けたカン・チュンサンだったということの偶然に驚いていた。 その時、処置室のドアが開き、中からドクターが手招きをした。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 13, 2009
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部屋に戻り、ソファーに腰掛け深いため息をついた・・・。「サンヒョク・・・、ユジンの傍にいないんだ・・・」チュンサンは複雑だった。ユジンが心配だったがまだ自分を、自分だけを思っていていてくれることがうれしかった・・・。その日はチュンサンの夢の中にユジンが微笑んでいた。チュンサンの寝顔はとっても優しい顔だった。 翌朝チェリンは機上の人となった。窓の外に何処までも続いて見える雲海を眺めながら、昨夜のチュンサンと過ごした時を思い起していた・・・。そして、目の前の景色が歪んで見えた・・・。 「わたしがどんな思いで、カン・チュンサンをあきらめたと思ってるのよ」「チュンサンを譲れるのはチョン・ユジンだけよ・・・・。何処の馬の骨とも分からない双子のユジンに渡せないわ・・・。ん~もう!チョン・ユジンは一体何を考えているのよ・・・」ファーストシートに身を沈め静かに目を閉じた、チェリン。パリでチュンサンに出会った時の事、そして幸せだった恋人時代を思い出し、また目頭からほろりと涙がこぼれた。いつしか、チェリンは眠りについていた・・・。 その頃、ユジンは空港にサンヒョクがくれたニューヨーク往きのチケットをおいてきた事を心のどこかで後悔していた・・・・。ひとりパリに渡ろうと思ったのもチュンサンとは血が繋がっていると思ったからこそだった。 それが違うとわかったのに、何故私はチュンサンの元へ行かなかったのだろう・・・。ミニョンさんがチュンサンと判った時にもう2度と離れないと誓ったじゃないか・・・。そんな思いがどんなに美しい景色を見ても曇ったくらい景色に変えていた。 建築関係の更なる勉強の為に留学してきたつもりだったが、心はあの日ニューヨーク往きの飛行機に乗っていってしまったように、パリにいるユジンは抜け殻だった。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 13, 2009
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次の夜、チュンサンは教授と待ち合わせの店に行った。ちょうど、教授がバンドに加わってサックスの腕前を披露しているところだった・・・。 席に案内され、腰掛けようとした時、田之上教授がやってきた・・・・。みずきの顔をみて、一瞬視線が止まったが、何事もなかったように、話し出す・・・ 「あぁ、ミニョン君、お久しぶりです。ふふ、こちらの美しい方は?あ、私ミニョン君の先生でした田之上と申します。よろしく~。あ~、どうぞおかけください~。」そういうと、自分も椅子に座り、店の人にあらかじめ頼んでおいた料理を持ってくるように軽く合図をした。「ミニョン君はアルコールは今はだめですか?あぁ、そうですか、あんなにワインお好きだったのに気の毒です。みずきさんでしたっけ、貴方は・・・?そうですか、それは残念。では、おいしいワイン一人で頂きたいところですが、私もちょっと気がかりな用事ができたので、アルコールはやめておきます。さぁ、どうぞ召し上がってください・・・」 そういうと、チュンサンが教授に聞いた。「先生、今日どなたかとご一緒にいらっしゃるって、おっしゃっていませんでしたか?」 「ミニョン君、君はまだまだですねぇ、気になっても聞いてはいけないことだってあるんですよ~。さ、熱いうちにいただきましょ・・・」 世間話をしながら食事をし、1時間程度でその店を後にする事になった。「それでは、先生明日カレッジのほうに伺います。おやすみなさい。」チュンサンはそういって教授と別れた・・・。 翌朝、約束の時間にチュンサンは田之上教授の研究室のドアをノックした。「あ~ぁ、昨日はどうも、どうぞお入りください。 あ、みずきさん携帯電話はお持ちですか?ミニョン君にもし何かあればこちらからご連絡しますので、それまで自由に過ごしていてください。仕事の話ばかりだと退屈でしょう・・・」教授の申しでに、みずきはにっこり頷き、部屋を出て行った。 「ミニョン君、家のチェックに入る前にちょっといいかね・・?」 いつものちょっと軽い感じの口調とは、違う厳しい口調だった。「今部屋を出て行った彼女、私が知っている女性と瓜二つです・・・・・。心の家の女姓と・・・。」 チュンサンの顔が引きつった・・・ to be continue・・・・・・・・ by keema
February 18, 2009
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田之上教授の研究室のドアのむこうには、みずきがたたずんでいた。チュンサンの薬の時間が近づいてきたので、心配になって戻ってきていた。教授がチュンサンを叱る声が聞こえた。みずきはいたたまれなかった。教授に心の醜い部分を見透かされたような気がした。それでも、薬は自分が持っていたので、どうしてもそのドアを開ける必要があった。みずきは、震えるその手でドアをノックする。中から、「はい、どうぞ・・・」と教授の声が聞こえる。 みずきは、消え入りそうな声で、「あの~、お薬の時間なので持ってきました。すみません・・・・。」そう言って、薬を置いてすぐ部屋を出た。チュンサンと、田之上教授は、みずきの様子がおかしい事に気がついた。 チュンサンは、薬を手に取ると、あわててみずきを追いかけた。話を聞かれたのなら、みずきを傷つけたかもしれない。 「みずきさん!待って・・・。」みずきは立ち止まった。チュンサンは息を切らしながら、「ちょっと待ってね、今薬飲むから・・・・」そう言って、薬をほおばった。 そして、「今日はもう、帰るからちょっと待ってて。教授に挨拶をしてくるから・・・・」そう言ってちゅんさんは研究室にむかった。途中まで、田之上が出てきていた。田之上は何も言わずに軽く頷いた・・・。 ホテルに戻る間、みずきは一言も話さなかった。チュンサンもどうしていいかわからなかった。教授から指摘されたことが、気づいていなかったとしても心のどこかにあったのかもしれない。そう思うと、何も話す気になれなかった。 ホテルに着き部屋に入ると、すぐさまみずきは「私、ニューヨークに戻ります。ごめんなさい・・・・。ユジンさんを傷つけてしまったんですね・・・・」 そういうと、泣き崩れながら自分の部屋に入ってしまった。 チュンサンは、みずきの部屋をノックしながら、「みずきさん、悪いのはこの僕です。貴方が責任を感じる事はありません。だから、泣かないで・・・・ドアを開けますよ」 「ドアは開けないでください。チュンサンは今からユジンさんのところに行ってください。教授に聞けばユジンさんのお住まいわかるでしょ。貴方が本当に愛しているユジンさんのところに行くべきです。」それだけ言ったあとは、声を殺して泣くだけだった。 みずきの言うとおりだった。今1番傷ついているのはユジンだった。ユジンを思うと胸が張り裂けそうだった。 あのオペラを見た帰り道、ユジンがずっと自分の姿を追いかけていたなんて、想像もしていなかった。音楽の勉強をしているみずきに母の看病や、今回の付き添いの感謝の気持ちとして、オペラ座に連れて行った。それだけのことが、こんな事態を招いてしまったのだ。 チュンサンは、自分自身に腹が立っていた。いいようのないくらい腹が立っていた。今の自分はユジンに逢う資格がない・・・・でも、傷つけてしまったユジンを想うと、どうしても逢わなければいけないと思った。 チュンサンは、田之上教授に電話をかけた・・・。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 18, 2009
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翌朝 ユジンはチェリンのファッションショー会場へと急いだ・・・。チュンサンの消息が少しでも知りたい・・・その心が彼女を急がせていた・・・ 「あ、その順番はこうよ!ちゃんとやってよ」準備に追われているチェリンがユジンを見つけた。 「チョン・ユジン!来たわねぇ~。相変わらずダサい服着てるわねぇ~後で、私の素敵な服プレゼントしてあげるわ・・・」 オ・チェリンのいつもの毒舌が今のユジンにはうれしかった・・・久しぶりに影の国から出てこられたような気がした。 チェリンは、次々とスタッフに指示を出しながらユジンをチラッと見た・・・。そして、そのやつれぶりに胸を痛めていた。 ファッションショーも大成功に終わりバタバタと撤収作業の指示を一通り済ませたチェリンは足早にユジンのもとに駆け寄る。 「待たせたわね・・・。どうだった?ファッションショー・・・もちろん、素敵だったでしょう。今の私は仕事が生きがいなのよ・・・あぁ、お腹すいた。チョン・ユジン一緒に食事に行くわよ・・・」そういうとユジンの手をひいて車に乗り込んだ。 やがて、一軒のレストランに着いた。そこは以前ミニョンとよく訪れた店だったがそのことはユジンには話さない・・・。いつものその席が空いていたので、そこに落ち着く・・・・。 「チョン・ユジン、私がごちそうするからなんでもいいわよ、」 チェリンが元気付けようとしてくれているその気持ちがユジンの目を潤ませた・・・・「あら、やだ!私にあえてそんなにうれしいの~?」チェリンはわざとそういってユジンの笑顔を誘った。 食欲がなくいつまでもオーダーが決まらないユジンをほおっておいて、チェリンはあれもこれも注文した。 そして、静かに「カン・チュンサンはかすり傷ひとつしてないわよ・・・。安心しなさい。 どうせ、昨日も眠れてないんでしょ。 それに何にも食べてない・・・。チョン・ユジン!顔に書いてあるわよ・・・・」 ユジンは安堵とともに今までの緊張と不安が一度に解き放たれてすでに頬をひっきりなしに涙がつたう・・・「チェリン、ありがとう・・・」そう一言いうのがやっとだった・・・。 目の前には次から次へと料理が運ばれてくる。そのおいしそうな料理さえ涙でかすんで見えない・・・。 「私ね、パリに来る前に思い切ってカン・チュンサンに会いに行ってきたのよ。どう?うらやましい・・・?」 チェリンのこの言葉にとげは感じられなかった・・・。ユジンは涙でくしゃくしゃの顔にほんの少し笑みを浮かべて軽く頷いた。なんだかとても素直になれていた。 「チュンサン、身体のほうも現状維持ってとこね。手術のほうはまだ具体的にきまっていないらしいの。さすがアメリカね、とってもすごい新薬が開発されて今それを使って様子を見てるって言ってたわ。」 チェリンの口元を食い入るように見つめるユジン・・・ そんなユジンを見てチェリンも涙ぐんだ・・・。そして、「チョン・ユジン。料理食べなさい!チュンサンと約束したんでしょ。何処に行ってもどんな時でもご飯はしっかり食べるって・・・そんなんじゃ、チュンサンに会う前にユジンが病気になっちゃうわよ。しっかりしなきゃ・・・・」そういうと、むりやりナイフでカットしたステーキをユジンの口に運んだ・・・。 ユジンは「ありがとう・・・」と言って口にほうばった。しばらくの間、チェリンの指示通り、次々に料理を食べ続けた。 テーブルの上の料理がほぼ二人のお腹に収まった頃、いい香りの珈琲が運ばれてきた・・・・。 「チンスクとヨングクが結婚するって知ってる?」チェリンが聞いた。ユジンは軽く頷いて、「うん」と答えた。「チョン・ユジン!あんたはどうすんの?いつまでいじをはってこっちにいるつもり?チュンサンひとりにしておいて、平気なの?兄妹じゃなかったんだから、いくらチュンサンがもう逢わないでおこうと言ったって、それではいそうですね。そうします。って言えるの?」 「チョン・ユジンだから譲ってあげたのよ・・・。私がどんな思いであきらめたかわかる?・・・そばに居てあげないなら、又私、チュンサンのところにいって絶対に離れないわよ・・・」 オ・チェリンはバーで出会ったユジンにそっくりな女性のことは教えなかった。いや、教えられなかった。 それほどに、ユジンは痛々しかった・・・・ to be continue・・・・・・・・ by keema
February 14, 2009
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今日もやっぱりぺよんじゅんさん NYに住み何度目かの休みの朝、目覚めるとあたり一面銀世界になっていた。 近くのセントラルパークでは、ザ・ゲーツの催し物が行われていた。期間中200万人もの人がゲートをくぐり、いつになく賑わっていた。 そんな人ごみを横目で見ながらセントラルパークのはずれに来ると どこか懐かしい雪だるま・・・・ チュンサンは少し遠くを見つめ思い出していた。 初めてのkiss 雪と戯れたあの日 思い出すのはあの・・・・ きらきらと まぶしく輝いていた あきらめたはずの・・・ユジンのことばかりだった・・・・ 遠いパリに思いをはせ胸が苦しくなるほど切なくなってしまったチュンサン・・・ いつしか当たりはすっかり暗くなっていた対岸に浮かぶマンハッタンの夜景がチュンサンにはまぶしく痛くさえあった・・・。 「ユジン・・・・」そう呟いて、チュンサンはまたしてもあの頭痛に見舞われ意識を失ってしまった。 to be continue・・・・・・・・ by keema ブログ仲良しの桜草薫さんが 初MVです。 ヨンジュンLOVE こちらからどうぞ 桜草薫さんのお部屋 こちらですよ~
February 12, 2009
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前回までのあらすじ手術の為ニューヨークで暮らし始めたチュンサンがセントラルパーク内で突然倒れてしまった。偶然通りかかった女性が救急車を手配し、病院まで付き添った。翌日退院したチュンサンは担当医に教えてもらったその女性に連絡し今度の日曜日に直接会う約束をした チュンサンの表情が凍った 「ユジン・・・」 「どうしてここへ・・・」 「ユジン・・・」 チュンサンの口からは他の言葉は何も出てこなかった。 目の前に現れたのは・・・ 目の前に現れたのは・・・ 「お待ちになりました?すみません」チュンサンの表情に少し驚きながらきょとんとしてそう言った。 チュンサンは溢れくる涙をとめる術もなく流していた。そして、また「ユジン・・・」・・・と。 「あのぉ~、どうかされましたか・・・?私、お電話いただいた桜 みずきといいます」と、その女性は告げた・・・。 その女性が「ユジン」という名前を聞くのは2度目だった。1度目はチュンサンに付き添って救急車に乗っているときだった。意識のないなかでチュンサンはユジンの名を呼んでいた・・・。 桜 みずき・・・・その名前を聞いてやっとチュンサンは我に返った。慌ててその大きな手で涙をぬぐい、つくろったように笑顔を作る・・・。それでも、まだ顔の筋肉が言うことを利かない。ともすると、あふれ出る涙がこぼれそうになる。 ぐっとこらえて嗚咽にも似た声を絞り出し、 「お忙しいのに、および立てしました。さあ、どうぞおかけください・・・」 そういうのが、やっとだった・・・。 大きく息を吸ったチュンサンは、やっと落ち着きを取り戻した。 そして、あらためて自分の名前を告げた「カン・チュンサンといいます。先日は助けていただいて本当にありがとうございました。」 ユジンと瓜二つの女性は「桜 みずきといいます・・・。」と、さわやかに名乗った。 二人が待ち合わせたカフェはニューヨークでも有名なケーキのおいしい女の子に人気のカフェだった・・・トム・ハンクスとメグ・ライアンのラブ・コメディー「You've Got Mail」の映画撮影に使われたこともある 明るい感じのカフェだ・・・・。 チュンサンは飲み物と彼女のためにケーキを注文した・・・。 「桜さんは日本の方ですか?私は韓国人です・・・」と、チュンサンは聞いた。 彼女は「半分日本人です。母が韓国人なんですよ」と、にっこりしながら答えた・・・。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 12, 2009
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ホテルが手配した救急車で病院に運ばれたチュンサンは、直ちに緊急オペを受ける事になった。ユジンから連絡を受けた田之上も病院に駆けつけた。 長い長い時間をかけて、オペは行われた。ニューヨークの病院と連絡を取り合って、慎重に・・・・。 ユジンはやっと戻ってきたチュンサンのぬくもりが消えるはずはないと信じていた。やがて目覚めて、「ユジン」と呼びかけてくれることを疑わなかった・・・・。 1日、2日、3日とチュンサンの寝息だけが聞こえる。チュンサンは身動き一つしない・・・・。 4日、5日、6日状況は何一つ変わりなく、時だけが孤独に流れていった。それでも、ユジンは以前と違っていた・・・・。涙も流さず、チュンサンのそばで、チュンサンと一緒に住む家の制作を続けていた。時折、「チュンサン、ここはどっちがいいと思う?」「窓の大きさはこのぐらいがいいわよねぇ・・・」などと、語りかけながら・・・・・ドクターからは「残念ですが、このまま意識が回復しない可能性があります。」そう、言い渡されていた。 チュンサンが設計していた「不可能な家」は、田之上教授監修のもと、実際に建築が始まっていた。場所は、韓国のある綺麗な島の丘の上だった。キム次長が取り仕切ってそのプロジェクトを進めていた。 ユジンの「心の家の設計図も完成したフランスボルドー地方のある一画に建てられ始めた。あたりは、ブドウ畑が何処までも続くのどかな田舎町だった。現場ではユジンの変わりに田之上が先頭に立って、指示をしていた。それぞれの人がそれぞれの場所でチュンサンの回復を願っていた。 キム次長とジョンアさんの結婚式も延び延びになった。キム次長が、チュンサンの出席がない限り、結婚式はしないとガンと言い張っていた。ヨングクと、チンスクは身内だけの結婚式は済ませたが、新婚旅行はお預けにしていた。チュンサンの意識が回復したら、お見舞いがてら、パリにくる事にしていた。オ・チェリンは相変わらずエネルギッシュで、チュンサンのいるパリに支店を構えた。そして、事あるごとに、チュンサンの見舞いにやってきた。ユジンには内緒で、ユジンのためのウェディングドレスを用意していた。いつでも着られるように・・・・。そして、必ず「カン・チュンサン、貴方のオ・チェリンが来たわよ。王子、目を覚ましなさい・・・」そういって帰っていく。 横でユジンはいつも笑っている・・・・。チュンサンだけ時が止まっている以外は、毎日があわただしく過ぎていっていた。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 19, 2009
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いっぽうユジンは・・・・ アメリカからやってくるのがチュンサンだとは知らずに、一生懸命 心の家の制作に励んでいた。もう逢わない約束をしたチュンサンのために、人に優しい、いや、チュンサンが少しでも快適に住めるような家を作ろうとしていた。 陽だまりが家のどこにいても届き、そして心地よい風も流れるやすらぎの心の家・・・ 田之上教授ともすっかり打ち解けて、1日の大半を教授の研究室で過ごす毎日が続いていた。 「え~ユジンさん、明日の夜何か予定はございますか?ほら、あの例の面白い男。今日こちらにやってきたようなんです。それで、明日の夜一緒に食事をするんですけどね、 なんだか、パートナーをつれてくるようなんです。まぁ、彼は私よりはちょっと劣りますけど、ふふなかなかのイケメンでして、女性の一人や二人いてもちっともおかしくはないのですが・・・。それが、え~なんでも体調が思わしくないようで付添い人らしいんです。 もし、ユジンさんの都合さえ良ければ、その女性の為にもご一緒していただけないでしょうか・・・・? うーん、それにしてもミニョン君、以前はどこか悪いようではなかったんですけどねぇ・・・まだ、若いのにもったいない・・・・」 ユジンは自分の耳を疑った・・・・。今、教授が「ミニョン君」と言ったように聞こえたからだ・・・。 「教授、いっ今なんとおっしゃいました?その方のお名前・・・?」 おそるおそる尋ねた・・・・ 「え~、彼ですか?ミニョンと言いますが・・・。た、し、か、イ・ミニョン、そうそうイ・ミニョン君ですが・・・。あれぇ、ユジンさん彼をご存知なんですか~?それは、ちょうどいいではありませんか。是非ごいっしょしてくださぁ~い。楽しみになりましたよ。明日の夜が・・・・ 明日5時半にユジンさんのお部屋まで、私が迎えに参ります、お待ちしていてくださいよ」 そういって、田之上教授は、別の講義に出かけていってしまった・・・・。 ユジンは、田之上教授の言葉をひとつひとつ順番にゆっくり思い出していた。 チュンサンがパリに居る? 身体の調子が悪い? 付き添いの人も一緒に来ている?女性? 明日の夜、チュンサンと一緒に食事? あまりにも大きな出来事をあまりにも突然知らされてユジンは何も考えられずにその場に座り込んでしまった。あれほどあいたくてあいたくて、あいたくてたまらなかった チュンサンに 明日、会える・・・・? ・・・気がつくと、辺りは闇に包まれて パリの空から 白い天使が、今年初めて舞い降りてきていた・・・・to be continue・・・・・・・・ by keema
February 17, 2009
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キム次長とチュンサンはその晩、久しぶりに一緒に飲んだ・・・・。 そして、ジョンアさんと結婚する事になったことをテレながらチュンサンに報告した。「理事が仕事で韓国に来る時に式を挙げますから、出席してくださいよ。私の結婚式に箔が付きますから・・・・」 「ところで、理事!1.ユジンさんとそっくりだから私に言いたくなかった。2.ユジンさんとは別の人だから特別言う必要もないと思った3. 私には知られたくない事情があったから言わなかった。どれですか?」 チュンサンはいつものように鼻で笑って、「先輩関係ないですよ・・・。僕はもう誰とも付き合いませんし、ユジン以外は愛せませんから・・・」自分にも言い聞かせるように答えた。 「あ、理事、こんな言葉知ってますか?遠くの親戚より近くの他人という言葉・・・・知らないだろうなぁ・・・・」そういって、グラスのビールを飲み干した・・・・。 彼もまた、チュンサンとユジンを心から心配している一人だった。 一方パリでは・・・・ 提出されたレポートの中から4,5人の学生に更に綿密な設計図を提出するよう田之上教授は指示をした。その中にユジンが含まれていた。 ユジンは教授に呼び出された・・・。部屋を訪れると、「チョン・ユジンさん。え~と、貴方の心に建つ家を是非楽しみにしていますよ。頑張ってください。あ、それから選ばれたメンバーでパリの建造物の視察に行きますから、参加してくださいよ・・・。」と、申し渡された・・・。 何故自分が選ばれたか聞くことはできなかった・・・。 心の中の家・・・・不可能な家・・・・今の自分には心の中に家などなかった・・・・視察の日も遠足のようにはしゃぐメンバーをよそにひとり、離れて歩いていた・・・。 パリで1番古い家をみたりオルセー美術館の中から外を眺めたり・・・その他いくつかの建造物を見て回り、デジカメで撮ったり、メモをしたりしたものの、どこも心の目では見ていなかった・・・・。やがて解散予定の公園に着いた。並木道が続く・・・・ユジンは深呼吸をした・・・そしてやはり涙ぐんだ・・・・ ユジンは空いているベンチに腰をかけた・・・。「ユジンさん、え~、貴方はいつまで影の国でお暮らしですか?」声を掛けたのは、田之上教授だった・・・。影の国という言葉にユジンは驚いた・・・。「お隣・・・腰掛けてもいいですか・・・?」ユジンが驚いた表情のままで軽く頷く・・・ 「え~、緑は気持ちがいいです。ユジンさんもそう思いませんか・・・?あなた、今日色々と見てきた建物、心の目でひとつも見てきていませんねぇ・・・それは、もったいないですねぇ・・・。せっかく美しく輝いているものが目の前にあるんですから、影の国でお暮らしでも、たまにはこちらに来てご覧になったほうがいいですよ・・・」 そう言って、教授は空を見上げた・・・・。ユジンは不思議な気がした・・・・。教授の言葉がどこかミニョンから言われた言葉と重なった。「え~、ユジンさん。それでは私はこれで失礼しますけど、何かわからないことや、困った事があったら、いつでも私の研究室へどうぞ・・・。おいしい珈琲ごちそうしますよ・・・」そう言って立ち去っていった。 話し方に独特の雰囲気がある田之上教授 パリにきて、はじめて心の奥まで言葉が届いた気がした。ユジンは少し明るい気持ちになっていた。 そして、前向きに課題に取り組もうという気持ちになりかけていた。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 15, 2009
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