「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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2012.11.29
だらだらと書いている
カテゴリ:
カテゴリ未分類
・最後の作品と唯一のエッセイ。
・今回の講座の参加者は50人。男が8人。
・レジュメ2枚
・「名人伝」「列子」
・「名人伝」の最後の意味がよくわからない。定説が無い。
・名人の先生と生徒の差はない。象徴的な中島の最後の作品である。
・中島本人は自分が死ぬと思っていない。
・死の直前に書かれた戦時下のエッセイである。文学を忘れていた。戦争が始まって文学を忘れていた。大雑把な人間になってしまっていた。おぼろげながらわかってきたこと。戦争は戦争、文学は文学と思っていた。
・正直な気持ちを書いている。
・病気で苦しい息の下にいるがまだ自分が死ぬとは思っていない。
・古典にテーマを求めている。当時は、他の作家たちにもある。
・英文科に進まなかったのは何故か。当前のレールに進んでいない。時局を考えたのだろうか。
・最後には、馴染みの漢学に戻っている。直線的ではないところが注目すべきである。
・李陵は、自分の措かれた状況を視る必要がある。戦時下であること。
・研究が古典である意味。時局に妥協しないでいたい。題材が違っている。
「名人伝」
・主人公は、何かに憑かれた人間のテーマ。作家の傾向としてある。
・弓に憑かれた人間。別のものに措きかえれば何にでもある。
・草稿と決定稿と違っている。草稿では、冒頭の部分の前のことを書いている。小説を書くとなると書きだしが問題になるが、草稿のはじまりが波乱含みであり、実際は、無難な書き出しになっている。この方が優れている。シャープになる。
・紀昌。
・「邯鄲」。夢枕。一炊の夢。名人になったのも夢。「邯鄲夢枕」の故事。
・何故邯鄲か。場所の意味。
・本当は、「邯鄲のあゆみ」。四つん這いになる。予想外の見方。読みが分かれる。
・すべてが夢になるという解釈。
・象人(木偶)のごとくになる。
・石川淳は、作品だけが残るのが理想という。
・紀昌の末路。こっちとあっち。
・三島は、老いの哲学を信じていない。
・出家・・・あっちにたつこと。醜態を晒す事。
・自我が喪くなることではないか。
・ある道に到達した人の事。憑りつかれている。自我は苦しみが伴うものである。
・そこから解放された状態。
・中島には、到達点ではないのではないか。
・30歳過ぎた頃の自我でしかないのではないか。
・生臭過ぎる。自我が強いのではないか。
・歳を重ねるごとに理解が深まるのではないだろうか。
・紀昌は老人になっていく。そのままリアルに描いている。衰えて行くがままに書いている。驚かそうとしている。
・鴎外が書くとあとあとまでのことを書く。それをしない筆法である。末路まで書く。そういう目がある。
・末路を書く。一辺倒ではない。「弟子」と違う。人はそれぞれ違う。
・一見違うものを書く。最後が違っている。読者の違いで思いも違う。
・穏やかな書き出しをしている。比較している。波乱も考えた。
・(述べて作らず)。作家の考え方。
・飛衛から課題を出される。
・「列子」の「名人伝」引用である。
・原典にないものは人間的なもの。
・虱の話もある。
・生々しく書くのが中島のオリジナル。
・ただし、アランポーの小説に「スフィンクス」がある。虱の話。
・虱が大きく視える。窓辺で大きく視える。
・誇大にみえる。
・誇大誇張にみえるがそうではないかもしれない。
・古代では、日にちはない。10日のちなどはない。
・現代では、日数の細分化している。
・草稿の部分を、飛衛と闘う部分に出てくる。ライバルになる。単純に移したのではない。決定稿の方が優れていると思う。
・老名人の「不射の射」を効果的に変えている。
・木偶のでてくるところが違っている。ポイント。意味も違う。
・中島の哲学。原典にない木偶が遣われている。象人と木偶。
・木偶の配置が問題になる。「ようふん録」では冒頭に出てくる。
・木偶はキーワードになる。
・飛衛のことばは、アイロニカルか?シニカルか?
・邯鄲の都がでてくると注意すべき。
・飛衛の評価が決定的。天下一の名人。見間違えたか。
・真っ白になった状態をどう視るか。アイロニーか。
・深読みしてしまったか。そういうことも考えられる。
・人前で技術を披露しない。
・紀昌は何にも云ってはいない。どう読んでもいいのではないだろうか。どちらに読んでもいいように書いている。作家だけが知っている。
・駄目な人間なのか、名人なのか解らない。
・道具を遣わないでことをなす。
・名人は、それを超えていることかもしれない。老子。無為にしてかつ。
・老子、荘子、列子を読んでいる。
・自我の解放ではない。
・当人にはどうでもいい。他人のうわさは気にしない。
・「雨月物語」宗教の対立がある。執念が消えない。往生していない。
・その後の紀昌の意味。
・いい意味で、作品について意見が分かれるのは良い作品である。
・鴎外から中島の学んだ手法で、だらだらと書いている。鴎外の歴史小説の書き方から学んでいる。
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最終更新日 2012.11.29 16:13:00
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