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三越伊勢丹ホールディングスが、上海店を閉店するというニュースがありました。上海梅龍鎮伊勢丹として、上海駐在時代によく行ったお店です。上海梅龍鎮伊勢丹は1997年、天津伊勢丹に続く中国2号店として開業しました。私が駐在していた2006年前後は、まだ上海も百貨店はあまり多くなく、この伊勢丹と静安寺の久光百貨店(香港そごう)によく行っていました。この当時はローカルの第一百貨などがありましたが、いかにも昔ながらの中国の百貨店という印象でした。そのため、あまり買い物の目的がなくても伊勢丹や久光には足を運んでいました。テレビで紹介されました 三越伊勢丹 THEFOOD ビーフシチュー10個入り 具がゴロゴロ 伊勢丹 クイーンズ伊勢丹私が帰国した後の2010年には全面改装を実施し、ビューティを軸に30~40代女性のVIP顧客の囲い込みに力を入れていました。しかし、最近では中国国内でのEC販売の台頭と、景気の減速により、ここ数年は赤字が続いていたということです。閉店については、建物の賃貸借契約の満了としており、加えて、今後の収益性を加味して検討した結果、であるということです。閉店時期は、今年の6月30日を予定しています。また、中国・天津市で展開する「天津伊勢丹」と「天津濱海新区伊勢丹」の2店舗も、2024年春に閉店することが決まっています。これにより、上海店の閉店後は、中国国内の店舗は2021年に開業した「仁恒伊勢丹」のみとなってしまいます。私が駐在していた頃によく行っていたお店は、カルフールが撤退し、梅龍鎮伊勢丹も閉店になります。もう何年も上海に行けていませんが、あの当時のことを思い出すと、時代の流れを感じて寂しいものです。
2024年04月05日
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台湾で昨日の朝に大きな地震がありました。マグニチュード7を超える地震で、多くの方が負傷され、お亡くなりになった方もいらっしゃいます。震源地は台湾東部花蓮県の沖合で、最大震度6強の大きな地震です。現地では地震がその後も相次いでいて、台湾の気象署によりますと、午前3時までに震度3以上の地震が138回あったということです。ニュースなどで見ると、花蓮県ではビルが倒壊し、1階部分が潰れてしまっている様子などが報道されています。また、朝のニュースを伝えるキャスターが、生放送中に地震があり、気をつけるように呼びかけている様子も目にしました。蔡英文総統は、「軍も支援を行う。中央と地方自治体がこの災害の影響を最小限に抑えるため協力する」とコメントをしています。また、5月に総統に就任する頼清徳副総統は、花蓮県を訪問し、「今、最も重要で優先すべきなのは人々を救出することだ」と強調しています。被害の状況が明らかになるにつれ、その被害の状況に心を痛めています。≪メール便送料無料≫白冰冰/ 白冰冰2−台灣加油.冰的情火 (2CD) 台湾盤 バイ・ビンビン私がこのニュースを知ったのは、昨日の朝の会議中でした。多部署の方が「今、台湾駐在員から大きい地震があったとのメールがありました」という報告でした。台北にいる駐在員は全員無事、従業員は確認中、という一報でした。台北だけでなく桃園や新竹、台中や台南などにも展開していますので、全従業員の安否確認には少し時間がかかったようです。台湾には友人もたくさんいます。今のところ、皆無事であることが確認できており、安堵しています。台湾の方々は、日本が東日本大震災などで苦しい時に、寄り添って、助けてくれました。今度は、我々日本人が台湾に寄り添って応援する時です。どんなことが出来るかを模索しながら、台湾を応援したいと思います。加油台湾!
2024年04月04日
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中国ヤクルトが、従業員800人の人員削減を行ったというニュースがありました。中国現地法人の従業員の、約2割にあたる人員削減です。中国ヤクルトは、上海市に本社がある中国最大の現地法人です。ヤクルト本社によりますと、2023年末の中国ヤクルトの従業員は約3,400人と、前年末の約4,200人から800人ほど減ったということです。主に、天津市の工場などで一部従業員との雇用契約を終了したようです。生産調整も実施しているようで、中国の景気悪化による影響ではないかと見られています。ヤクルト本社は昨年11月の第2四半期決算発表で、中国事業の不振などを理由に、2024年3月期の利益予想を下方修正していました。中国のもう一つの現地法人、広州ヤクルトを含め、昨年1~9月の中国全体の1日当たり販売本数は約528万本と、前年同期比約2割減となっていたということです。Yakult ヤクルト1000 110ml x 6本パック 不安が解消され深い眠りにつけます私が上海に駐在していた頃、ヤクルト製品は現地に広まってきていました。健康にも良いということで人気となり、あちこちで販売されていました。ヤクルトは、基本的に海外でも日本と同じく代理店に頼らず直販を採用していました。ヤクルトレディーは、万国共通の販売スタイルでした。また、前職時代に一緒に仕事をしていた中国人社員が、一時期ヤクルトにいたことがあります。その頃の中国ヤクルトは、絶好調でした。中国の景気の減退で、多くの企業に影響が出ています。花王も、中国での化粧品の売上不振で、先日発表した決算では、大幅な減益となっていました。海外事業には、リスクが付き物です。間もなく春節を迎え、中国ではいつもの大移動が始まりました。この先の中国の景気の見通しは、まだ分かりません。
2024年02月09日
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4年に一度の台湾総統選挙が、いよいよ今日、投開票が行われます。記憶を辿ってみると、4年前にも前回の総統選挙のことをこのブログに書いていました。現職の蔡英文総統は、任期満了になります。与党・民進党は蔡英文氏の後継者として、頼清徳副総統を擁立しています。一方、第一野党・国民党は侯友宜氏、第三勢力の台湾民衆党は元台北市長の柯文哲氏が立候補しています。現地の世論調査では民進党・頼候補がやや優勢という数字が出ているようですが、有力候補三つ巴の争いで、最後まで予断を許さない選挙戦となっています。今回の総統選挙も、中国との距離の取り方が争点の一つになっています。民進党の頼清徳氏は中国と距離を置き、アメリカとの関係を重視する姿勢をとっています。一方で、国民党の侯友宜氏は、中国に近いとされています。また、民衆党の柯文哲氏は、この2大政党を批判し、アメリカと中国の対立のかけ橋、を訴えています。台湾総統選挙 [ 小笠原 欣幸 ]民進党がアメリカ寄り、国民党が中国寄り、民衆党がその中間、という立ち位置といえるのでしょうが、記事によっては、3氏ともさほど大きな違いはない、とするものもあります。また、3氏とも日本との関係は引き続き重視する姿勢のようです。台湾の総統選挙は、日本のように期日前投票や、在外投票が出来ません。そのため、投票する人は今日、投票所に行く必要があります。昨日のニュースでは、海外にいる台湾人の方が、投票のため帰国している様子を、桃園国際空港から伝えていました。また、台湾総統選挙は日本とは異なり、まるでコンサートのような盛り上がりを見せている様子も、報道されていました。街中でも多くの支援者が派手なパフォーマンスで支持を訴える姿が、あちこちで見られます。候補者に番号が付されているので、「◯番、◯番」と連呼して、投票を呼びかけています。今年は世界のあちこちでリーダーを決める選挙が行われますが、台湾総統選挙はその一番最初の選挙になります。その結果に注目したいと思います。
2024年01月13日
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先日、取締役会でとある案件の承認を得ることになりました。その日は、私が発表した案件以外に、他部門が主管で、私が深く関与している案件が3件ありました。取締役会で決議を得る日は、いつも朝から緊張感があります。今回は、私の案件よりも、むしろ他部門主管の3件の方が気になっていました。 主に海外に関わる案件もあり、現地の総経理やCEOとも連携して、進めてきました。難易度の高い内容もあり、ギリギリまで調整や確認を続けてきました。私の立場でやれることは全てやりました。自分も15年以上前に上海にいた時、本社の方に色々と助けてもらったことを思い出しながら、一生懸命確認や調整を行いました。 会議前日まで現地とのメールやチャットでのやり取りを重ね、会議当日を迎えました。当日も現地総経理にLINEを送り、ここまで準備をしてきたので、ご理解を得られるよう頑張って説明してください、とメッセージを送りました。取締役会等の意思決定援助──会計的アプローチから [ 古田 清和 ]会議の当日、私の順番はこれらの次でしたので、会議室の外で待っていました。予想よりも時間がかかっており、大丈夫かな、と若干不安にも思いました。 とにかく待つしかないので、ずっと待っていました。しばらく経って、説明された方々が部屋を出てきたので、すぐに入れ替わるように会議室に入り、自分の案件を説明しました。席に戻ると現地総経理からメッセージがあり、無事に承認されたことと、私への御礼が書いてありました。それを確認して、安堵しました。 会議を終えてお昼を食べに近くの店に行き、定食を食べていると、先ほど会議で説明していた方が偶然いて、会計して帰るタイミングで御礼を言っていただきました。無事に承認されて良かったと、改めて思いました。 自分の案件よりも気になりましたが、何とか承認されて良かったです。あとはまた皆で頑張っていくだけです。
2023年12月21日
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先日、上海つながりの友人からお誘いを受けました。とても素晴らしい先生がいらして、定期的に勉強会と懇親会をやっておられ、是非参加しませんかとのお話しでした。お声がけいただくことはとてもありがたいので、予定を調整しました。果たしてどんな出会いがあるのか、楽しみにして当日を迎えました。会場に入ると、見たところ20人ぐらいの方がいらっしゃいました。ちょうど講演が始まるタイミングでしたので、後ろの席に座って拝聴しました。講師を務められた先生のジャンルは、どちらかというと私にはビジネスでは縁のないジャンルでした。そのため、新たに学ぶことが多く、とても興味深く拝聴しました。その後はいくつかのグループに分かれての発表になりました。グループディスカッションでも他の方の発表には、私と大きく異なる職業の方もおられ、お話を伺うととても面白く、多様性の必要さを強く感じました。何となく、大学院の授業のようなイメージで、全く抵抗なく入れました。良き学びが出来て、とても有意義な時間でした。その後はその場で懇親会となりました。初めてお会いする方ばかりでしたが、友人に多くの方をご紹介いただき、とても楽しく歓談出来ました。地球の歩き方 D02 上海 杭州 蘇州 2019-2020【電子書籍】[ 地球の歩き方編集室 ]そして、会を主宰されている先生にもご挨拶させていただきました。80歳ということですが、とてもパワフルで明るくお元気で、カリスマ性を感じる方でした。初対面ですが気さくに話していただき、握手していただきました。皆様がこの先生のお人柄に惹かれて集まっている、ということが大変良く分かりました。懇親会も終わり、有志で二次会に行くこととなり、そこにもお邪魔させていただきました。多くの方と楽しく歓談し、色々と学ばせていただきました。やはり上海のつながりと言っても、本当に多くの方がいらっしゃると改めて実感しました。この新たな上海つながりのご縁は、大切にさせていただきたいと思います。皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。また今後ともよろしくお願いいたします。
2023年12月13日
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先日、奇跡の同窓会が実現しました。上海駐在時代に入っていたテコンドークラブ時代の仲間との、帰国以来初の同窓会です。駐在時代は、毎週日曜日の夜にテコンドーの練習がありました。メンバーは日本人中心で、私より少し若い方々が中心でした。いつも練習をした後に、みんなで飲みに行くのが恒例でした。とても楽しいテコンドークラブでした。帰国後は時間の経過と共に皆バラバラになり、集まる機会はありませんでした。何人かはFacebookでつながっていましたが、そのまま15年以上経ちました。ある時、Twitterを見ていると、あの時の方と思われる投稿を見つけました。「もしかして◯◯さんですか?」とダイレクトメッセージを送ってみたところ、やはりその方でした。何回かメッセージをやり取りして、今度会いましょうという話になり、他のテコンドー仲間の方にコンタクトを試みました。すると、個々に何人かと連絡が取れ、日程調整して集まれることになりました。アディダス adidas WT公認 (WTF公認)テコンドー道着 - アディファイター ECOそして先日、その日がやってきました。上海テコンドーのメンバーらしく、やはり中華だろうと、上野の中華のお店を予約して待っていました。すると、懐かしい方々が次から次へとやって来られました。おー、懐かしいですね、と久しぶりの再会に盛り上がり、ビールで乾杯しました。その後は中華のコースを堪能しながら、昔話、そして上海以後の近況など、大いに飲んで語りました。あんな方もいた、こんな方もいた、と盛り上がり、笑いの絶えない楽しい同窓会になりました。最後にLINE交換して、上海テコンドー仲間のLINEグループを作りました。これでまた皆と会えると思うと、大変嬉しいです。集まった5人のうち、私以外の4人は二次会に行かれました。やはり私よりも若いので、皆元気です。久しぶりに懐かしい皆様に会えて、とても素晴らしい時間を過ごせました。やはり自分から動くことで喜びを得られることを、改めて痛感しました。このご縁は、大切にしていきたいと思います。皆様ありがとうございました。
2023年12月12日
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上海の先輩の訃報を受けて、昨日、生前親しくさせていただいていたメンバーでお墓参りに行きました。色々な方のお力添えがあって、お参りに行くことが出来ました。お墓は東京から離れた場所で、とても広い所にありました。朝早くからタクシーで向かい、少し迷いながらも、無事に見つかることが出来ました。お墓はきちんと手入れがされて、とてもきれいでした。駅で買ったお花にお線香をあげ、私は持ってきたビールをお供えしました。「◯◯さん、来ましたよ。お久しぶりです」と声をかけて、お参りをしました。秋晴れの下、久しぶりにお会いできてとても良かったです。上海歴史ガイドマップ[本/雑誌] (単行本・ムック) / 木之内誠/編著お参りを終え、場所を変えてこの先輩を偲ぶ4人の会で献杯しました。そして、この中のメンバーの方が定年退職して故郷へ帰ることになり、送別会を兼ねて会食しました。4人の会のうち、1人が亡くなり、1人が故郷へ帰るため、2人になってしまいました。そのため、今回の先輩の訃報を知らせてくれた大先輩と、この大先輩が可愛がっているユニークな方を新メンバーに迎えることとなりました。4人の会は、また新たなメンバーで継続します。故郷へ帰る先輩を壮大にお見送りし、また新しい方を迎えて、上海のつながりは続いていきます。秋の気持ち良い晴天の下、心穏やかになった1日でした。多くの方のおかげで、とても楽しい時間を過ごすことが出来ていることに感謝して、これからの人生を歩んでいきたいと思います。
2023年10月23日
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また上海つながりの会にお誘いいただきました。いつもお声掛けいただき、本当にありがたいです。今回は、幹事の方にお願いして、私の大学院の先輩もお誘いしました。上海駐在のご経験がある方なので、とても楽しめると思います。毎回お馴染みのお店に行くと、見慣れた方がたくさんいらっしゃいます。またこの方々とお会い出来て嬉しいです。いつもの馴染みの中華料理のお店は、4,000円のコースで飲み放題付きという、破格のコースです。しかも飲み放題にはホッピーセットや青島ビールも含まれているという、信じられないコースです。久しぶりにお会いする方々と、ビールで乾杯して楽しく歓談します。よくお会いしている方もおり、いつもながら和やかな雰囲気です。上海歴史ガイドマップ[本/雑誌] (単行本・ムック) / 木之内誠/編著総勢17人ということで、席を動きながらだと、ほぼ全員とお話が出来るぐらいの人数です。このぐらいだとちょうど良いです。それでも、今日は都合が合わずに来られなかった方のお名前を聞くと、確かにお馴染みのあの方がいない、と気づきます。ずいぶんと知っている方も増えました。上海駐在時代も、考えてみれば同じでした。県人会や趣味の集まりなど、色々な飲み会に参加しましたが、その度に知っている方が増えて、とても楽しかったです。帰国してから16年経ちましたが、日本で上海を感じられるこの会は、本当に毎回楽しいです。楽しく飲んで、食べて、話して、秋の上海つながりの会は終わりました。また皆様とお会い出来る日を、楽しみにしています。
2023年10月06日
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先日、上海の先輩の訃報が届き、一緒に年に数回集まっていた4人の会で、偲ぶ会を行いました。完全オリジナルメンバーの4人の会は、これが最後になります。幹事の先輩がアレンジしてくれたお店は、何と学生時代を過ごした五反田でした。怪しいお店の多いエリアの中に、日本酒を堪能出来る隠れ家のようなお店がありました。残った3人でまずはビールで献杯をして、色々と思い出話をしました。江小白の白酒の小瓶を持って来た先輩がいて、目の前に置いてビールを飲みました。幹事の先輩が、この亡くなった先輩の自宅の住所を突き止め、お手紙を出したそうです。すると、ご遺族の方よりご丁寧なお返事をいただき、訃報が分かったということです。初めてこの4人が出会った時の上海の飲み会の話、新宿の高級サロンの忘年会でしゃぶしゃぶを食べた話、いつもの汐留の居酒屋での話など、色々な思い出話がありました。そして、日程を決めてお墓参りに行くことにしました。地球の歩き方 aruco 13 上海【電子書籍】[ 地球の歩き方編集室 ]10月になりますが、このメンバーでお墓参りに行きます。久しぶりにお会いしてきたいと思います。そして、この4人の会が3人になって、何ともう1人の先輩も、近々東京での仕事を引退して故郷へ帰るということです。年齢的にも、そろそろ故郷へ帰るタイミングのようで、決断されたようです。4人の会のメンバーは、何と2人になってしまいます。そこで飲みながら皆で話して、今後も4人の会を続けていくこととして、新メンバーを誘おうということになりました。故郷へ帰る先輩が、上京した時にも帰って来れる場として、そして新しいメンバーを加えて、新たな上海駐在の4人の会を続けようということになりました。とても良いことだと思います。モーニング娘のような感じで、メンバーが変わっても会は存続し続けるようにして、上海関係の深いつながりを大切にしていきたいと思います。しみじみと色々な想いに浸った偲ぶ会でした。またお会いしましょう。
2023年08月29日
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中国が、日本への団体旅行を解禁するというニュースがありました。在日本の中国大使館が、外務省に解禁すると通達したということです。コロナ前の2019年には、中国からは959万人が日本を訪れ、訪日客全体の3割を占めていました。消費額は1兆7704億円と訪日客全体の36・8%で、いずれも国・地域別で最多でした。街中では中国人観光客の姿をあちこちで見かけました。秋葉原の家電量販店や、百貨店、ドラッグストアなどでは爆買いと呼ばれる現象が起きました。これがコロナ禍で激減しました。コロナが一進一退している間にも、中国国内では多くの感染者が発生していました。日本が水際対策が大幅に緩和された昨年10月以降も、中国政府によって日本行きの団体ツアーの手続きは禁止されたままで、ほかの国や地域に比べて回復が遅れていました。国内では多くの外国人観光客の姿を見かけましたが、中国人観光客の姿はほとんど目にしませんでした。乗り遅れるな!2023年からインバウンド・バブル復活【電子書籍】[ 株式会社インバウンド アドバタイジング& マーケティング ]6月の訪日客数はコロナ前の7割の水準まで回復していますが、中国からは2割程度にとどまっています。他の国・地域ではすでにコロナ禍前の水準まで回復しているところが多い中で、中国の回復は遅れていました。これが、団体旅行が解禁されることで、恐らく多くの中国人観光客の方が日本を訪れることになると思います。消費の面では歓迎されるでしょうが、すでにオーバーツーリズム状態でもあると思われますので、今後どのようになるかはわかりません。ただ、着実にコロナ前に戻ってくることは感じます。今後の都内や観光地の人出や、状況は注目したいと思います。
2023年08月14日
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先日、上海つながりの飲み会「ガチ中華の会」が開催されました。お誘いいただきましたので、ありがたく参加させていただきました。上海の飲み会があると、お馴染みの方にお会い出来るのが嬉しいです。不思議と、上海駐在時代に会っていた方は少なく、帰国してから知り合った方がほとんどです。とは言え、上海というキーワードだけでつながる方々は、とても濃い方ばかりで楽しいです。皆さん様々な時代に駐在経験があり、濃密な経験をされています。これまでは神田で開催されることが多かった上海つながりの会ですが、今回はガチ中華の会ということで、池袋での開催となりました。池袋は中学・高校時代に遊びまくった街ですので、とても馴染みがあります。地球の歩き方 aruco 13 上海【電子書籍】[ 地球の歩き方編集室 ]西口の怪しい街並みを抜けると、目指す湖南料理の店があります。多くの人が来ていますが、10人ほどの円卓で、お馴染みの方、初めましての方、多くの方と懇親を深めることが出来ました。色々な上海つながりの方がいらっしゃいますが、やはり皆さんパワフルな方ばかりです。久しぶりに中国語をたくさん聞き、話しました。上海つながりの会は、いつも盛り上がって楽しいです。 今回も楽しい時間をありがとうございました。
2023年08月02日
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上海の先輩の訃報を聞いてしまうという、大変残念な出来事がありました。謹んでご冥福をお祈りいたします。この先輩は、現役時代は商社マンとして活躍されました。上海駐在のご経験から親しくさせていただき、年に数回はお会いしていました。現役を引退されてからは大学院に通われ、中国の研究をされるという、大変エネルギッシュな方でした。日本に帰任されてからは、上海駐在者の会食で、相撲甚句の会でお会いしました。私は上海でも相撲甚句の会に入っており、会長の方に可愛がってもらっていました。帰国後も両国のちゃんこ屋の成山さんで、甚句の練習と、打ち上げを楽しんでいました。この会長が亡くなってしまい、今度はまた違うつながりで集まったのが、4人の会と呼ばれる上海つながりの会です。この先輩の顔で、新宿の高層ビルの中でしゃぶしゃぶを、大変リーズナブルなお値段でいただいたものです。ちゃんこ鍋セット 匠の大山鶏 4~5人前 人気 国産 送料無料その後、コロナ禍にもなり、なかなか直接お会いする機会がなくなってきました。緊急事態宣言が明けた後などは、久しぶりに4人の会をやりましょうと連絡をしましたが、お返事がないままでした。4人の会の他のメンバーの方も、何回もコンタクトをされていましたが、同じ状況でした。どうされたのだろう、と気にしながら、時間が経っていきました。4人の会は、その都度違う方をお誘いしながらも、オリジナルメンバーであるこの先輩をお待ちしておりました。しかし、残念ながら先日、訃報が届きました。2021年の5月に、ご病気でお亡くなりになっていたそうです。2年経っての悲しい知らせに、とても残念で、寂しい想いです。お世話になりました。心よりご冥福をお祈りいたします。今ごろ天国で、甚句の会の会長と酒を飲んで相撲甚句を歌っておられるのでしょうか。
2023年07月03日
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大手寿司チェーンのくら寿司が、中国に進出しました。上海に中国大陸1号店をオープンさせました。すでに競合のスシロー、はま寿司は中国に進出しています。くら寿司も進出の予定でしたが、新型コロナの影響で、進出が2年遅れました。昨日、中国1号店がオープンし、大変な賑わいだったという報道がありました。価格は日本の約2倍ということですが、多くのお客さんが入ったようです。中国で最も人気の寿司ネタといえば、サーモンです。くら寿司ではサーモンだけで、実に12種類のメニューを用意したということです。くら寿司は、10年で中国に100店舗の展開を目指すということです。中国では原材料の8割を現地調達することで、輸送費などコストを抑えることができるほか、コロナ後の外食市場の盛り上がりにも期待しています。私が上海に駐在していた頃も回転寿司のお店はありましたが、日系企業ではありませんでした。今から15年ほど前でしたので、鮮度の点などに課題があり、さすがに食べに行く気にはなりませんでした。刺身などの生物はもちろん、ポテトサラダですら、信頼できる親方のお店でしか食べませんでした。その頃からすると、隔世の感があります。くら寿司の中国展開に注目したいと思います。
2023年06月16日
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先日、上海関係の新たな出会いがありました。いつも楽しくお付き合いいただいている方が、ご友人を紹介してくれました。上海のつながりは、他の国や地域に比べて深いものだと、誰もが口にします。不思議なものですが、実際その通りだと思います。今回は、ご友人が大阪マラソンを走られたということで、私とお引き合わせいただきました。3人でゆっくりと会食しましょうというお誘いをいただき、約束の香港料理店へ向かいました。ご紹介いただいた方は、上海のみならず蘇州、香港にも駐在されたご経験があり、現在では大手企業の常務を務めておられます。そんな華やかなご経歴の方ですが、とても気さくにお話ししてくださいました。香港料理を堪能し、ビールや紹興酒を飲みながら、色々なお話をして、とても楽しく過ごせました。本当にこのようなご縁をいただけるのは、ありがたいことです。上海関係のつながりは、駐在時期が異なっていても、上海というキーワードだけで、皆で盛り上がれます。やはり魔都の力は凄いものです。そんな魔都で過ごした時のこと、そして現在のこと、色々と勉強になり、楽しく過ごせた夜でした。ありがとうございました。
2023年06月12日
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先日、台湾祭が行われているので、行ってきました。本当はゴールデンウィークに行こうと思っていたのですが、タイミングが合わずに、少し遅くなりました。場所は東京スカイツリーです。スカイツリーに来るのも久しぶりです。ちょうどお昼時だったのですが、多くの人で賑わっています。グルメの屋台はもちろん、占いや足マッサージなどのお店も出ています。グルメは前半と後半でお店が変わるようです。前半は、台北・士林夜市、台中・逢甲夜市など北部エリアでのメニューから 「台湾麺線」「QQボール」「炸臭豆腐」「排骨飯」などがあったようです。後半は、台南・花園夜市、高雄・六合夜市など南部エリアでのメニューから 「肉圓」「塩酥鶏」「大腸小腸」「蚵仔煎」などがあります。これ以外にも、定番の牛肉麺や鲁肉饭ももちろんあります。凄い人出なので、座るところを確保するのが大変です。たまたまうまい具合に、空いたところに座ることが出来ました。まずは台湾啤酒です。懐かしい味は、瓶のまま飲むのがまた乙です。これに大鸡排を食べるのが最高です。唐揚げとビールのイメージですが、夜市の定番の大鸡排はとても美味しいです。そしてこれも定番ですが、やはり牛肉麺は欠かせません。スープが独特で美味しいです。さらにパイナップルビールを追加して、生煎も食べます。上海の生煎とはまた違う美味しさがあります。お昼から外でビールを飲み、台湾のグルメを味わって、のんびりと台湾を感じました。楽しい台湾祭でした。いつになるかわかりませんが、また台湾に行きたいと思います。少しずつ、海外にもまた行ければと思います。
2023年06月10日
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先日、台湾とのWebミーティングを行いました。前職と現職をつなぐという、面白いミーティングでした。きっかけは、前職時代の後輩から届いたメッセージでした。その彼が台湾に赴任することとなり、現職の台湾のメンバーを紹介してくださいとの依頼でした。海外では日本人同士、助け合いながら頑張っています。私も中国にいる頃は、多くの方に大変お世話になりました。すぐに台湾の総経理に連絡を入れて、快諾してもらいました。当社の台湾現地法人にも、コロナ禍前に2回出張に行ったことがあり、総経理とは親しくしています。そこで私が間に入って、Webミーティングを設定しました。後輩の彼とは、恐らく退職以来の再会なので6年振りになります。前職はメーカー、現職は小売ということで、大変に親和性のある会社です。どちらの立場もわかっていると、双方をつなぐのはスムーズです。メーカーの台湾での現況、どのように知名度を上げていくか、どのようなプロモーションが効果的なのか、などの話が出ました。これに対し、小売としてのブランド認知のためにどのようなことをやってきたか、店舗展開の方法、来店同期の向上のための方策、差別化のポイントなど、色々な話が出ました。私も合間で時々話をしました。小売から見ると、単発のプロモーションではなく、いかにして長く取り組んでいくか、ということが大切だとお伝えしました。色々な話が出て、あっという間の1時間でした。台湾で、前職と現職をつなぐという、非常にユニークな機会でした。日系企業同士で連携して、お互いにWin-Winの立場でプラスになればと思います。日本から両方とも応援していきます。
2023年05月02日
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ニューヨークのブロードウェイで長く上演されてきたミュージカル「オペラ座の怪人」が、終幕しました。35年の歴史に幕を下ろしました。「オペラ座の怪人」はフランスの小説をもとにしたミュージカルで、ニューヨークのブロードウェイでは1988年1月から公演されてきました。35年間で1万3,981回公演し、来客は累計で2,000万人を超えたということです。また、世界45か国、17の言語で上演されてきたということです。そんな名作もコロナの影響で、約1年半の休演がありました。再開後は思うように客足が伸びず、今年の2月には終演が決定していました。そして4月16日の舞台をもって、終幕となりました。私もニューヨークに行った時に、オペラ座の怪人は見たことがあります。正直なところ、見る前はさほど関心はありませんでした。それでも、一緒に行った妻が楽しみにしていたので、前の方の良い席で見ました。内容はもちろん英語なので細かいところまではわかりませんでしたが、本場のミュージカルの迫力は凄く感じました。途中で休憩を挟んでの長い上演でしたが、最後のクライマックスシーンには、その迫力に心が震えました。ブロードウェイミュージカルの凄さに感動して、涙が出ました。ステージの下にオーケストラがいて、生演奏をしているのも驚きました。指揮者の方がすぐ近くにいるなど、信じられないような出来事でした。あの興奮と感動は、コロナ前の2019年秋の出来事でした。あれから4年、終幕を迎えるとは、何とも言えない寂しさを感じます。長い間、ありがとうございました。
2023年04月18日
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日本中から愛された上野動物園のパンダ、シャンシャンが遂に中国へと返還される日が来ました。コロナ禍でこれまで数回、返還が延期されてきましたが、とうとうこの日が来てしまいました。(上野動物園ホームページより)シャンシャンは2017年6月に誕生しました。すくすくと育って、その年の12月に一般公開されました。このブログでも何回か、シャンシャンのことを書きました。本当に初期の頃に、「パンダの会計処理」として、会計上はリース資産になるのであろうと書きました。その後、初めて生でシャンシャンを見に上野動物園に行きました。その時のことは、「リース資産の現物確認」という記事に書きました。常に、シャンシャンの両親のリーリーとシンシンは中国から借りているパンダであり、その子供のシャンシャンは、いずれ中国へ返還しなければならない、ということを自分に言い聞かせていたような気がします。そのため、出来るだけ会える時に会っておこう、という気持ちでした。この観覧の時に、上野動物園でパンダのぬいぐるみを買って帰りました。今でも我が家にその子はいます。その後、コロナ禍になって、上野動物園も休園が長引きました。その影響からか、中国への返還は何回か延期になりました。2021年11月に、「シャンシャン返還を再延期へ」という記事を書きました。この時も、いつか中国へ帰る日が来るのでしょうが、その日が出来るだけ先になると良いなと思っていました。そして、とうとう返還の日がやって来てしまいました。最後の観覧が2月19日で、その日から今日まで、ニュースでも何度もシャンシャンのことを報じていました。シャンシャンは、今朝7時過ぎにトラックで上野動物園を出発し、成田空港から飛行機で中国へ向かいました。中国では四川省の施設で過ごし、パートナーを見つけて繁殖をする予定です。お別れは寂しいですが、シャンシャンのためには、中国で過ごすのが一番良いのでしょう。四川省は遠いので、もうシャンシャンに会いに行くことは出来ないでしょうが、映像ででも見たいものです。シャンシャンの中国での健やかな成長をお祈りします。今までありがとう。
2023年02月21日
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上海つながりの4人の会で、時々集まって楽しんでいます。先日は、この中のお一人のお友達がベリーダンスのダンサーをされているということで、見に行きました。浜松町のアジア・エスニック料理店で、ベリーダンスのショーを見ながら食事をするコースです。これまでの4人の会は、ひたすら飲んで会話を楽しむパターンでしたので、今回は様相が異なります。ベリーダンスを鑑賞するのは初めてなので、少し事前に調べてみました。中東地域の踊りで、長い歴史があるダンスということです。午後1時オープンですので、浜松町駅に集合してから、お店に向かいます。店内は男女比半々ずつぐらい、家族連れなどもいて、多くの層が見に来ている感じです。料理をチョイス出来て、ドリンク2杯ついて3,300円と、とてもリーズナブルです。料理はカレー2種類にナンとライスが両方付くという、お得なセットです。ビールで乾杯して、食事をしながら歓談していると、お友達のダンサーさんがご挨拶に来てくれました。これからショーが始まるという時間なのですが、ご丁寧にお越しいただきました。ショーは2回あります。各回とも40分ずつぐらいで、多くのダンサーさんがダンスを披露されます。動きが激しいので、心肺機能や体幹が強くないと出来ないと感じます。ステージ上を縦横無尽に踊るダンサーさんのパフォーマンスはとても素晴らしく、見入っていました。お友達のダンサーさんも、情熱的なダンスを披露されました。美しく、華麗で、とても素晴らしいダンスでした。男性のダンサーの方もいて、フラメンコのようでとてもカッコよかったです。今まで経験したことのなかったことを経験するのは、とても面白いものだと、再認識しました。とても楽しい4人の会でした。また、機会があれば是非鑑賞したいと思います。
2023年01月29日
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上海でぼったくり被害が相次いでいるとのニュースがありました。現地の日本領事館が、中国側に適切な捜査を行うよう申し入れだということです。テレビに出ていたケースでは、被害者は20代の日本人男性です。上海に赴任して日が浅く、アプリで中国人女性と知り合ったそうです。そして、その女性と仲良くなり、食事に行こうということになりました。その女性の知っている南京東路のお店に行って、7,000元(約13万円)を支払わされたということです。上海日本総領事館によりますと、中国のゼロコロナ政策が変更された去年12月以降被害が急増し、この1ヶ月で10件を超える相談が寄せられたということです。中には、約50万円ほどの多額のぼったくりに遭った人もいるそうです。ロックダウンが行われた上海では、収入源を断たれて経済的に困窮した店舗や女性も多く、ぼったくりの増加につながっている可能性があるということです。上海市の在留邦人は昨年10月時点で約3万6,600人で、私が駐在していた頃の約半分程度ですが、まだまだ多くの人が駐在しています。この手の話は、昔からあります。私が上海に赴任した頃も、駐在員の先輩から、気をつけるように言われました。こういう被害を防ぐのはシンプルで、とにかく変な誘いに乗らないのと、知っている店に行くしかありません。私の頃は、道端の客引きがいましたので、とにかく無視することで、このような被害には遭いませんでした。そして、色々なコミュニティで出来た関係を活かして、知っている人に連れて行ってもらうお店を利用していました。信用できるお店なら、間違いありません。今はアプリで女性とすぐに知り合えるということで、この手の被害に遭うことがあるようです。そのプロセスには変化がありますが、ぼったくりに遭うリスクは、今も昔もあまり変わらないようです。
2023年01月19日
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30年以上社会人をやっていて、勤務した2つの会社は、いずれも日系企業です。新卒で入社した食品メーカーは、当時、少しだけ海外展開がありましたが、ほぼ日本国内での仕事ばかりでした。日本での仕事ばかりでしたので、当然ながら外国語を使うこともなく、視野も日本国内しか向いていませんでした。まして国内の営業でしたので、担当地域のお客様は限られたエリアでした。そのような仕事を10年以上続けていると、なかなか世界に目を向けるということにはなりませんでした。15年ほどそのような仕事をしてきましたが、転機が訪れました。それが、当時の会社が中国進出を決めたことです。上海に工場を作って、中国国内に製品を販売するという方針が決まりました。最初の頃は、このプロジェクトに携わっていませんでした。数人の方が上海に赴任し、プロジェクトリーダーの方から、中国での会計、税務、駐在員の納税や、日本での連結決算など、経理面の課題について対応するので、手伝ってほしいと言われたのが最初の接点でした。初めて中国に行き、上海で会社の設立、工場の建設、事業計画の再策定、そして経理面の課題対応などに取り組みました。何回も出張に行き、頑張ってきました。当時、泊まっているホテルで朝食を食べる時、レストランに行くと、多くの国の人の姿がありました。先輩から、中国で仕事をするということは、ここにいるような世界中のライバルとの競争になる、ということを聞かされ、今までの感覚を打ち破るような気持ちになりました。あれから15年以上が経ち、当時勤務していた食品メーカーは、中国を始め6ヶ国に進出しています。そして、現在勤務する会社も、入社当時は1ヶ国のみの進出でしたが、現在では5ヶ国目に進出中です。私が世界に目を向けるきっかけとなった中国。その中国は人口減で、インドに人口では抜かれたのではないかというニュースがありました。時の流れを感じると共に、これからも世界に目を向けて、視野を広く持って生きていきたいと思います。
2023年01月18日
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丸亀製麺が再び中国へ進出するというニュースがありました。丸亀製麺を運営するトリドールホールディングスが、同社のグローバル戦略発表会で明らかにしました。丸亀製麺は中国へ2012年に初進出し、最大で約50店舗ほどを展開していました。私が中国にいた頃には見た記憶がありませんでしたが、やはり帰任後に進出していたようです。しかしながらコロナ禍の影響で撤退し、現在では中国の丸亀製麺の店舗はないということです。ここで、新たに中国の正大集団と中国市場で事業の共同開発の本格協議を開始し、覚書を締結したということです。トリドールは世界30ヶ国に事業展開しており、全世界店舗数は1,742店舗(2022年12月1日現在)です。このうち日本では1,064店舗ですので、700店舗近くは海外店舗ということになります。2028年度までに世界5,500(うち海外4,000)店舗を目指しており、その中で「丸亀製麺」は1,000店舗展開を掲げているということです。このため、中国への再進出が欠かせないと判断したのでしょうか。中国でのビジネスは、とても難しいです。しかしながら、大きな魅力もあります。私も中国でビジネスをやったことがありますので、もう一度挑戦したくなる気持ちはわかります。頑張って欲しいものです。継続してウォッチしていきたいと思います。
2022年12月02日
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コロナ禍前は年に何回かあった上海関係の飲み会が、久しぶりに開催されました。調べてみると、前回の上海つながりの会は、2019年10月でした。この時のこともよく憶えています。上海つながりの方は、何故か不思議と深いつながりになるものです。いつも幹事をやってくれる方のお人柄で、多くの方が集ってきます。今回は久しぶりの開催ということもあり、20人近くの人が集まりました。これまでよく使っていた神田のお店がコロナで閉店してしまいましたが、その後に別のお店が入りました。中華の後はやはり中華でしたので、このお店での開催になりました。時間よりも少し早く到着しましたが、既に多くの方が集っており、楽しそうな雰囲気です。見回すと、3分の2ぐらいが知っている方です。定期的に集まっている4人の会のメンバーも、もちろん来ています。懐かしい方が多く、早速ビールで乾杯です。上海時代によく行った、有名ちゃんこ料理店の親方にも、久しぶりに再会しました。多くの方が、3年振りの再会になりました。今回、初めてお会いする方もいらっしゃいました。仙台からお越しの方は、上海と日本をつなぐ活動を積極的に行っており、フリーペーパーの発行もされています。読むと、懐かしい想いがしました。上海時代によくこのようなフリーペーパーを読んでいたことを思い出しました。色々な方と、上海というキーワードだけで盛り上がれるこの貴重な会は、本当にありがたいです。日本に帰任してもう15年、また皆様にお会いしたいと思います。皆様ありがとうございました。また是非お会いしたいと思います。
2022年12月01日
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今日は海外とのタフなミーティングがあります。日本時間15時から、約1時間のミーティングです。過去にも何度も同じような経験をしてきました。海外の相手先との交渉や合意は、なかなかハードです。15年以上前に中国に駐在していましたので、このようなタフなミーティングや交渉は、何度も経験してきました。あの頃と比べると、日本本社の立場から現地トップと連携しての交渉、というように持ち場の変化はあるものの、ハードなことには変わりがありません。今回も、ミーティングの2日前にプレミーティングを行いました。現地駐在しているCEOと、日本の海外事業部門の窓口、そして私の3人で、今回の対策を練りました。CEOは現地のカフェから繋いでいましたので、外の賑やかな音が聞こえてきます。それでも、オフィス内で話せない内容もあるので、このような対応をしたのだと、すぐにわかります。事前打ち合わせで、私がこのような話をする、CEOがこう言う、などの詳細も詰めました。万全の準備をして、ミーティング当日に臨みます。そして、タフなミーティングが始まりました。まずは序盤は軽い内容から始まります。このあたりは問題なく進んでいき、いよいよ核心に入っていきます。CEOは落ち着いて、打ち合わせ通り進めていきます。そして、私の出番も来ました。打ち合わせ通りの内容を話し、相手方から確約の言葉を引き出すのが、私の役目です。CEOの事前の説明もあり、シナリオ通りに進みました。私がコメントしたことに対して、確約の言葉を引き出すことが出来ました。これで、このミーティングの大きな目的は達成出来ました。タフなミーティングでしたが、皆で事前に色々と準備してきたことで、無事に成功することが出来ました。チームワークの大切さを痛感しました。ハードでしたが、良いミーティングでした。
2022年10月28日
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先日、大学院の同級生が当社のベトナム現地法人を訪問されました。色々なご縁で、今回の訪問が実現しました。ベトナム現地法人は、設立から3年になります。私は設立以来、非常勤取締役を務めています。取締役会や株主総会への出席はもちろん、設立から現在に至るまでの、様々な経営課題に対応してきました。特に本社経理の立場もあるので、事業計画の策定支援や、資金面での支援に、関係者と共同で対応してきました。現地法人のCEOは、日本からの出向者です。多くの企業がそうでしょうが、現地トップを日本から派遣する場合、営業系や技術系の方が多いです。管理系の業務については専門でない方がほとんどですので、日本から応援します。とは言え、現地の国内法などには私も明るくないので、共同での対応となります。私がかつて上海に駐在していた時は、トップが技術・営業のエキスパートでしたので、私はトップを支える管理系の責任者でした。トップに思う存分、ご自身の得意なジャンルで仕事をしていただけるよう、面倒な仕事は全て引き受けるつもりでやっていました。そのマインドは今も変わらず、日本から現地を支援するスタイルで仕事をしています。ベトナムでは取締役なので、営業面の状況も詳しく聞きながら、業績を上げられるように皆で頑張っています。今回は、以前に同級生と会食をしていて、今度ベトナム出張に行く、という話になったことがきっかけです。その場ですぐにCEOに連絡して、面談を設定していただきました。偶然ですが同級生が取引関係にある企業に勤めているので、今回の実現になりました。後で双方から様子を聞きましたが、有意義な時間だったようで、何よりです。上海駐在時代には、本当に多くの方にお世話になりました。今、海外現地法人支援という形で、その時のお返しが出来ればと思っています。
2022年07月28日
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上海に単身赴任をしていたのは、もう15年ほど前になります。一人で住んでいましたので、休日はいつも単独行動になるのは当然です。当時、ほぼ毎週土曜日に行く焼き鳥屋さんがありました。最初の頃はアパートメントホテル住まいでしたが、そこから歩いて10分ぐらいの場所にありました。住む部屋が見つかった後も、バスで2区間ぐらいでしたので、よく土曜日の夕方に行っていました。日本人の男性が経営していて、年齢は私よりも少し若いぐらいの方でした。その方は厨房で焼き鳥を焼いていましたが、その他のスタッフは皆中国人でした。料理人も、ホール係も、皆日本語を話せる人でした。当時、日本人駐在員には一番メジャーな無料タウン誌の「上海ジャピオン」が、毎週金曜日発行でした。そのため、土曜日には必ずお店で読むことが出来ました。これを読むことが一つの目的で、よくこのお店に通っていました。その他にも、「Walker上海」や「concierge」など、いくつかのタウン誌も置いてありました。そして、日本のNHK BS放送をTVで放送していました。これを見るのも楽しみでした。確か、生ビール飲み放題があり、いつもこれを頼んでいました。そして、焼き鳥や焼きたらこは必ず食べ、2時間ぐらい過ごしてから、キムチ味噌ラーメンなどで締めるのが恒例でした。いつも一人でカウンターに座って飲んでいましたが、そういう駐在員がたくさんいました。平日は複数の人と飲む機会が多かったので、週末はゆっくり一人で飲んで、くつろいで過ごすのがルーティンでした。あの頑張っていた日本人経営者の男性は、今どうしているのでしょうか。そしてよく行っていたあのお店は、5〜6年前に上海に行った時には、もうありませんでした。お店の名前もなかなか思い出せませんでしたが、色々調べてみて思い出しました。「麺酒房」という焼き鳥屋さんでした。懐かしい上海の週末の思い出です。
2022年07月02日
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昨夜は仕事を終えてから、久しぶりに上海同窓会に行きました。2005年前後に、上海に会社と工場を作った時、一緒に奮闘した先輩方お2人と久しぶりに再会しました。コロナ禍になる前は、1〜2年に一度くらいのペースでしたが、お会いしていました。それからなかなか会えませんでしたが、今回、実に久しぶりにお会いすることが出来ました。上海に深く関わっているメンバーですので、やはり場所は中国料理店です。当然ながら私が幹事なので、よく知っているお店をチョイスしました。18時半前にお店に行くと、既にお2人とも来ていました。久しぶりの再会を祝して、まずはビール(先輩お一人は昔から烏龍茶)で乾杯しました。それからは、出てくる料理を愉しみながら、会話が弾みます。やはりお会いするのが久しぶりなので、この2年あまりの近況報告をしながら、会話を楽しみます。私も振り返ってみると、この2年間で大学院に入学して修了したり、仕事も立場が変わったり、体制も大きく変わったりと、ずいぶん色々ありました。そんな話をしながら、色々とアドバイスもしていただきました。お2人とも私より10歳ほど先輩なので、60代半ば過ぎです。様々な経験をされているだけに、アドバイスのお言葉が心に沁みます。そして、少しは昔話になります。上海で頑張っていた時の話になり、私がWeChatで繋がっている当時の中国人メンバーに電話をしてみました。するとすぐに繋がり、懐かしい声が聞こえてきました。3人で電話を替わりながら話して、とても盛り上がりました。本当に人の縁とはありがたいものです。ビールに紹興酒にハイボールと飲み、楽しく過ごすことが出来ました。またの再会を約束して別れました。日々忙しくて大変ですが、あの時のことを思い出し、またパワーアップして頑張りたいと思います。
2022年06月11日
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上海で2ヶ月以上続いていたロックダウンが、ようやく解除されました。今日、6月1日の午前0時から、ようやく自由に外出出来るようになりました。中国はゼロコロナ政策で、コロナの感染者を限りなく減らそうと、厳しい制限を課していました。テレビなどでも上海の街の様子をよく流していましたが、本当に人の姿が見られませんでした。もちろん映像ではそういう所を撮るのでしょうが、実際に人は自由に外出出来ない状況でした。現地にいる友人がSNSによく上げていましたが、会社にも行けず、学校も完全リモート授業だそうです。体育の授業もパソコンの前で身体を動かすようです。食料も配給で、色々なものが配られていました。上海では1日から公共交通機関の運行が再開され、スーパーや百貨店なども客の数を上限の75%に制限したうえで営業が認められます。その一方で、飲食店内での食事が依然禁止されるほか、バスや地下鉄を利用する際に72時間以内の陰性証明が必要となるなど、依然として制限は続きます。このロックダウンで、世界中に影響が広がりました。生産や物流がストップし、様々なものの供給が遅れました。私の部署もとある設備を発注していますが、入荷日が未定になっています。上海の企業との取引もありますが、停滞したままです。上海駐在時代に毎週楽しみにしていた日本人向けのタウン誌は、ずっと休刊が続いているようです。SNSで、今週も休刊しますという投稿が、毎週金曜日に上がっていました。とりあえずはこれでロックダウンは解除されましたが、この先の状況は不透明です。まずは早く経済活動が普通に戻って、取引も元に戻って欲しいです。そしてまた、いつの日か上海に行ける日が来ると良いと思います。それまでゆっくり待ちたいと思います。
2022年06月01日
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上海つながりの集まり、4人の会という会があります。これまでも何度もお会いして、色々と盛り上がる楽しい会です。この度、この会で私の大学院卒業祝いを実施していただきました。私以外は皆さん大先輩の方ばかりですので、恐縮なのですが、ありがたく参加してきました。開催が土曜日の昼ということで、これまでは大学院の授業を受けていた時間帯になります。少しずつ昔に戻りながら、リラックスする土曜日になります。場所は、5年前にこの会を実施した、思い出の場所です。懐かしい場所で、楽しい歓談の機会をいただきました。コロナ禍3年目となり、これまではたまに上海つながりの集まりがありましたが、なかなかお会いすることが出来ませんでした。昔は40人ぐらい集まって、新年会をやったことなどもありました。そのお店も既に閉店してしまったそうです。そして、当時集まっていた方々も、その後色々とあるようです。上海では誰もが知っているお店を経営されていた方は、病気をされてご苦労されているようです。残念ながら、お亡くなりになった方もいらっしゃいます。私も上海から帰任して、もう15年になります。それでも、色々と話をしていると、あの当時の上海のことを懐かしく思い出します。楽しく歓談して、お土産もいただき、とても楽しかったです。私もお土産を持っていって良かったです。楽しい時間を過ごせた4人の会でした。また是非お会い出来る日を楽しみにしております。
2022年04月19日
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このブログを書き始めて、4年半ほどになります。この3年ほどは毎日更新を続けています。4年分ぐらいあると、その時その時でどのようなことが起きているのか、何を考えていたのか、などを振り返ることがたまにあります。去年の今頃はどうだったのか、何をしていたのか、などを読むのは、意外と面白いものです。コロナ前と今では、もちろん様相も大きく異なります。コロナが国内でも始まり出して、影響が徐々に大きくなってきたのが、2年前の今頃です。振り返ってみると、この時は二男と上海旅行に行く予定でした。まだ幼い頃の彼の印象から大きく変化した上海を、実際に見せてあげたいと思っていました。しかしながら、既に中国ではコロナ禍が激しくなっており、残念ながら中止しました。その代わりにもなりませんが、羽田空港を2人で散策して過ごしたのを憶えています。また、同じ頃にはベトナム出張を予定していましたが、これも中止になりました。ベトナムの子会社の取締役に就任しましたが、残念ながら未だ一度も現地を訪問出来ていません。この目で現地を見ることが出来るのは、一体いつになるのか、まだ全くわかりません。それでも、画面越しでも現地との議論を続け、ベトナムでのビジネスは前進しています。そして、去年の今頃は大学院の海外フィールドの授業でした。これも現地訪問は叶わず、オンラインでのバングラデシュ研究でした。グループのリーダーを務めることとなり、メンバーの皆と協力して、バングラデシュのことを色々と研究しました。あの時はかなりやれた感はありましたが、今、当時の最終プレゼン資料を見ると、反省点を感じます。これが客観的な見方なのでしょう。たまには、過去のことを振り返ってみるのも悪くありません。そして、ロシアのウクライナ侵攻に心を痛めています。
2022年02月25日
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台湾が日本からの輸入規制を一部緩和しました。先日、農林水産省が発表しました。2011年の東日本大震災、それに伴う原発事故を受けて、日本の一部地域からの食品輸入を禁止しました。今回の規制緩和は事実上の禁輸解除と言われています。台湾は今月8日、輸入規制を緩和する方針を発表しました。これについていくつかの手続きを経て、21日に正式決定しました。規制の解除は福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県産の食品が対象で、産地証明書などの添付を条件に輸入を認めます。先日も、福島県知事が喜びを表すニュースが出ていました。台湾は日本にとっても有力な輸出相手であり、福島県も同様です。今回の規制緩和で、実に約11年ぶりに台湾への輸出が可能となります。私の知人や前職の関係の方からも、安堵のコメントなどが出ていました。それだけ、日本は食品の輸出入による産業が多いということになります。かつて、食品メーカーに在籍していた時は、日本で発生したBSEにより、輸出は大きな打撃を受けました。牛肉はもちろんのこと、牛由来原料を使用している加工食品も禁輸となり、ビーフエキスなどを使用した製品は全く輸出出来ませんでした。また、現職でも化粧品の輸出には、同様の規制や制限があります。それだけ輸出入ビジネスは、センシティブなビジネスだと言えます。今回の緩和を機に、再び台湾の方々に日本産の安心、安全で美味しい食品を楽しんでいただきたいと思います。
2022年02月22日
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韓国の自動車大手の現代自動車が、日本への再進出を発表しました。2009年12月の撤退以来、約12年振りの再進出となります。日本で電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)の販売を始めると発表しました。カーシェアリングで体験してもらい、ネット販売で購入してもらうという、新たな販売モデルで再進出します。エンジン車は販売せずに、EVとFCVに特化して展開します。一度撤退していますので、絞り込んだ尖った戦略で臨みます。契約などの購入手続きは全てオンラインで行います。EV販売の世界最大手のテスラのモデルを意識した、ビジネスモデルであると思います。日本でのEVの普及率は、新車販売台数の1%にも満たない状況です。言い換えれば、それだけ潜在市場があるということになります。現代自動車が日本再上陸したのは、日本の電気自動車市場の未来の可能性のため、ということです。まだまだ日本では、この分野ではトップランナーと呼べる企業はないと言っても良いと思います。その点では、どの企業にもチャンスはあるのではないでしょうか。そう言えば、私が上海にいた時の、会社の車が現代自動車でした。中国で韓国の車かと思ったものです。現代は2001年に日本に進出しましたが、販売不振で2009年末に、乗用車市場から全面撤退しました。その後は日本でバスなど、商用車だけを販売してきました。再進出は勇気ある決断だと思います。これからの日本でのEV販売の動向に注目しつつ、現代自動車のニュースも、継続してウォッチしたいと思います。
2022年02月15日
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家電量販店大手のノジマが、マレーシアに進出しました。マレーシアの首都であるクアラルンプールに、1号店を出店しました。三井不動産が現地で手掛ける、三井ショッピングパーク・ららぽーとブキビンタン・シティセンターに出店しました。ブキビンタンは、クアラルンプールの中でも賑やかな場所で、人も多く集まるエリアです。ノジマは2019年に現地企業であるコーツ・アジアを買収していました。このコーツ社を通じての店舗展開を図ってきましたが、ノジマブランドでのマレーシア出店は初めてになります。日本のノジマ店舗のように、店員が顧客のニーズに合わせた接客を行う「コンサルティングセールス」を実践するということです。これが現地でどのように受け入れられるかはわかりませんが、強みや得意な方法での展開は王道だと思います。今回オープンするららぽーとは、日本を含めても最大規模ということです。約400店が順次オープン予定で、ノジマのほかにもニトリがマレーシア初の店舗を出すなど、日系企業も多数出店しているそうです。ノジマは海外出店を強化しており、これまでもカンボジアやシンガポールに店舗展開をしています。海外でも競争環境は激しいですが、強みを活かして頑張っているようです。家電は現地品を扱うことになるでしょうから、他店との差別化が難しいと思われます。その点では、コンサルティングセールスは、差別化のポイントになると思います。小売業はメーカーから仕入れた商品を販売するのが主ですので、差別化が大きなテーマです。それが、消費者の来店動機になります。海外での出店は大変なことが多いですが、頑張ってほしいと思います。継続してウォッチしていきたいと思います。
2022年01月25日
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インドネシアが、ジャカルタから首都を移転することを決議しました。インドネシアの国会で、首都移転に関する法案が可決されたそうです。新首都は、ジャカルタから1,200キロ以上離れた東カリマンタン州の、北プナジャムパスルに整備されるということです。2024年までに首都機能の一部移転を目指しています。元々インドネシアでは、ジョコ・ウィドド大統領が2期目就任直後に首都移転計画を打ち出していたそうです。これが現実的に進んでいくこととなります。新首都には新たな名称を付すようで、その名称も決まったそうです。インドネシア語で、群島という意味の「ヌサンタラ」となるようで、多くの候補名の中から最終的には大統領が選択したそうです。インドネシアは、世界第3位の人口がいます。首都ジャカルタは1,000万人以上の人がおり、慢性的な渋滞に、東南アジア特有の洪水や大気汚染に悩まされています。どうも過去の大統領も首都移転を模索したようですが、実現できませんでした。今回のジョコ大統領がこれを成立させました。日本では20年ほど前に、首都機能移転の議論がありましたが、最近では全く聞かなくなりました。東京一極集中はリスクが高いとわかっていながら、なかなか実現出来ない点は、いかにも日本らしいです。これに比べると、インドネシアのスピード感は素晴らしいと思います。インドネシアの未来は、明るいのではないでしょうか。
2022年01月24日
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4人の会と呼んでいる集まりがあります。上海駐在経験者、というキーワードだけで集った4人が、たまに会って盛り上がるという会です。コロナ禍で、しばらく開催出来ませんでしたが、先日2年振りに開催しました。しかしながら、おひとりの方とはとうとう連絡がつかず、残念ながら3人の会となりました。場所の選定はお任せしましたが、やはり上海に縁のある鮪料理のお店です。コスパがとても良いお店と伺っていましたので、とても楽しみです。仕事を終えて、急いで駆けつけます。今回は偶然、会社から徒歩で行けるお店でしたので、とても楽です。そして久しぶりに3人が集合しました。2年振りですが、ブランクは全く感じません。まずはビールで乾杯して、評判の鮪をいただきます。刺身もカマも、とても美味しく満足です。店内は満席で、さすがに評判のお店です。そして、何と別のグループには私以外のお2人が面識のある上海関係の方がいらっしゃるということです。そこで、途中その方も私たちのテーブルに来ていただき、少し話をすることが出来ました。さすが上海の凄さを痛感します。その方々は先に帰られ、私たちはまだ引き続き歓談を続けました。久しぶりでしたので、だいぶ飲みました。気がつくともう3時間半ほど経っており、遅い時間になっていました。まだまだ話は尽きませんが、皆翌日の仕事もあるのでお開きにしました。久しぶりの4人の会でした。次回こそ、本当の4人の会として実施したいと思います。
2021年12月16日
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今日は2001年9月11日から、ちょうど20年です。 あのアメリカ同時多発テロから、20年の月日が経ちました。 あの日、私は出張中で金沢にいました。 当時はまだ営業の仕事をしている頃で、赴任先の静岡から、以前に担当していた金沢に、展示会の応援に行っていました。 テロを知ったのは、夜ホテルに帰ってテレビを見た時です。 私の目に映った光景は、飛行機がビルに突っ込む映像でした。 最初は事故だと思いました。 しかし、アナウンサーの報道を聞いて、テロだと分かりました。 一体誰が、何の目的で、細かいことは分からない状態で、テレビを見続けていました。 これは大変なことが起きたと思いました。 高校生の頃から、アメリカ横断ウルトラクイズをよく見ていました。 決勝戦はニューヨークで、対戦する二人がヘリコプターで決戦場所であるパンナムビルに向かって、ニューヨークの街を飛んでいくのが恒例でした。 ニューヨークの街は当時の私にとっては憧れで、マンハッタンやエンパイヤステートビル、さらにはハドソン川、そして自由の女神など、世界を代表する光景に引き込まれていました。 その中には、あのツインタワービルもありました。 数年前、生まれて初めてニューヨークに行き、憧れてきたマンハッタンやエンパイヤステートビル、自由の女神を実際に見ることが出来ました。 そして、あのツインタワーの跡地にも、もちろん行きました。 そこはニューヨークの喧騒の中でしたが、とても厳かな雰囲気でした。 今でも多くの人が訪れ、平和のために祈っている姿を目にしました。 9.11から20年が経ちましたが、世界平和を祈る気持ちには、変わりはありません。 むしろ、若い頃よりも、私たちの子や孫、次世代の人たちのために、美しい地球を残してきかなければ、という気持ちを抱いています。 改めて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
2021年09月11日
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香港の民主派系新聞のリンゴ日報(蘋果日報)が、廃刊に追い込まれました。 香港国家安全維持法(国安法)に基づいて当局に資産を凍結され、26年の歴史に終止符を打ちます。 リンゴ日報は12歳の時に中国本土から香港に渡った黎智英(ジミー・ライ)氏が、1995年に創刊した新聞です。 中国共産党に批判的な論調で知られています。 国安法の施行によって、リンゴ日報は打撃を受けてきました。 創業者のライ氏は逮捕され、編集幹部や記者も逮捕されています。 そして、資産が凍結され、銀行口座も凍結されました。 これにより、事業の継続は困難となり、事実上の廃刊となりました。 香港は一国二制度として、中国返還後も高度な自由自治が認められてきました。 しかしながら、その根幹は揺らいでいます。 リンゴ日報の廃刊を受けて、加藤官房長官は、「香港の民主的、安定的な発展の基礎となる言論の自由や報道の自由を大きく後退させるものであり、重大な懸念を強めている」と述べました。 そして、国際社会と連携し、中国側に言論の自由の保障を働き掛けていく考えも示しました。 先ほど、リンゴ日報のホームページを見てみましたが、既に停止されていました。 ホームページアドレスには「Goodbye.apple dairy.com」とありました。 私も何度も仕事や旅行で香港に行きました。 今も香港に住んでいる知人も何人かいます。 あの賑やかで活気のある香港は、今後どうなっていくのでしょうか。 その答えは分かりません。
2021年06月24日
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海外事業では、様々なことが起きます。 日本では想定出来ないようなことも、平気で起きます。 そのようなことが起きた時、現地の駐在員だけでは解決できないことや、日本本社に相談したいことがあります。 こういう時に本社が力になってあげなければなりません。 数か国に展開していると、そのような事態が重なることがあります。 先日、偶然にも2つの国の海外子会社とのミーティングが連続するということがありました。 海外事業統括部門であれば、そのようなことはよくある話ですが、経理部では珍しいと思います。 しかしながら、海外事業では資金繰りや業績に係る心配や悩みが多いので、私たちが関わることは普通です。 先日は台湾の子会社とのミーティングを行いました。 現在の業績と直近の現況の確認と、今後の計画について、台湾の総経理と日本の海外事業統括部門と経理部でのミーティングです。 週次報告は共有してもらっていますが、やはり生の声を聞くことで理解が深まります。 今後の進め方について、出席者全員で合意出来ました。 台湾のミーティングの次は、ベトナムの子会社とのミーティングです。 ここでは台湾の総経理に代わってベトナムのCEOが入り、他のメンバーは一緒です。 まだ事業が本格化して半年強ということもあり、今後の展開と、今月開催の株主総会、取締役会の打ち合わせをしました。 立ち上げ期にありがちな悩みもあり、皆で議論して方向性を合意しました。 海外事業に経理部が積極的に関与することは、非常に重要だと思っています。 やはり海外で発生する悩みは、資金や業績に関わることが多いです。 それを解決することで、海外駐在員は安心して事業に専念できます。 このスタンスは、今後も絶対変えずにいきたいと思います。
2021年04月13日
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先日、海外事業経験についてインタビューを受ける機会がありました。 海外駐在員時代の経験について、お話しすることとなります。 前の会社の時にも、同じようなインタビューを受けたことがありました。 いつの時代でも、海外駐在経験については、色々な方のお役に立てるようで、インタビューの依頼を受けました。 海外赴任前の様子から始まって、赴任中の出来事、良かったことから悪かったことまで、色々とお話ししました。 話しながら、もう15年ほど前になってしまった上海駐在時代のことを、深く思い出すようにしました。 現地の生活に馴染むため、タウン誌で県人会や空手道場など、趣味のサークルにどんどんアプローチしていました。 現地で頑張っている老若男女、多くの方に出会い、お世話になりました。 日本人駐在員同士も、仕事の後に会食に行ったりして、結束を深めていました。 それでも休日は各々がプライベートを優先していて、休日に駐在員同士で会ったりすることはほとんどありませんでした。 日本へ帰任してから、経営企画に配属されました。 自分たちが頑張ってきた中国事業に対し、レビューをするように指示されました。 そこでは、自分たちが情熱を傾けてきた中国事業に対し、自分たちのやり方の何が悪かったのかを、自分の手で指摘しなければなりませんでした。 何とも酷な仕事だと思いました。 そこから3~4年は、我慢の日々が続きましたが、その後、それまでの鬱憤を晴らすような逆襲が始まりました。 久し振りに、当時のことを思い出しました。 インタビューの最後は、赴任中に得た経験などは、どの程度自分の長期的なキャリアに役立っているか、という質問でした。 これについては、しばらくは我慢の時を過ごし、最終的には幅広い経験として、その後に活きた、と回答しました。 しかしながら、本当に活きたのは転職後かもしれない、という言葉で締めくくりました。 あれから長い歳月が過ぎました。 あの時の経験があったから、今の私があると言っても過言ではありません。
2021年03月12日
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先日、ベトナムの会計事務所を交えたミーティングを行いました。 当社のベトナム現地法人も立ち上がって半年あまりが過ぎ、ようやく少しずつ軌道に乗ってきました。 そこで、これまで以上に現地の会計、税務について、しっかりと対応していくために、会計事務所の強力なサポートを受けることとしました。 そのため、会計事務所、現地法人、そして日本から私と海外事業の本部メンバーが参加したミーティングを行いました。 現地のCEOや駐在員メンバーは、大体どこの会社でも営業や技術畑の人が大半です。 会計や税務の専門家が駐在しているケースは、ほとんどありません。 私たちも現地の制度については専門家ではないので、このような機会は非常に有意義です。 3ヶ所をつないでのZoom会議となりました。 海外との会議は、まず言語の問題が生じます。 今回も、日本語、ベトナム語、英語が入り混じったカオスな雰囲気でした。 海外との会議では、よくあるパターンですので、これは慣れています。 現地のCEOと経理のコントローラーが、会計事務所に色々と質問をしています。 その回答を聞きながら、私も納得をします。 そして、こちらから直接、現地の会計事務所にも何点か質問をします。 その回答を日越で共有することで、スムーズに事が進みます。 色々と意見交換が出来て、大変有意義なミーティングでした。 現地の経理コントローラーが、大変優秀な方であることが良くわかり、安心出来ました。 このような機会があると、私たちはもちろんですが、CEOが何より安心出来ると思います。 会計事務所と、日頃ちょっとしたことでも、相談出来る関係になると良いと思います。 今後もこのような機会はあると思います。 当事者の一人として、日本の経理の責任者として、ベトナム事業にこれからもしっかりと携わっていきたいと思います。
2021年02月12日
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ミャンマーのクーデターは、先が見えない状況になっています。 1日に、ミャンマー国軍が「軍が国家の権力を掌握した」と宣言しました。 アウンサン・スーチー国家顧問や、ウィン・ミン大統領が拘束されたとも発表されています。 ミャンマー国軍は、ミン・アウン・フライン国軍総司令官が政府トップになると発表しました。 軍はさらに、今後1年間にわたる国家非常事態を宣言したと明らかにしました。 ミャンマーの首都ネピドーでは、電話やインターネットの回線が遮断されたそうです。 ネピドー市内と通話ができず、ネット環境もほぼ遮断されているようです。 このため、状況の把握が難しくなっています。 Twitterでは、現地の日本企業には外出を自粛するように呼び掛けているようです。 国営放送は放送を中止され、国際放送は映らなくなっているそうです。 過去に旧ソ連のクーデターで、ゴルバチョフ大統領が拘束されたことがありました。 まだ私が若手社員の頃で、確か甲子園の高校野球の決勝戦の日だったと記憶しています。 高校野球の放送が、急遽NHKの現在のEテレに変更となり、総合テレビでずっとこのクーデターのニュースをやっていました。 かすかな記憶では、この時も反体制勢力はゴルバチョフ氏を拘束した際、すぐに電話線を遮断して、外部に連絡出来ないようにしたと記憶しています。 そして、放送局を通じて、ヤナーエフ副大統領が大統領に就任したと発表します。 結局このクーデターは、当時のロシア大統領の活躍で失敗に終わり、後のソ連崩壊につながります。 ミャンマーは民主化に移行してから、わずか5年強で、このようなクーデターが起きてしまいました。 世界各国の指導者は軒並み、今回のクーデターを非難しています。 この先一体ミャンマーがどうなるのか、いまだその行方は不透明です。 (画像や動画は、日経ネットやNNAアジアより拝借しています)
2021年02月02日
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中国は広大な国土を誇ります。 北京から上海、広州、成都、海口、哈爾濱、内モンゴル、チベット、新疆なども全て中国です。 国土が広大なアメリカでは、国内(本土)では4つのタイムゾーンがあります。 ・東部時間(ニューヨーク、ボストンなど) ・中部時間(シカゴ、セントルイスなど) ・山岳部時間(デンバー、ソルトレイクシティなど) ・太平洋時間(ロサンゼルス、ラスベガスなど) このため、アメリカの東海岸と西海岸では、3時間の時差があります。 かつて、アメリカ横断ウルトラクイズにて、この時差を利用したクイズがありました。 中部時間の都市でクイズを行った後、東部時間の都市に移動させ、またクイズを行います。 最初のクイズが10時に始まったとして、移動後のクイズも、現地時間でまた10時に始まります。 これを活かして、クイズの出題は違うものの、答えは同じ答えになるというクイズでした。 このカラクリにすぐに気付いた人は、早々に勝ち抜けていきました。 最後は1回目と2回目の敗者同士が対決し、敗者決定戦を行いました。 歴代ウルトラクイズの中でも、一二を争う素晴らしい企画だったと思ったものです。 一方で、広大な中国には時差がありません。 厳密には時差が生じるのでしょうが、中国政府は全て北京時間を標準時間としているのです。 そのため、朝の中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)で、6時頃のニュースを見ていると、まだ真っ暗な地域からの中継などがありました。 アナウンサーもいつも「北京時間6時35分です」などと言っていました。 それでも中国には時差がありません。 このあたりも、中国らしくて面白いものです。
2021年02月01日
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ベトナムに出向しているCEOが、挨拶に来てくれました。 昨年一時帰国して14日間の隔離を終え、顔を出してくれました。 国を跨いだZoom会議などで、何回も顔を合わせてはいますが、直接会うのは2年振りぐらいです。 最後に会ったのは、ベトナム進出プロジェクトの会議の場でした。 ベトナム進出のために各部門からメンバーが集まり、会社を作るために役割分担をして進めていく場でした。 その時からすると、ベトナム事業は大きく変化しました。 会社が設立され、コロナの影響もあった中でも、1号店がオープン出来ました。 最初の店舗がオープンするまでは、大変な苦労があります。 私も中国で経験がありますが、様々な役所などから20以上の許可を得ないと、会社や店舗は作れません。 全てが順調にいくことは絶対ないと言っても良いでしょう。 ベトナムも会社設立の許可を得るまで、何ヶ月もかかりました。 無事に会社設立の許可が下りた時は、やはり嬉しいものでした。 経理部の立場では、資金送金や事業計画の検証、月次での業績管理など、色々と支援をします。 当然、最初の資本金送金だけでは足りませんので、資金調達のサポートも行います。 このような苦労を経てきたCEOは、「この一年で大きく前進しました」と話していました。 私はまだ現地に行くことは出来ていませんが、1号店のオープンの様子やその後の業績などを見ると、本当にCEO始め現地で頑張る社員の方々には敬意を表します。 また今後のベトナム事業の発展のために、CEOは近々にベトナムに戻ります。 現地出向者は大抵が営業系の人なので、我々のような管理系はいません。 日本本社を徹底的に使い倒してください、とお願いしました。 2月頃には、現地の会計事務所とのミーティングがあるようですので、その場にはZoom会議で参加します。 今年も海外事業を徹底的に応援していきます。
2021年01月06日
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韓国航空首位の大韓航空が、2位のアシアナ航空を買収します。 世界中で苦境が続く航空業界で、韓国政府主導の再編となるようです。 まず、政府系の韓国産業銀行が大韓航空の持ち株会社、韓進KALの第三者割当増資を引き受けます。 大韓航空は増資で調達した資金を使って、アシアナの第三者割当増資を引き受けます。 これによりアシアナを子会社化することとなります。 買収総額は1兆8千億ウォン(約1,700億円)程度となる見込みです。 しかしながら、1位と2位の統合を政府主導で進めたことには、反発の声も上がっているようです。 韓国でも独占禁止法の審査があるでしょうから、一般的にはすぐに承認されるとは思えません。 この統合が実現すると、大韓+アシアナは単純合算で世界15位になるそうです。 22位のANAや、16位のキャセイパシフィック航空(香港)を上回る規模となります。 私は、どちらの航空会社も利用したことがあります。 韓国にもLCCがありますので、この大手2社の統合は、ダントツのトップを生み出すため、韓国国内の他の航空会社の反発は必至です。 日本で言うとANAとJALが、政府主導で統合するようなものです。 財閥が幅を利かせている国ですので、状況は日本とはまた違うでしょうが、いずれにせよ世界中の航空会社が苦境に立たされているのは間違いありません。 コロナの影響が収まるのは、一体いつになるでしょうか。 西村大臣ではありませんが、神のみぞ知ること、全く先が見通せません。
2020年11月25日
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今日はだいぶ寒さが厳しく感じます。 北海道では初雪の便りが、そして東京では木枯らし1号の予想がされています。 平日の朝ランも、日の出前に終わってしまうことも多くなりました。 季節は確実に冬に向かって進んでいます。 そんな寒さをものともしない、熱い激闘が続いているのが、アメリカ大統領選挙です。 アメリカでは11月3日に投票が行われ、現在、開票作業が行われています。 事前の予想からも、バイデン氏が有利だとか、トランプ大統領が猛追しているとか、色々な情報が飛び交っています。 トランプ大統領は、コロナ感染をものともせず、激しい攻撃を仕掛けていました。 Twitterには、短時間に何本もの投稿を繰り返し、「VOTE(投票)」と連呼しています。 これに加え、お決まりのフレーズ「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」と、大文字で何回もツイートしています。 バイデン氏も負けずに、演説にレディー・ガガを呼ぶなど、パフォーマンスを見せています。 どちらも高齢ですが、地盤の州は手堅くまとめ、接戦の州で激しい演説を繰り広げてきました。 大勢判明は3日夜から4日未明にかけて明らかになるのが通例ですが、ずれ込む公算が大きいとされています。 新型コロナウイルスで急増した郵便投票の集計に時間がかかることで、どちらも敗北宣言をしないどころか、勝手に勝利宣言をするのでは、という報道まであります。 郵便投票の集計結果を巡って、訴訟合戦になるとも言われています。 そうなると、12月頃まで結果は確定しない、などという声もあります。 どちらが勝っても暴動が起きることを警戒して、街中では緊張感が走っています。 異例ずくめのアメリカ大統領選挙の行方は、一体どうなるのでしょうか。
2020年11月04日
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日経ビジネスに興味深い記事が載っています。 「中国企業に情報漏洩容疑の積水化学元社員、ファーウェイに再就職」というタイトルです。 以前にもこのブログで、「積水化学元社員が中国に機密漏洩」という記事を書きました。 この当事者で積水化学を解雇された社員が、何と中国の通信機器大手、ファーウェイ(華為技術)日本法人に再就職していたというものです。 ファーウェイは、この社員が積水化学を懲戒解雇されたことを知らなかったと言います。 ファーウェイ入社後は技術部門に所属していたということです。 しかしながら、この社員が懲戒解雇され、しかも大阪府警に告発されたことをファーウェイは後で知ったことになります。 そして、結果的にこの社員がファーウェイを退社したということです。 何とも言葉が出てきません。 中国に情報漏洩をして、会社を懲戒解雇され、再就職先に中国企業を選ぶ。 解雇されたことを隠して再就職に成功、また技術部門に配属される。 しかしながら、過去がバレて会社に居られなくなり退社する。 この人は相当な神経の持ち主であると思います。 また同じようなことをするかもしれません。 人の採用は、くれぐれも気をつけないといけないと、再認識しました。 嫌な世の中です。
2020年11月02日
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先日、ユニークな方と久しぶりに再会しました。 前職時代に、海外の仕事を一緒にやっていた方が、訪ねて来てくれました。 その方は転職で来られていましたが、その前は豊富な海外駐在経験をされていました。 お互いに前職を退職した後に、会社は違いますが、偶然同じような業界にいます。 去年の秋に私が大阪に行った時にお会いして以来、約1年ぶりになります。 事前に打ち合わせて、その方にとっては馴染みのある北千住で会おうということになりました。 昔に比べて北千住は大きく変わり、多くの路線が乗り入れているターミナル駅になりました。 住みたい街のベスト10にも入っている街になりました。 しかしながら、昔ながらの飲み屋街もそこかしこに残っています。 今回は、やはり昔ながらの北千住を味わえるところへ行こうということになりました。 ブラブラ歩いて、いかにも北千住っぽい居酒屋を見つけたので、ここに決めます。 私はビール、彼はホッピーで再会を祝します。 その後はやきとりやハムカツ、サラダやもろきゅうなどをつまみながら、色々と会話がはずみます。 同じような業界で、しかも海外をやっている方とは、当然ですが色々な共通の話題がたくさんあります。 タイはこんな感じ、ベトナムはこうで、中国は、台湾は、など、話は尽きません。 そういえば、ということで、同じ前職時代に一緒に海外をやっていた先輩にもLINEして、今2人で会っていますと写真を送りました。 今度は3人で会おうということで、意見がまとまりました。 やはり、海外がつなぐ縁は深いものがあります。 また、それぞれの会社の海外事業を通じて、一緒に仕事をしたいと思います。 海外事業は大変ですが、勉強になりますし、このようなご縁を得られるものです。
2020年10月27日
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約1年かけて推進してきたベトナム事業プロジェクトが、先日最終回を迎えました。 1年前に本社の会議室でキックオフミーティングを行ってから、最終回はベトナムとのZoom会議でした。 海外進出の経験はありますが、プロジェクトメンバーは本当に大変です。 本社からの支援はありますが、基本的にはプロジェクトメンバーが全てこなさなければなりません。 海外駐在する人は、大抵が営業系や技術系の人である場合が多く、税務や会計、法務などの専門知識があるわけではありません。 また、日本本社でも進出国の税務や会計制度などは受け売りの情報しかありません。 そのため、本社と現地で連携して、色々と確認していくことが多いです。 既に海外進出している他の国のケースが活きることも多々ありますが、それはノウハウ面が中心になります。 実際にその国固有のものは、一つずつ潰していかなければなりません。 この1年間、ベトナム事業プロジェクトには、経理の業務の一環として色々と支援をしてきました。 新型コロナウイルスの影響で、計画を大きく変更することになりましたが、プロジェクトメンバーと力を合わせて、頑張ってきました。 先日のプロジェクト最終報告会では、現地からの報告に対し、私もいくつかコメントをしました。 そして、オープンを控えた1号店の店内を、ベトナムからiPadで配信してもらいました。 店内の様子を日本のメンバーと見て、ベトナムプロジェクトメンバーの苦労が形になったと感じました。 非常に大変だったかと思いますが、ようやく報われる形になりました。 これからも海外事業を応援していきます。 私の経験を使いまくって、海外事業が成功するように、引き続き支援していきたいと思います。
2020年10月19日
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積水化学工業の元社員が、情報漏洩の疑いで書類送検されました。 スマートフォンの液晶技術に関する情報を、不正に中国企業に漏洩した疑いです。 この元社員の手口と、漏洩の目的は以下の通りです。 元社員はSNSを通じて中国企業から誘われ、技術情報を交換するために犯行に及びます。 中国企業は2018年8月~19年1月に、積水化学のから不正に技術の機密情報を取得した疑いが持たれています。 元社員は事件当時は研究職で、情報漏洩を可能とする立場だったようです。 元社員は積水化学の情報をUSBメモリーにコピーし、私用のパソコンから中国企業にメールで送るなどして流出させていたということです。 犯行の目的としては、「中国企業から取得した技術情報を持ち帰り、社内での評価を高めたかった」などと話しているそうです。 どうも、積水化学の情報と引き換えに、中国企業が持つ技術情報を取得しようとしたものの、結果的に中国企業からの情報提供はなく、一方的に情報を吸い上げられる形になったということです。 何ともお粗末な話です。 結局この元社員は、不正競争防止法違反容疑で書類送検されました。 そして、積水化学工業はこの元社員を懲戒解雇し、大阪府警に刑事告訴したということです。 これは中国企業側から持ち掛けられた話のようで、元社員が安易に乗ってしまったのが原因のようです。 情報を簡単に社外へ流出出来る仕組みも問題ですが、悪いと分かっていてやってしまった、と証言しているようですので、やはり個人の責によるところが多いです。 これは立派な産業スパイもどきです。 中国の恐ろしさを知らない人が、簡単に引っかかってしまうのでしょうか。 仕事で扱っているものは、基本的には全て社外秘だと思っていなければいけません。 私も今一度、気を付けたいと思います。
2020年10月15日
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