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日本人初、テニスのグランドスラムの決勝に挑んだ錦織圭。チリッチ(クロアチア)からほとんどブレークポイントを決める事が出来ず、セットカウント0-3の完敗で全米オープン決勝はあっさり終わってしまった。4時間ゲームを続けて制して「マラソン・マン」とも呼ばれた錦織、確かに固さはあったがチリッチの出来が良くてつけいるスキがなかったといえる。準決勝でフェデラー(スイス)を破ったチリッチの実力と勢いは本物だった。非常に残念だが、錦織は信じられないような新たな歴史をつくった。テニスのTV中継でこんなにドキドキしたのは1990年代の伊達公子以来だろう。しかし、仕方が無いとはいえ加熱したメディア報道は冷静さを欠いていた。「クロアチア?」「チリッチ?誰?」「勝てるんじゃないの?」何となくそんな雰囲気があったように思う。1998年サッカーW杯のクロアチア戦に対する報道などを思い出してしまうが、ただただ日本を応援するだけでなく正確な分析・情報も提供して欲しい。恐らくほとんどの人はチリッチのフェデラー戦を見ていないだろうが、「ビッグ4」の一人でもお手上げだった程チリッチが好調だったのは事実だ。対戦成績の錦織5勝2敗というのも「芝」の2勝は別物なのでほぼイーブンだし、トップ10入りの経験も実は錦織よりずっと早かったという実力者だった。とはいえ準決勝でNO.1プレーヤーのジョコビッチ(セルビア)を下した錦織は、これでポイント・ランキングは自己最高の8位まで上がる。現在の「ビッグ4」にかわる新勢力のトップ10として今後の活躍に期待したい。
2014/09/09
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