BIZ粋 ★人生をイキイキと粋に★

BIZ粋 ★人生をイキイキと粋に★

2006.10.15
XML
カテゴリ: ぜひ!
近畿大学(大阪府東大阪市)が2007年に キャリア・マネジメント学科
開設するそうで、その記念講演に行って来ました。(ちなみに私は近大OBではありませんが。)
その備忘録です。


『人間(ひと)を活かす人づくり』
日時:2006/10/15(日) 13:30~16:15
場所:近畿大学11月ホール
講演:守島基博氏 一橋大学商学部・大学院商学研究科教授
   佐藤 学氏 東京大学教育学部・大学院教育学研究科教授


講演1)
『なぜ今、人材マネジメントのプロが求められるのか』
守島基博氏

●キャリアマネジメントとは?
1)自分のキャリアをマネージする
2)企業・組織が働く人のキャリアをマネージする

何故企業がマネージしないといけないか?という問い
・かつて企業が全くしていなかったという訳ではない
 例)終身雇用:雇用を守るので、その企業の中でどう過ごすかを考えればよかった
   ジャパン・アズ・No1


今社会では・・・
【知識社会の到来】
1)企業競争力は、「知識」に依存している
・知識アイデアを作って、それを形にする人が社会の価値を提供できる
 例)グーグルを立ち上げた学生2名

どういう時にアイデアが浮かぶのか?
・ココロの余裕があり、本を読んだりして知識を吸収している時

・人として企業からマネージされる
 ・育成し、評価し、賃金を与えるなどのことで、ココロに余裕が生まれる

グーグルは人を大切にするという
・入社試験ではなく、一緒に働きたいか、価値を共有できるかを見て採用する
・入社後は、人を丁寧に扱う、手厚い対応をする

2)組織モデルの変化
・階層組織からもっと自律・分散型組織になっている
・組織に依存せず自律的に企業に価値を提供する人材を求める

・プロジェクトチーム化が進んでいる
 例)アメリカの軍隊
  ・司令部ではなく、戦っている現場で判断できるかが重要
  ↓
  ・判断できる人を創る = リーダーシップが大事
  ↓
  日本では、リーダーシップ教育を行なっていない

・組織ユニットの個別化

  リーダーを育てるには・・・
  ↓
  教育機関が必要


【企業で大事とされていること】
アイデアとリーダーシップ

学校を出れば教育は終わりか

自分で自分で磨くことが重要となる

どうやって?
・学習する
・知識を得る
・ネットワークを創る

この3つが「キャリアを創る」ということになる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
講演2)
『21世紀の高度知識社会の人材養成と教育改革の課題』
佐藤 学氏

●転換期の社会・教育
・教育の近代化と社会の産業化
・国民国家と市民社会の形成
・圧縮された近代化による教育と経済
 ・教育機会の平等化と社会移動の活性化
  →明治時代に教育機会が平等になったことで、工業化が進んだ

●グローバル化時代の社会
・国内市場だけでなく世界市場の出現による高度情報社会、高度知識社会
 ポスト産業社会、生涯学習社会の出現
・市場経済の中心は「モノ」から「情報・知識・対人サービス」へ
・労働市場の構造転換
・資本の概念の転換と拡張(経済資本、文化資本、人的資本、社会資本)

 ・高校教育と生産労働力→モノ作り
 ↓
 ・大学教育とホワイトカラー→情報・知識・対人サービスへ

・今は、「基礎学力」ではなく「高度知識を得て、考える」ことが必要

・高卒求人が減ったのは、バブル崩壊後の不況ではなく、社会が変化したから

・15歳前後での競争(高校入試)ではなく、18~30代に競争させることが必要
→スイスでは、30歳まで教育する。フィンランドは25~29歳に高等教育(大学)が
 終了する

●グローバル化時代の教育
・国民から市民教育へ
・基礎学力から「創造性コミュニケーション能力」の教育へ
・学力から「コンピテンス」へ
・知識や学びの「量」から「質」へ
・教職の専門職化、教育内容の高度化

●高度知識社会の教育
・カリキュラムの転換
 プログラムから「プロジェクト」へ
・学び様式の転換
 協同的学び


※パネルディスカッション割愛
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【ケンジャの感想】

ものづくりは、安い労働力を求めて海外に流出している今、
日本に必要なのは、「知識」「アイデア」を生み出し、形にすることになっている。

それを学校がするのか、企業がするのか、自分自身がするのか。
この講演を聞いたり読んだりすれば、直にできるのは、自分自身ですることである。
旧来のあり方としての終身雇用を守ることができる企業は非常に少なくなっているではと
思います。そうするならば、「スキルのポータビリティ」(神戸大学金井壽宏先生の本に出てきます)を
持つことが重要で、そのスキルの一つとしては、どこにいっても通用する「知識」を
備えておくことが必要なのですね。

そして、次の段階として、企業はそのような人材を育成をしておかなければ、
労働市場環境でも勝てなくなるので、企業が手を打っていかなければならないのだと
感じます。

学校教育としては、この近畿大学のように問題意識として、「キャリアマネジメント」を
学ばせる専門の学科が必要になってくるのかなあと感じました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.10.15 20:23:30
[ぜひ!] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

ケンジャ

ケンジャ

Calendar

Archives

2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11
2025.10

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: