パソコン修理屋のぼやき

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ケンリア

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September 30, 2007
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「・・・そうですか。 ありがとうございます。」

「それで、いつ頃、持って行かせてもらったらいいでしょうか?」

「うーん。」

「・・・・・」

「今日、今からは無理ですよね?」

「喜んで

そんなわけですぐさまパソコン持ってお返しに・・・
もうこうなってしまえばいつものお客様となんの変わりもないわけで

「こんばんわー」と挨拶するとお母さん一人だけ。
「息子は今、いないから今のうちに」 とのこと。
今のうちにいったいなにをするんだ?と思いつつパソコンのセットをしていく。



「パソコンがなくなってからホントにイライラして手がつけられなかった」

「パソコンがなくなったら少しは話ができるかと思ったけど、ゲームをするようになっただけだった。」

「息子の将来が心配で仕方がない」

延々と続くそんな話を手を止めずに聞いていた。

俺の1つ1つの作業がきっと依頼者の望まない行為なんだろうと思いながら仕事をしていた。

なにも考えずに「すこしは社会の役に立っている」と思って仕事をしていたが、決してそんな単純なものではないのだとわかった。


少し沈黙があり不思議に思って手を止めるとお客さんが泣いていた。

この涙は「この先がどうなるかわからない不安の涙」なんだろう。

息子さんの事だけではなく、きっと色んなことがたまりにたまった涙なんだろう。

なんでそれを俺の前で見せたのかはわからないし、気が利いた言葉も思いつかない。

「アレ? オカシイナ ゴメンナサイ ゴメンナサイ」 と笑いながら泣いていた。

俺はつくり笑いをしていた。 

それが一番、ベストな選択だと思った。

慰めることはできない。 おそらく無意味だし必要ともしていないだろう。



お金も気持ちよく払って頂いたし、コーヒーまでご馳走になった。
後半の話題はパソコンを将来の就職に役立てる方法に集中していた。
息子さんはまだ帰って来ない。

「またなにかあったらよろしくお願いします。」といつもの台詞を言って帰路についた。


結局は今回もいつもと同じ修理案件だった。








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Last updated  October 4, 2007 01:14:00 PM
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