そして今日も日は過ぎる

2009/05/22
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 A・E・ヴァン・ヴォークトの作品です。
 他には「スラン」や「非Aの世界」などで有名な作家ですが、実は読んだのは初めて。最近リバイバルというわけでもないのでしょうけれど、一部古典的名作を増刷しているので、その一環として平積みになっており、購入してきました。実は、前に書いた「吸血鬼ドラキュラ」も同じで、増刷平積みになっていたため、購入してきた次第です。
 専門的科学者を多数乗せた宇宙船ビーグル号が、宇宙での冒険において、様々な生命体に遭遇する4つの中編からなるこの作品、最初の3つの作品は実に面白かったです。
 登場するクリーチャーも魅力的で、強力な能力をほこる触手猫型獣ケアルや、映画「エイリアン」で映画製作者がヴォークトにペイをすることになった原因生物、超生命体イクストルなどは特に印象深いですね。
 当初の3つの作品では、主人公にあたるグローヴナー博士が、船内で一目置かれていく過程も面白く、彼が専門とする総合科学を駆使した超生物や船内政治に対する立ち回りも面白いです。これはなるほど、古典的名作とされるのもむべかるかな。
 しかし、冒頭から、3つの話は面白かった、と繰り返し述べているように、最後の作品だけは個人的には、面白みを感じませんでした。なんというか、企画倒れというか、慌てて作品を作ったようなちぐはぐ感が、中盤から最後までぬぐいきれないのです。それまでの3作が面白かったことの反動もあって、なんだかとっても残念な印象を受けてしまいます。
 この作品がもっと練られていたら、言うことなしで好きなんですけどね^^;





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Last updated  2009/05/22 09:07:56 PM
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聖書預言@ Re:8番出口(05/01) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
剣竜 @ パク・チャヌク監督作品 ocobaさんへ その2つの映画,評価高いよ…
ocoba@ Re:殺人の追憶(03/04) 韓国映画では、パク・チャヌク監督の「オ…
剣竜 @ Re[3]:投票義務制の問題点(11/10) サムスさんへ いえいえあまりお役に立てず…
サムス@ Re[2]:投票義務制の問題点(11/10) 剣竜さんへ ありがとうございます!

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