マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」への移行に伴い、本日12月2日から、従来の健康保険証の新規発行が停止されました。ただし、従来の保険証は有効期限が切れるまで、最長1年間は使用できます。
マイナンバーカードをまだ作っていない方や、マイナ保険証の利用登録を済ませていない方は、加入している健康保険組合などから、マイナ保険証の代わりとなる「資格確認書」が送付されます。この資格確認書は、マイナンバーカードの申請をしており、交付待ちの方も対象となります。
今回の措置により、国民から見ると、半ば強制的にマイナ保険証に移行させられるように感じるかもしれません。
大手新聞やテレビでは、マイナ保険証の問題点ばかりが報道され、まるでマイナ保険証は問題だらけであるかのようなキャンペーンが張られているように見えます。
しかし、実際にはどうなのでしょうか?
私の友人は、「マイナンバーカードを落としてしまうと再発行に時間がかかるのが心配」と言っていました。確かに、従来の保険証であれば1週間ほどで再発行が可能でしたが、マイナンバーカードは2~3ヶ月ほどかかると聞いていました。しかし、この再発行期間も、本日12月2日からは、急いでもらうことで5日程度で手に入るようになったそうです。
また、セキュリティ上の問題も指摘されていますが、従来の保険証に比べれば格段に向上しています。マイナンバーカードにはICチップが埋め込まれており、それを使って情報の暗号化が行われます。また、顔認証も行われており、なりすましの防止に役立っています。
従来の保険証は本人確認の手段としては不十分で、悪用されるケースも少なくありませんでした。例えば、他人の保険証を使って病院を受診し、薬を入手して転売するといった事例があります。一つの病院だけでなく、複数の病院で同じ病名で薬を処方してもらい、高額な薬を転売するのです。他にも、保険証を身分証明書のように扱って悪用するケースもあります。
マイナンバーシステム全体を考えると、一日も早く全員がマイナ保険証に移行することで、多くのメリットが期待できます。
例えば、病院で初診を受ける際、従来は既往症や服用している薬などについて問診票に記入する必要がありました。しかし、マイナ保険証があれば、これらの情報は既に記録されているため、記入の手間が省けます。
現在服用している薬の情報も、マイナ保険証に記録されているため、医師が薬の投薬をするときに、同時に使用してはいけない薬の確認、同じ薬の使用などを確認することができます。事故などで患者が意識不明の状態であっても、マイナ保険証があれば、適切な処置を迅速に行うことができます。
さらに、病院の電子カルテの情報は、全国の医療機関や薬局と共有される仕組みが構築されています。診療経過や検査結果などを共有することで、より質の高い医療を提供することが可能になります。
また、従来の紙の保険証発行には、印刷代や郵送料などがかかります。例えば一人当たり100円としても、1億人に送るとすると100億円がかかります。近年は郵便料金も値上がりしており、その負担は増すばかりです。
マイナ保険証であれば、これらのコストを削減し、税金の無駄遣いを防ぐことができます。
このように、マイナ保険証には多くのメリットがあります。新聞やテレビでは、セキュリティの問題やシステムの不備ばかりが強調され、紙の保険証からの移行を促さない報道が目立ちますが、私たちはマスコミの報道に惑わされることなく、マイナ保険証のメリットを正しく理解する必要があります。
そして、メリットとデメリットを比較検討し、ご自身で判断した上で、一日も早く紙の保険証からマイナ保険証に移行することをお勧めします。
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