※ネタバレ含みます。
huluで視聴しました。
今シーズン3を同じく hulu で視聴中でして、シーズン1を見たのは1年くらい前なので、
おばちゃんのスカスカな記憶をたどりながらも感想書きます。
ウクライナで家族と仲良く暮らしていた娘がある日突然クリミアの兵士(?)詐欺集団みたいなものたち(?)どっちかわからないけど、そいつらによって彼女を除く家族を殺された後、無理やり奴隷として船に乗せられてトルコの宮殿に届けられます。
一方、トルコのスルタン(=王様)が崩御され、皇太子のスレイマンが即位する。
こんな感じで物語が始まります。
トルコではスルタンと皇族以外の宮殿にいる人はすべての人が奴隷。 スルタンに正式に結婚という形をとる「奥さん」がいることはごく稀で、奥さんの位置にいる女性も寵姫とか側室とか呼ばれる奴隷。
スレイマンにはすでにギュルフェムとマヒデブランという寵姫がいて、マヒデブランとの間にムスタファという王子がいます。
そのうえ、ハーレムに何人ものより取り見取りの美しい女性たちがスレイマンの愛を勝ち取るためにチャンスを狙っています。
おばちゃんの勝手な思い違いでしたが、ハーレムってもっとこう、自由に淫らなことや楽しいことをやっていたりしているイメージを持っていたのですが、どうやら間違ったイメージだったようで、このドラマのハーレムは「女子寮」という感じで、秩序正しく礼儀作法や踊りや歌などの芸術を学ぶ中で、たまーにスルタンのお目に留まった子が個室を与えられて夜のお伴をするようになる。といった感じです。全員が奴隷として海外から連れてこられた子たちなので、ほとんどの子が異教徒だったそうです。
そんな中、主人公のウクライナから船に乗せられて連れてこられたアレキサンドラが自暴自棄になって暴れまくっていると、
女官のニギャールから「そうやけくそになんないで、美貌と策略を武器にスルタンを掌で転がせられる女を目指しなよ」と言われてすぐにその気になって、まあーーーーーわかりやすすぎるやり方でスレイマンを誘惑するわけです。
それでスレイマンはまたすぐにまんまとその誘惑に落ちて(超楽勝!)、アレキサンドラに「ヒュッレム」という新しい名前を付けて、お気に入りの側室にするわけです。
この主人公ヒュッレムが、まあーーーーーーーこのかた、分かりやすすぎる悪女っぷりで、とにかくすごいんです。
あちらでは飛び切りの美人なんでしょうが、
どなたかがブログで「発情したニホンザルにそっくり」と書かれていて、思わず、言いえて妙!と笑ってしまいました。
目も鼻も口もすごく大きいくて、わめきちらしていると迫力がすごいんですよ。
歩き方や食べ方が汚くて、スルタンや皇族に媚びを売るとき以外は昔のヤンキーそのもの+怒るとギャーギャーわめき狂う発情したニホンザル。そんな感じです。
おばちゃんには、とても美人には見えません。かわいそうな境遇を忘れさせてくれるし、共感できないし、ぜんぜん好きになれない主人公。
そしてこのニホンザルに掌で踊らされるポエマースレイマンの情けないこと。
この主人公よりも、スレイマンの妹のハティジェの美しいこと。
この方は、顔の造形はいわゆる全人受けする美人ではないと思うけど、その雰囲気やしぐさ、姿勢がとっても美しいのです。
純粋で壊れやすいガラスの心をもつお姫様ゆえ、周りのみんながそりゃもうそっとそっと甘やかしながら接するわけです。 そんなお育ちを醸し出すこの女優さんはとてもお見事だと思いました。
シーズン1の主な流れは、主人公ヒュッレムと彼女にスレイマンの愛を奪われたマヒデブランの争いが中心です。
正直、どっちもどっちな感じ。
やったりやられたり。トルコドラマの女性の殴り合いは本気(マジと読む)です。
韓国や中国のドラマにありがちな「今殴るわよー」とわかりやすく手を振り上げてそれを留められるなんて場面はなく、
マジで死ぬ間際まで殴り倒します。馬乗りになって。
ヤンキー度もアジアドラマよりも特攻服が似合いそうなトルコの女性たちです。
ヒュッレムは「聖なる」とか言われている宮殿や皇族にとにかくヤンキー風を吹かせまくりです。
あと物語の流れで重要な位置を占めるのはスレイマンのお気に入りの寵臣で小姓頭のイブラヒム。いいやつなのか悪いやつなのかどっちなのー?って感じでヒュッレムに敵対する形で絡んできたりして。
要はスレイマン、しっかりせいや、って感じ。
おばちゃんのシーズン1でのお気に入りキャラは、
ースレイマンの最初の寵姫のギュルフェム。 事なかれ主義に見えますが、芯はしっかりしていて情が深そうな人です。
ー女官長のニギャール シーズン1の時点で一番賢く見えました。 それがだんだんとおバカちゃんに代わっていってしまうのがなんとも残念なんですけど。
ー
料理長のシュケル。大柄な気のいいおじちゃんで、「アッラー、アッラー」と「ハイハイ!」が口癖。ドロドロ劇の中の癒しキャラ。
おばちゃんトルコ語はさっぱりわからないんだけど、このドラマの翻訳の人はすごくお上手だと思います。このシュケルの口癖もそのまま「あらあら!」「はいはい!」って訳してくれているし、
宦官のセリフはおねえキャラで訳してくれてて楽しいし、
ヒュッレムがすごんでいるときのセリフはしっかりヤンキー口調でしっくり来てます。
衣装は女性のドレスがなんだか安っぽい生地を使っているのが気になったけど、
宮殿やお屋敷のインテリアがそれはそれは素敵で、それを見ているだけでも楽しめます。
あとこのドラマを見ているとトルコのお菓子
BARABU トルコのスイーツ ロクム・ターキッシュデライト ピスタチオとココナッツ 200g - BARABU Turkish Delight with Pistachio (Coconut Covered) 200g
を食べてみたくなります。
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