YOKOHAMA 南港雑記

YOKOHAMA 南港雑記

2006.11.01
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カテゴリ: 本に関する事
「北朝鮮からの亡命者を乗せたワシントン行き002便は、大雪のため遅れて離陸した。その直後、機長二人が倒れ、コクピットには副操縦士の江波だけがとり残された。そして墜落の危機が訪れる。速度と高度を示す計器がなぜか狂いはじめたのだ。万策尽きた江波に、救いの女神が現れる。元訓練生の岡本望美が、地上のシミュレーターで“一緒に飛ぶ”というのだ。最も危険な夜間飛行が、いま始まる。」(新潮文庫カバーより)

操縦不能

いやー、面白かった!
飛行機を舞台にした映画はかなりあるが、この種の話を小説で読んだのは初めて。
著者の内田幹樹は元々がボーイング747-400等の機長として国内線、国際線のパイロットや、操縦教官としての経歴を持っているらしい。
(1997年に『パイロット・イン・コマンド』でサントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞とのこと。)
まさにプロのパイロットが書いた本格航空小説である。
専門用語や人物がゴチャゴチャして、細かな内容は理解しがたいとしても、文脈から伝わる緊迫感は凄い!
今問題になっている北朝鮮を題材にしている点でも、リアリティあり。
著者の他の本も読んでみたいと思った。







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Last updated  2006.11.01 22:34:59
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oimocchan @ Re:『ヒポクラテスの悔恨』について(09/16) 19580113-mhさんへ コメントありがとうご…
19580113-mh@ 『ヒポクラテスの悔恨』について いつも楽しく貴ブログを拝読しています。 …
oimocchan @ Re:クリフ・リチャードについて(07/30) パリは霧にぬれてさんへ コメントありが…
パリは霧にぬれて@ クリフ・リチャードについて クリフ・リチャード。懐かしいですね。 彼…

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