YOKOHAMA 南港雑記

YOKOHAMA 南港雑記

2007.01.25
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カテゴリ: 本に関する事
会社の同僚から3冊の文庫本を借りていたが、最後の本を読了。

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「1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。」(楽天ブックスより)

いやー、面白かった!
約850ページにも及ぶ長編だが、あっという間に読んでしまった。
最後の解説にも書いてあったが、犯人の直接的心理描写を一切排除し、あくまでも周囲の人物を通じ、彼らの犯罪を浮き彫りにしていく過程が物凄い!
19年間という年月に渡る様々な出来事。
このスケールの大きさ、そして構成の緻密さに驚くばかり!

それにしても亮司と雪穂の人生とは何だったのか?

亮司については多少なりとも理解できる点があった。
ただ、魔性ともいえる雪穂の生き方には、正直理解できないものがある。

この物語は、最近テレビの連続ドラマで放送されていた。
DVDでレンタルされていれば、是非観てみたいと思った。


それにしても、最近信じられない事件が相次いでいる。
「事実は小説より○なり…」とはよくいったものだと思う。





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Last updated  2007.01.25 22:04:22
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oimocchan @ Re:『ヒポクラテスの悔恨』について(09/16) 19580113-mhさんへ コメントありがとうご…
19580113-mh@ 『ヒポクラテスの悔恨』について いつも楽しく貴ブログを拝読しています。 …
oimocchan @ Re:クリフ・リチャードについて(07/30) パリは霧にぬれてさんへ コメントありが…
パリは霧にぬれて@ クリフ・リチャードについて クリフ・リチャード。懐かしいですね。 彼…

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