キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

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2008.03.14
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カテゴリ: ガキの頃
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みんな同じような鉛筆を持っている。
名前を書かないと勘違いをするからいけない。

塗装部分を薄く削いで、自分の名前を書く。
それも、夜、母が鉛筆を削ってくれる時にしてくれた。

ふふふ、それもしばらくの間だけだ。
学校に行きだすと、みんな自然と鉛筆を削る方法を覚える。

学校で削らないと間に合わないなどとの理由をつけて
肥後の守やカミソリの小刀を買って貰って筆箱に入れるようになる。


喧嘩などで人を刺すこともできる代物だ。
それを小学校の一、二年生に持たせる。

大分が田舎とはいえ、凄い時代だったと思うね。

凄い時代といえば、刃物がある。鉛筆がある。六角形だ。
ふふふ、鉛筆の六カ所の塗装を薄く削いで、一から六までの数字を書く。
そうなのだ。昼休みには、それでバクチをしたものだ。

単純だ。鉛筆を転がして誰が一番大きな数字を出すかだ。
何を掛けたのだって……給食の牛乳の紙蓋なのだ。テヘヘヘ。

強いヤツは強い。弱いヤツは弱い。

強いヤツの引き出しには牛乳の紙蓋がどんどんたまる。
弱いヤツは給食の時間が来ないとゲームに参加できない。



問題は借りすぎて返せなくなる。
するとね、強いヤツの牛乳を一本飲むことにより
紙蓋十枚がチャラになるのだ。

うん、借りているヤツが貸したヤツの牛乳を
先生に見つからないように飲まなければならない。


当時の牛乳は、子供達にとってはマズイものだったようだ。

私、私は昔でも今でも牛乳は大好きだ。

ふふふ、だから、私は弱くても楽しかったよ。

十枚の紙蓋をチャラにしてもらう時は、
嫌々ながら飲む真似はしたけれど、

給食の牛乳、本当においしくてたまらなかったね。
今の牛乳より、おいしかったというと、
変な顔をする同窓生がいるけれどね。

数字によるバクチゲームも低学年までだ。
高学年になると、「鉛筆ゲーム」は高級なものへと変わっていった。

うん、低学年と高学年という言葉もおかしかったね。
下級生、上級生という言葉もおかしかったね。
うん、社会では表日本、裏日本って教わっていたからね。

当時は、おかしな言葉が平気で使われていた。

まあ、それはそれでわかりやすかったけれどね。

そうそう、上級生の時の高級な「鉛筆ゲーム」の話はまた明日ね。

おっとと、牛乳を飲むとするかね。みち子姉さん。

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Last updated  2008.03.14 09:03:38
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