気まぐれ屋。

気まぐれ屋。

2020.05.07
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カテゴリ: ヒトコトモノ
​GWに​うっかりキッチンバサミで自分の左小指を調理しかけた。
安物の刃のくせに鮮やかな切れっぷりで、暫く左手をかばう生活に・・・。
そのせいで『連休にすること』リストの作業が進まず、後回しになってた
観葉植物の手入れを、今日になり行う。

小さいけれど風通しが良く日当たりのいいバルコニーの一角にある
通称『猫額ガーデン』。
ここ数年“レギュラー”なのは、赤いキャットテイル、赤とピンクの
二種類寄せ鉢のゼラニウム、それに我が家の『守護神』的存在な
幸福の木(通称;三代目Jソウル(苦笑)。

どれも“生命力“が強く、キャットテイルとゼラニウムの“繁殖力“が凄い。
キャットテイルはスーパーの花売り場で“見切り品100円“となり、
苗ポットに枯れた状態で置かれてたのを1個だけレスキュー。
一度は他の植物に負けて枯れてしまい、姿を消した。でも、土の中に
根が残ってたのか、ある日思い出したように復活♫
今では一年中その姿をキープし続けている。今、また今年の分が
すくすく成長中♪ 子猫のしっぽくらいのがワチャワチャし始めたとこ。

ゼラニウムも何年も前に、生花市場の苗ポット@100円を二個購入。
別々の鉢に植え育ててたのが、いつしか赤いのだけになり、それがどんどん
増えて太くて大きな枝になったので、樽型の大きな鉢に移して育てて・・・
気づいたら消えたはずのピンクが勝手に混ざって育ち、今では深紅の中で
いいアクセントになって仲良く成長中♪

そして『幸福の木』こと『ドラセナ・マッサンゲアナ』は、なんともう
20年以上のお付き合い! よく癒やされに行ってたガーデニングショップで
一番安い小さいのを一鉢購入。けど当時暮らした場所が、子供の頃の
喘息が再発するくらいに空気の良くない環境で、日当たりもイマイチだったのか
室内で一度カビだらけになりほぼ腐らせてしまって・・・

それなのに捨てなかった。何故なのか分からないけど、終の棲家に移り住む時も
枯れた茎がわずかに残った鉢を迷わず新居に持ってきた。
その後はずっと枯れた茎が一本あるだけみたいな状態だったと思う。
だからバルコニーに置いていた。それがかえって荒療治になったのだろうか。
引っ越して一年もしないうちに見事二代目として復活! しかも、
何年か目には『見たこともない花』を咲かせて、私達夫婦を驚かせた。
まさか花が咲くとは思ってもなかったから、その不思議な花と何とも例え
ようのない香り・・・忘れられない。

この植物は竹の一種で、花が咲くのは『十数年に一度の奇跡』らしい。
それを知って、これまで何度も枯れて「今度こそダメだ」と諦めかけたけど、
何故か捨てきれず、大事に愛情を注いで良かったー!と思ったものだ。
三代目がメインの茎となり、だいぶ時が流れたが・・・
次はいつ花が見られるのだろう? その日を待ちわびる日々。

あ。ちなみに、何度も枯れて全然活きが良くなかった頃の私達夫婦は、
人生でかなりの『どん底』を味わってた時期と重なる。また、花が咲いた頃は
穏やかに過ごせてた時期と重なる。だから、『幸福の木』と呼ばれ『縁起がいい』
と言われるのも、あながち嘘ではないだろう。そう思えば尚更、この子の世話に
身が入る。もし枯らしてしまったら・・・と考えると怖くて(苦笑)。

で。
今日の作業は、先ずは『幸福の木』を入れてたビニールハウスを撤去して、
枯れた部分を剪定すること。私は“散髪“と呼んでるが、今日はこの冬を越えて
初めての散髪だったから、かなり切りごたえがあった。
枯れた皮の下に既に新しい竹の緑が見えるのだけど、枯れた皮を剥く作業が
これまたタノシミで。青臭い若い竹の香りが、たまらない。若い茎が見えた瞬間、
赤ん坊が生まれたくらいの(産んだことはないが)喜びがこみ上げる。

植物を育てるのは常に“自己流“だから、我が家の花たちが一番良い方法で
育ってるとは言えない。実はどれも屋内や日陰の方が育てる環境に相応しい
みたいで、冬も暖かくした方がいいらしい。
なのに私は全部屋外で育ており、一日中日も当たってる。真冬に備え
『幸福の木』はハウスに入れるけど、それ以外は野放しも野放し。ほとんど
放任状態だ。
時々水やりや肥料をあげたり、間引きや雑草取りはするけど、あとは見てるだけ。
それでもこんなに元気いっぱいなので、本当に今の温暖で長閑な空気のいい
環境が彼等には快適なのだろう。

何となくだが、植物を育てるには「この花はこうしなきゃいけない」という
ルールに縛られすぎず、自分も植物も心地いいと感じられるように気長に
付き合うのが大事な気がする。
動物や人間と同じで、“ピリピリ、イライラ“は伝染する。
私が変な人なのかもしれないけど、水やりや散髪の時、穏やかに話しかけて
葉を触ると、ちゃんと“応えてくれる“ように感じる。
あと、たまに遊びに来る雀や野鳥、蝶やてんとう虫、土の中の糸蚯蚓なんかも
“刺激”になって良いのかも??

★  ★  ★  ★  ★
​今日のひとこと。
「スティホームでヒゲダン急増中か。あ、ダンナも連休中ヒゲダンだったわ。」

​​





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最終更新日  2020.05.07 23:11:13
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Re:打てば響く。(05/07)  
もぐらくん さん
偶然ですが、今読んでいる、中野信子著「運を良くする」の中で、決して途中で諦めない無いことがとても大切だと書いてあります。

降りてしまえば、そこで終ってしまい、復活のチャンスは無い、と。

運は科学であるというところに惹かれて読み始めたのですが、もぐらの考えと、共通の認識が各所にあって面白いです。

怪我の方は是非とも、ご遠慮いただきたいと思います。
でも、運が良かった?!

女性が小指を落としてもなぁ・・・(笑)
お大事に。
(^o^)// (2020.05.07 20:43:30)

Re[1]: もぐらくんさんへ☽★☾  
びー。  さん
>決して途中で諦めない無いことがとても大切
降りてしまえば、そこで終ってしまい、復活のチャンスは無い

物言わぬ植物には、まさにそのことを教えられることが多いです。だから今、我が家にある植物はどんなに弱っても諦めずに世話したいと思っています。何度も枯れて見えなくなっても、また季節が変われば花咲かせてくれる・・・こんな嬉しいことはありません。
実は以前育てたマリーゴールドの種も沢山残してて。気が向いたら蒔こうと思っているんです。種って何年経っても、運が良ければ育ちます。粗品のイタリアンパセリも何年か後に蒔いたら、まだ僅かに残ってて今年も生えています。

>お大事に。

ありがとうございます(^^ゞ なかなか血が止まらず焦りましたが、今は傷口も治りかけています。そそっかしいので、前にも似たような失敗をして・・・
料理中の考え事は危険ですね(^^;) (2020.05.07 23:28:36)

Re[2]: もぐらくんさんへ☽★☾(05/07)  
もぐらくん さん
びー。さんへ

傷口が治りかけていて、何より (^o^)// (2020.05.08 09:17:33)

Re[3]: もぐらくんさんへ☀  
びー。  さん
ご心配頂き、恐縮です。ありがとうございます<(_ _)> (2020.05.08 10:15:56)

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