「あの人、どうしてあんなに元気なんだろう」。近所で話題の壮年部員は102歳。秘訣を伺うと「毎日、人に会うこと」と教えてくれた。
道端で、公園で、スーパーで。出会った人と気さくに話すと、実年齢との差に驚かれることがちょっとうれしい、と笑顔皺が。
先日、名古屋市内で行われた聖教文化講演会。日本認知症学会の認定専門医・指導医である脳神経外科医の奥村歩氏は「“リアルの質感”が大切」と語った。ITが発達した現代では、家から出なくても、大半のことはパソコンやスマートフォンで済んでしまう。しかし、それでは刺激が「視覚」に偏る。そんな生活を続ければ“脳がなまってしまう”と。
脳を健やかに保つには、「五感」をバランスよく刺激すること。例えば、読書で本を持ち、紙に触れる。メモを手書きで取る。でこぼこ道を歩く。森林で草や木の香りを楽しむ。この“実感”が脳の老化を防ぎ、認知症になりにくくするという。とりわけ、外に出て積極的に人に会うことを氏は推奨する。
友のもとへ歩いていく。顔を見ておしゃべりをする。幸福を祈りつつ手紙を書く――人と関わる学会活動もまた、脳を若々しく保つ行動にほかならない。出会いの春。身も心も生き生きと前進したい。
~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】
★十六団子( 日本) 田の神が山から戻ってくるとされる日で、東北地方の各地で団子を16個供えて神を迎える行事が行われる。10月16日にも、神が山へ帰る日として同じように団子を供える。
★国立公園指定記念日( 日本) 1934年3月16日に内務省が、瀬戸内海・雲仙(現在の雲仙天草)・霧島(現在の霧島屋久)の3か所を国立公園に指定し、日本初の国立公園が誕生したことに由来。
★財務の日( 日本) 「ざ(3)い(1)む(6)」の語呂合せ。
▲三浦按針(ウィリアム・アダムス)、日本に漂着、徳川家康と会見(1600)
▲隅田川で帝国大学(現在の東大)運動会の第1回春期競漕会、初のボートレース(1887)
▲日本初の国立公園、瀬戸内海、雲仙、霧島が誕生(1934)
▲ドイツがベルサイユ条約を破棄し再軍備(1935)
▲日劇ミュージックホール開設(1952)
▲アメリカの人工衛星ジェミニ8号が初の宇宙ドッキングに成功(1966)
▲南ベトナムで米軍によるソンミ虐殺事件(1968)
▲つくば科学万博開幕(1985)