東京・調布駅前の商店街に「妖怪」がいる。一反木綿、ねこ娘、目玉おやじを頭に乗せた鬼太郎……ご存じ、「ゲゲゲの鬼太郎」の像である。作者の故・水木しげるさんは調布市民だった。
自宅の仕事部屋には、ドイツの文豪ゲーテの格言を紙に書いて張っていたという。太平洋戦争勃発後、水木青年が“人生とは何か”と悩み、答えを求めた相手がゲーテだった。兵隊に召集され、『ゲーテとの対話』の文庫本を雑囊に忍ばせて戦地に赴いたとの逸話も(『ゲゲゲのゲーテ』双葉新書)。
池田先生も終戦後、10代でゲーテの著作と出合った。20代には、戸田先生のもとで文豪の作品を学びに学ぶ。以来、折に触れ、ゲーテを通して友に励ましを送ってきた。調布の青年たちに親しみを込めて「君シラー/我はゲーテと/創価かな」と詠んだこともある。
ゲーテは文豪シラーをはじめ、英国の歴史家カーライルやロシアの詩人プーシキン等とも、積極的に交友を結んだ。「何事かをなしとげようと思ったら、他人の協力と刺戟が必要だ」(山下肇訳)と考えたからだ。
思えば「ゲゲゲの鬼太郎」も、個性豊かな仲間と協力して悪い妖怪と戦い、平和な世界を築こうとする物語。立正安国を目指す創価の運動もまた、友情と団結の力で進んでいく。

~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】
★海外移住の日( 日本) 国際協力事業団が1966年に制定。1908年のこの日、本格的な海外移住の第一陣781人を乗せた笠戸丸が、ブラジルのサントス港に到着したことを記念。
★考古学出発の日( 日本) 1877年のこの日、大森貝塚を発見・発掘したアメリカの動物学者エドワード・S・モースが来日したことを記念。6月20日、モースが汽車で横浜から新橋へ向かう途中、大森駅を過ぎてすぐの崖に貝殻が堆積しているのを発見し、まもなく発掘調査が行われた。これが日本初の科学的な発掘調査で、日本の考古学の出発点となった。
★おにぎりの日( 日本) 石川県鹿西町(現:中能登町)の竪穴式住居跡の遺跡から、日本最古のおにぎりの化石が発見されたことで、鹿西町が「おにぎりの里」としての町興しのために制定した。鹿西のろく(6)と、毎月18日の「米食の日」から6月18日が選ばれた。
★頭髪の日(毎月)
▲ジャンヌ・ダルク、パテーの戦いに勝利(1429)
▲ワーテルローの戦い(1815)
▲日本からの移住者781人がブラジルのサントス港に到着。本格的な海外移住がスタート(1908)
▲沖縄戦でひめゆり部隊自決(1945)
▲極東国際軍事裁判の米側主席検事、天皇を戦争犯罪人とせずと言明(1946)
▲豊田商事会長・永野一男刺殺(1985)