「まるで人間がモグラになったようだ」。初めて乗った人は、こんな感想をもらしたという。90年前の1927年(昭和2年)12月、浅草・上野間で開通した「地下鉄」である。
当初、地下に鉄道を敷設できると考える人は少なかった。実現に貢献した“地下鉄の父”早川徳次も、「ほら吹き」「山師(詐欺師)」などと、世間から悪口を浴びた。
しかし、彼は信念を曲げなかった。「ほら吹きだと罵られた福沢諭吉先生は、ご自分からホラをフクザワ、ウソをユウキチ、と言って笑って弁明しておられた。だが、後には社会から時代の先覚者として、尊敬を得たではないか」(中村建治『地下鉄誕生』交通新聞社)。
創価学会はかつて“貧乏人と病人の集まり”などと嘲笑される時代があった。だが、草創の同志は「それがどうした!」と笑い飛ばし、「そういう人を本当に救える宗教が、他にありますか」と切り返して、仏法を語り抜いた。
インドを独立に導いたガンジーは、偉大な運動は、無関心・嘲笑・非難・抑圧、そして尊敬という五つの段階を経ると言った。世界広布を開いた学会の歩みも、この慧眼の通りである。広布の苦労や悩みも「未来までの・ものがたり」(御書1086ページ)と確信して“栄光の年”へ進みたい。


~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】