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2017.12.04
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是非「昔の日本人は普通に着物を着ていたのだから現代でも着られる」と言っている人に
読んでみてもらいたい本だなと感じる。

恥ずかしながらイザベラバードを知ったのは、ご存じブラタモリで見てからなのですが、
それでハニーが買ってきてくれたのを横からかっさらって読破。ごめん、ハニー。

写真で見たバードさんは、タフで、シニカルさを備えた良い年のオバサンでしたが、
漫画のバードさんはうら若い…つっても20代後半?位の美しい女性になってますね。
でも前人未到の奥地を探検したいという野心はよく描けているんじゃないかなーと。
原作を読んでみなければなー。

しかしこの漫画は、イザベラバードさんがどのように日本を旅したのか、ということに

通して、当時の日本の風俗を垣間見る漫画になってます。イザベラバードさんの驚きは
現代日本人の驚きなんです。これは時代劇や時代小説では想像できない世界。漫画
ならではと思います。

私は中学生から時代小説を読んでいまして、読んでいない人から見ればその当時の
ことを想像しやすいかと思ってました。実際たぶん読んでいない人よりも想像の
範疇であることは多いのだろうとは思いますが、それでもびっくり当時の日本。野蛮で
野卑で醜い。多少グロテスクよりに書かれているかなとは思いますが、今までに見た
どの媒体よりリアルだとも思います。

私の時代小説の入口は山手樹一郎という明治生まれの作家で、バードさんの漫画見て
今から思えば、意外に当時の日本の風俗の描写が多かったし、リアルだった。外出から
戻れば足をすすぐとか、帯代裸(返還でねー)、尻まで刺青とか、到底着物ダーが

何を言っているんだと本気で思ってました。まぁ生まれが北海道なのも影響している
んでしょうが…。その辺で授乳ってのもまぁ自分が小さい頃はまだ風習が残ってましたが、
今となっては信じられない光景ですしね。レビューで書かれている人も見ましたが、
時代劇や時代小説で見るあの時代って、都市部のしかもたぶん金持ちのほんの一部の
光景でしかないんですよね。


切り取ろうとする、現実を事実に近く客観的に分析できない…現実と向き合えない人間の
弱さが悪い方に出ている感じなんですが、そんな中、この作品は意欲的に当時の日本を
切り取ろうと奮戦しているように見えますよ。野蛮で野卑で醜く、美しい。意欲的だと
思います。まー外人さんの目を通してでないとそれができないのか、つー気持ちもありますが、
そういうもんですよね、人間て。他人のことはわかっても自分のことを冷静に分析する
のは難しいもんですよね。。。


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赤坂離宮の一般公開の模様をテレビで見ていましたが、当時の日本は一生懸命欧米に
日本の凄いところを見せようと一生懸命だったんだなーとしみじみした。皮を一枚
めくれば前人未到の未開地で、裸みたいな人々がうろちょろと…。猿見るような目で
見られて、外国で勉強して猿真似みたいな建物を一生懸命建てた。でもまたそれが
軽蔑の目で見られる対象になっちゃうという…。。。なんつーかね、こう…富国強兵や
戦争に突き進んでいく日本人のメンタルが垣間見えて悲しくなるというか…私も
十分感情的ですね。





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最終更新日  2017.12.04 09:16:23
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