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中正司さんは、嘔吐などの症状が出る持病を抱える長男(11)と健康に問題がある母親(75)の3人暮らし。出向中の昨年7月、同事務所の閉鎖が決まり、関東地方への転勤か希望退職かを選ぶよう繰り返し迫られた。転勤には応じられないとし、府内での勤務を希望したが、会社からは今年3月、関東への転勤を命じられた。その後、赴任しなかったため業務命令違反として懲戒解雇された。
NECは当時、経営合理化のため従業員3000人を削減する計画を進めていたといい、提訴後に大阪市内で記者会見した中正司さんは「リストラの目標達成のため実質的に退職に追い込むための転勤命令だ。家庭の事情に十分配慮してもらえず人権侵害だ」と話した。NECは「本人の意向や家族の事情を確認し、最大限の配慮を行った」とのコメントを出した。(産経新聞 2019.7.1)
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