木村 真章(きむら・まさあき)のゴチャまぜ「コラム日記」

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2007.03.13
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今日は、ビデオ録画していた昨日放送の毎日放送『VOICE』というニュース番組を見た。
「憤懣本舗(フンマンホンポ)」というコーナーで、某大手自費出版社に自費出版を持ちかけられて騙されたという内容だ。
「自費出版」は、書き手自らが全額負担して本を作ることを言う。
東京都に「自費出版図書館」があることを今回初めて知った。
自費出版が今はブームらしい。
最近は、「あなたの作品を書店に並べる」という広告が多いらしい。
被害に遭ったという方は、アルバイトをしながらイラストレーターを目指している徳島県の30歳の男性だ。
某出版社が主催するコンテストがあって、大賞を取れば作品を本にして出版できるというものに応募したとのこと。
それでこの方は大賞を逃したが、担当者から「大賞ではなかったが、作品が素晴らしいから出版したい」という連絡があったそう。

出版社とは制作費135万円を支払って500部出版の契約を結んだそうです。
出版社は、全国800以上の“協力書店”のどこにでも本を置くことが出来ると説明したそうだ。
しかし本が置かれたのは、注文があった地元徳島県の3書店のみ。
さらに出版社は、協力書店の名前を開示しようとしない。
協力書店の実体があるのかすら疑わしい。
書店に並んでいない本は、倉庫に保管していると出版社側が言うが、「実物を見せろ!」と言っても応じない。
倉庫の場所をつきとめて現地に行くと、倉庫担当者は「本はここにある」とは言うものの、実物を見せろと言っても「部外者は立ち入りできない」とか「現品は今のところは見せられない」と言う。
「なんで著者が部外者になるんや(怒)!」「現品があるのなら堂々と見せろ(怒)!」と僕は思った。
僕は、インターネット・オークションの※“次点詐欺”のようだと思えた。
家族から借金をしてまで135万円を支払った著者は、気の毒という他はない。
著者に必要な情報を開示しようとしない、やましさばかり見える自費出版社だ!

それはともかく、今回の大手自費出版社のやっていることは、作品を世に出したいという作り手の思いを裏切る行為だ。
500部刷るだけで135万円をかけるということは、著者がお金儲けを目的にしているのではなく、とにかく自分の作品を世に出して見てもらいたいという気持ちの表れだろう。
今回の被害者は、絵の業界に入れるチャンスだと思って頑張って自費出版したのに、作品が刷られているのかすら分からないなんてあまりにもおかしい!
某出版社には詐欺の疑いもあるのではないか。
少なくとも契約違反ではないのか。

こんな悪質なことをしていたとは、本当にガッカリした。
僕も番組を見ていてものすごく怒りが込み上げてきた。
こういう自費出版トラブルが最近増えているらしい。
純粋な夢を喰い物にする出版社は絶対に許せない!!

※次点詐欺・・・・インターネット・オークションで競り合った末、落札できなかった参加者を次点繰り上げだとして、直接取引を持ちかけて代金をだまし取る詐欺行為のこと





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最終更新日  2007.03.14 22:08:46
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