♪Tokyo Sky Walker♪

2007年11月21日
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カテゴリ: 小説
あたし、馬鹿だったのかな。
まぁ、自負してるけどさ。
異世界とんで驚かないし、つかまっても冷静だし。
何が起こっても何にも驚かない。

でも、結局、反動はくるわけだよね。
現実的なこと、これからどうすればいいのか。

そして、元の世界に戻れるか、ってこと。

あぁ、どうしたらいいのってかんじ。

「なんでだろうなぁ…」


ほんと、あたし、馬鹿だな。
船酔いなんてしたことないからいいんだけど、むしろ、船酔いしたほうがまだ、気がまぎれたかもしれない。
ほかのこと考えずにすんだかもしれない。

部屋の中で一人大きくまた、ため息をついた。
どうしようもない、友達だった人たちはこの世界にはいない。
みんな、いない。

今は、乱世の時代。
未来の豊かな世界なんかじゃぁない。
無い物は無い。
ソレが当たり前の時代。

ベツニ、携帯があって欲しいとか思うわけじゃなくて、パソコンあってほしいとかでもなくて。


「イミフ、だな、これ」

また、ため息。
どうすんのさ、おれ
どうしたらいいんだろ、おれ
どこに行くんだろ、元親さん。


「元親さん、どこに行くって言ってたっけ…」

あぁ、ついていけばきっと足手まといかな。
あ、ついてきた時点で考えとけばよかった。


カチャ


あ、廊下からもう寒いや・・・。
まぁ、そんなに気にするほどでもないっか。

ギシギシ
ガタタガタタ
ユゥラユゥラ

多少ながら揺れる船と、船の木材同士がきしむ音。
あとは、自分の息の声。
夜も更けてるし、ほかの部屋からはいびきとかぐらいしか聞こえてこない。

そういえば、何日くらい船旅してるのかな。
3日?
結構日が経ったとは思うけど。

キィ

甲板への扉を開けた。
細い月の放つ光が、あたしを迎えてくれた。
なんてか細い光なんだろう。
なんて、悲しい光なんだろう。

短い雲が時々月を隠してはまた現れる。
揺れる船の上で、あたしはそんな月を扉を開けたままただ、立ち尽くし、見ていた。

「っ・・・ふ・・・………」

何がスイッチだったのかわからない、溜まってた何かがあふれ出たかのように涙が一気に出た。
なんだろ、これ。
何で泣くの? あたし。
なんで?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで・・・・・・・・っ!

「なんでっ!!!」

最後はもう、口にまで出していた。
本当、あたし、狂ってしまったかもしれないってくらい頭の中に「なんで」が作られていた。

「なんでぇ・・・? 何で泣いてるの・・・? 怖いわけでもないのに・・・。」

どうして?
なぜ?

意味がわからずに涙が止まらなくて、どうしようもなくて、。

「最悪だ。」

わけがわからない。
なに、してるんだろ、あたし。

グシ

一気に涙をふき取る。
だめだ、それでも涙が出る。

「何で泣くのよ、あたし」

やってられない。


あたしは、ただ、座り込むことしか、出来なかった。


「なぁに、やってんだ?」

ユラ、とあたしの上に影がかかった。
上、だ。
どうも、元親さんが居たらしい。

「なん・・・でもないです。」
「ないてんのに、か?」
「・・・・」
分かっているならほっておいてほしかった。
無様に泣く姿を観覧してればよかったものを。

ドスッ

「おぃ。」

その声は、目の前だった。
飛び降りた音だろう。
彼の声が、うっとうしいほどに近かった。
こんな顔、見せられない、そう思ってさらにうつむいた。

「いつもの生意気な口は何処行ったんだかなぁ?」

痛いトコ、突いてくるな、とか思った。
見透かされてるみたいで、怖かった。
別な意味で涙が出そうだった。

「…。おい、雪」

何も、言葉が返せない。
何を言っても、無駄かもしれない。
文句が出ない。
自業自得だから。

「人の顔を見ろ!!!」

グッ

「っっっ・・・・!!」

腕、引っ張られた。痛い。
もう、思考もまわらない。
どう、しよう、。
月の逆光で、元親さんが、怖かった。
こわか、った。

「やだぁぁぁぁっ!!!!」

だれかと、その瞬間がかぶった。
なんだ、いまのっ、なに、いまの。

な、

ガッ

にっ・・・・


「雪っっ?!」


え、
あたし、


おち、て、る・・・?

とおくな、る


ドボゴボボボボボボボ


海は冷たくて、あたしの全感覚を一瞬で奪ってしまった。

雲がまた、月にかかる。
今度はとても暗い。


嵐が、


やって、くる。



ゴボボ


つづく



あとがき

シリアスなというより、マイナス思考な主人公な話
ついでに急展開で。
このまま簡単にあわせてたまるかって考えに走りました。
むしろ、朝見なので、なんかむかついて海に落としました。
嵐来ます。
後々また面倒な事に・・・

次回をお楽しみに☆





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最終更新日  2007年11月21日 22時40分55秒
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