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2009年02月03日
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カテゴリ: 映画
一瞬、一瞬を、大切に生きていますか ――?
全ての出会いを、胸に刻んでいますか ――?



この映画の公式HPを見ると、こう書いてありました。


あるところに、盲目の時計職人がいました。
彼はやがて結婚し、一人息子が産まれました。
しかし、その息子は戦争に出掛け、それっきり帰らぬ人となりました。
息子の死後、彼は仕事に打ち込み、駅に掲げる立派な時計を作り上げたのです。
時計のお披露目には、大統領もやってきました。
そして、いよいよ時計の除幕式となり、披露された時計は、なんと針が逆に戻るものでした。
もし戦争へ旅立つ息子を引き止める事が出来たら、時間さえ戻れば戦争で死んでいった若者達の命を救う事が出来るかもしれないのに…。
その時計職人はその後、1人姿を消したのです。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生(原題:THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON)』はこのような話が冒頭にあり、本編が始まるのです。


【あらすじ】
80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。
時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが……。(シネマトゥデイ)


imgCACIKZ17.jpg


●監督は、あのデビッド・フィンチャー!!

『セブン』『ゾディアック』といった、独特の世界観を持った作品で、
世の中に衝撃を与えたデビッド・フィンチャーが監督です。
あの、『セブン』のラストの衝撃は、未だに私は忘れられません。




主人公のベンジャミン・バトンを演じているのは、
フィンチャー作品3度目となる、ブラッド・ピット!!

80歳の老人の体を持って産まれた主人公のベンジャミンが、
歳を重ねるにつれ、若返っていく様子をブラッド・ピットが見事に
演じ分けています。
それとは、対照的に相手役のデイジーを演じるケイト・ブランシェットは、
20代前半から徐々に年老いていくのですが、
その二人の年齢の逆転していく様子は
見ていてとても何とも言えない、苦しい気持ちになってしまいました。

そして、物語のラスト近くになっての展開は
本当に胸が締め付けられるような想いで苦しかったです。


顔の変化はそういう風に加工えきても、歩いたり立ったり、
話をしたりという動き一つ一つは、演技者の表現力ですよね。
動きの鈍い老人の様子から、若々しい若者の動きに変わっていく様子
をブラッド・ピットは見事に演じていました。

imgCA29Q3TH.jpg


●生きるということの意義


前向きに生きていきます。
それが出来たのは、捨てられた彼を神様からの授かりものとして
大切に育ててくれた、母親のクイニィーがいてくれたからこそ。
そして、彼の育った環境も、年老いた人間が余生を過ごすケアハウス。
明日をもしれない命を目の前にしているからこそ
生きることの大切さを、ベンジャミンは感じていたのかもしれません。


最近の映画にしては、かなり長い作品(157分)ですが、
色々なエピソードが散りばめられていて
中身もかなり濃いので、さほど長いとは感じませんでした。
このお話は、年老いたある女性が娘に自分の日記を読ませることで
進んでいきます。
この年老いた女性が、一体誰なのかは、きっと映画を見ながら
みなさんは気付くことでしょう。
そして、なぜこういう作りになっているのかも、納得出来るんじゃないかな。

人の人生は、決して逆戻りすることが出来ない道。
前を向いて進むしかないのです。
だからこそ、今を、この瞬間を、この瞬間に時間を共有している人を
大切にしなければならないと、感じさせてくれる映画でした。





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最終更新日  2009年02月06日 00時18分34秒


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