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2012年04月11日
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カテゴリ: 映画
本年度のアカデミー賞・助演女優賞を受賞したのは

アメリカの人種差別を扱ったこの作品、機会があれば是非観て欲しい1本だと思います。

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【あらすじ】
アメリカ・ミシシッピ州。1960年代当時、白人家庭でメイドとして働く黒人女性は“ヘルプ”と呼ばれていた。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)はメイドの置かれた立場に疑問を抱き、彼女たちにインタビューをすることに。仕事を失うことを恐れて、皆が口をつぐむ中、一人の女性の勇気が社会を揺るがすことになる。(シネマトゥデイ)

私がアメリカの人種差別の話で思い出すのは「アンクルトムの小屋」。
黒人女性をメイドとして雇い入れる白人家庭。
自分の子供をメイドに預けて、自らはカードゲームやお茶会に明け暮れる女性達。

母親の愛情に飢えた子供へ、無償の愛を注いで面倒を見るメイドの姿。

本当に、心が打たれます。

生活のために、雇い主の不条理とも言える要求にじっと耐えるメイド達。
虐げられても、不条理な要求であっても、我慢して我慢して我慢し続けるのですが、
ある日、白人と同じトイレを使わせないという法律を作ろうと考えるヒリーに反発したメイドのミニーは、
勝手にトイレを使ったという理由で解雇されるという事件が起こります。

今の時代の我々から見ると、本当に信じられない滑稽なお話ですが
上流階級の女性達は、その不条理さに全く気づかないどころが
それが正論であることを決して信じて疑わないんです。

女性は男性と結婚して家庭に入るのが
一番の幸せと信じて疑わない女性達との対局にいる主人公で作家志望のスキーター。
彼女は、黒人のメイドにも公平な目で意見を求めることのできる分別ある女性です。


黒人の声を聞き、世の中に訴えようと奔走します。

スキーターの思いとは裏腹に、
話すことによって、自分たちの仕事を無くすことを恐れて口を閉ざすメイド達。
そんな頑なな状況を打破したのが、エイビリーンなんです。


メイド達の心の動き、スキーターの視点とヒリー達への逆襲。

真実を伝えようとするスキーターの姿に応え、
また、メイド仲間の窃盗事件に端を発してスキーターに徐々に心を開いていく過程。
心の葛藤の様子と共に、メイド達とスキーターの心が繋がる様子が細やかに描かれていて
ストーリーのなかに引き込まれていくような感じで見ていました。

メイド達の話が本になり、
それが大きな社会の動きに繋がってくシーンは、とても心地よかったです。
しかし、一番最後にエイビリーンに待っていたある出来事は、
この時代の抱えていた大きな闇の部分に他ならないと思うのです。

この映画の原作は1960年代、人種差別が横行していたアメリカの田舎町に変化をもたらした実在の女性たちについて記したベストセラー小説とのこと。
こういうお話が実際にあり、そして、ラストが単純なハッピーエンドではないというところに
我々はしっかりと目を向けなければいけないのかもしれません。









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最終更新日  2012年04月12日 01時41分51秒


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