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連絡をしてきました。「元気か?・・・久しぶりだな」と僕が切り出したのだが、電話の向こうでは無言が続く・・。「どうした?」少し間をおいて「おれ最近眠れなくて・・・。」「不眠症?」「寝たいんだけどね」「うん。」「いや、眼を閉じると部屋の天井が見えて、天井が水面のように揺らぐんだ・・・。」「それで、その水がゆっくり俺に迫ってくるんだ、」彼の台詞はとてもおびえたような、消え去りたいような そんな負の気持ちが詰まっているのが感じられる・・。僕は最近まで病院で缶詰にあったときがあり、傷みを取り除くために医者が処方して就寝前に静注してくれていた。鎮痛薬が強い薬だったようで、あれはトリップしていたのかなと思うが、天井が回るような感覚や羊水の中にいるような静寂の感覚を味わった事があるので、薬の副作用ではないのか?と聞くと「そうかもね、おれ先月から診療内科にかかってる。」どうやら処方された薬がかなり多量に服用していると話してくれた。そういえば先月くらい前に彼は仕事で大失敗をして、会社をクビになってしまっていた。「あの頃からだったんだな・・・。」「眼閉じるたびに水が襲って、俺の体を溶かしてくるんだ・・・。」「金、あるのか?」「あるが、底ついてきた。でも 仕事も出来ない。時々気絶するように寝るから・・・。」僕には理解が出来なかったが、相当苦しいのだろう・・。言葉をかけようとしたが言葉が思いつかなかった。「お前がクチ聞いてくれた仕事だったのに悪かったな・・それだけ言いたかった。そろそろ病院の時間だから切るよ。」とだけ告げて彼は電話を切った・・・。それのためだけにわざわざ電話してくれたのか?それともあいつは僕に助けを求めてたのだろうか?電話をかけなおすが、彼に繋がらなかった。前は明るくて元気なやつだったが、仕事での失敗がこんなに人を変えてしまうのか?その仕事の失敗、彼が先輩の失敗をかぶる羽目になってからだ。先輩に裏切られあんな状態になってしまった。やつが弱いと言ってしまえばそれまでだが、そんな会社に案内した自分にも責任がある。仲間を助けたい、そんな気持ちはあるのだが、そんな事がつづいたので、最近は自分が折れてきてしまった気がする・・・。
2009年08月25日
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時間の隙間が無かった・・。仕事柄遠方への数日間ごとの旅。しかもネットワークとは皆無な状況だけど音楽とスコッチだけは無くてはならないので忘れずに。スタンドアローンなのもいいなと思いつつ久々帰宅そんな時ちょうど更新できていなかったのを友人に指摘され・・。ただ、家で虫の様にこもりたくもなかったので、近くの喫茶店でボーっと外の人の流れを眺めていた・・・。コーヒーがなくなったのでポケットに忍ばせたミニボトルから少しアルコールを入れて夜のネオンの光や周りの煙に虚ろいながら、いささか歪んだ店のBGMが耳に残る。グラスから目を上げて外を見ていたらふと猫が道を通り過ぎた。黒い毛としなやかに歩くその姿がやけに印象的だった。僕が見ていたのを気づいたのか?立ち止まり猫がこっちを見た・・・。何もかも見透かす様な鋭い眼と僕の目が合う。ただ見つめられただけだったが、非常に深い眼差しだった。猫はよくあの世とこの世を行き来するなどと言う話があるが、もしかしたらそうかもね・・・。まるですべてを知リ尽くした賢者のような眼だった・・・。自分の未熟なところ、学ばなければならないところ、たった一瞬の時間だったのに、何時間も見つめられた気分だった・・・。理解しないといけないな、今日のサインを見過ごさないように・・。
2009年08月05日
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