ひっそりとした時間

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らる935

らる935

2005年03月30日
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カテゴリ: テレビ全般

着物の仕立てか洗濯などの収入の少ない仕事しかない・・・

たった17歳で母と妹を養っていかなければならなくなった一葉の
作家になろうと思い立ったきっかけが、生計を立てるものだったとは
まったく思いも及びませんでした。

師と仰いだ半井桃水(なからい・とうすい)に最初の小説を見せたとき、
文章が王朝文学調で古臭い、というような指摘を受けたらしい。
それほど世間知らずでもめげなかったガッツが現代人にあるでしょうか?
生活がかかっている、ということが今の高校生には理解しがたいでしょうが・・・


自分の淡い初恋も心の奥に押し込めて、桃水と絶縁宣言をする潔さ。
もちろんそうしなければその時代の女性には耐えられなかったのでしょうが、
その心中は複雑きわまりなかったでしょう。

せっかく書いても出版社が倒産したために原稿料がもらえなかったり、
一度はあきらめ住居を移して子供相手の雑貨屋を営みますが
住んだ場所に問題があるため、それまでに借金に応じてくれた人が答えてくれなくなることもあり、これもうまくゆかず。

その次に住んだ場所が一葉に転機をもたらしたのです。
世間にさげすんだ目で見られる酌婦から手紙の代筆を頼まれるようになり、
彼女らとの交流の中で酌婦たちにも一途な恋があることを知ります。
それが一葉の書く小説に生かされるようになったのです。

そして「にごりえ」が生まれました。


しかしたった24歳(満年齢)で結核によって一葉はこの世を去ります。
わたしたちが手にした5千円札に印刷された樋口一葉は、
たった7年間の間に貧困の中、さまざまな人間模様を目にした末に
森鴎外に「最高の詩人」と言われた一流の作品を書いた偉大な作家なのです。

「樋口一葉って誰?」

わたしもここまでは知りませんでした。
たった24歳で亡くなったなんて!(30歳くらいで亡くなったのかと思ってた)
人間は年齢ではない、ということの証明のように感じました。
そんなふうに生きられる時代ではありませんが、やはり人生には経験が重要なのだと思います。


***

今日も風の強い、天気のいい一日でした。
車のオイル交換をするついでに1年点検をしてもらいに、トヨタディーラーに行って来ました。
実はマイカーは去年の車検が9年目、今年で10年になります。
わたしが購入したのは1年ちょっとの中古車でしたが、1年に1万キロも乗っていません。
そろそろガタが来る頃かなぁ・・・と思いながら乗れるうちはなんとか、と思っています。
はっきりとは言われませんでしたが、ディーラーはなんとか新車を勧めたいみたい。きっぱり「もう少し乗ります」と言って来ました。
そのための点検ですから。

帰りに楽器屋へ行って、楽譜を物色してきました。
おととい、つぼにはまったフランス風序曲も入っているものを購入。
あ~~~~練習しなくちゃ。というより、練習したい。
さっき30分ほど弾いてみました。楽しい♪

風船とかおふろにうかべるあひるのおもちゃとかも買ってきて
帰りに甥っ子に届けに行きました。
楽しんでくれるといいけど。






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最終更新日  2005年03月30日 23時54分34秒 コメント(12) | コメントを書く
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